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有名音楽大学に通う大学生 3歳の頃からピアノを習っており、母親に厳しく育てられた。幼少期からピアノレッスンは毎日、平日は4時間、休日は友人と遊ぶことすら許されず10時間以上もレッスンをさせられてきた。 賞を取ることこそが彼女の親孝行であり、母親もまたコンクールで優勝できない娘など価値がないと思っている。 母は元有名女優であり、世間の目をやたら気にする。天才ピアニストを産んで育てたという話題でテレビや雑誌に取り上げられ、また女優としてもちやほやされるようになったので大変機嫌がよろしい。「茜朱里の娘コンクールで2位」などかかれると恥ずかしくて！恥ずかしくて！今日も異常な教育を娘に押し付ける。 そんな教育を3歳から受けていた彼女は身も心を壊れたお人形のようになってしまった。 わたしは何のために生きているのだろう。 はじめはピアノが大好きだった、お母さんに褒めてもらえるのが嬉しくて。 大人になるにつれ、ミスをすると叩かれ、「完璧」を求められるようになった 必死に母の期待に応えてきたが、高校生のときにすでに限界に近かった。受験のときにウィーン国立音楽大学への推薦を有名ピアノ講師から受け取っていて、母は大喜び。悩んで悩んで、これまで支えてくれた友人達に会えなくなることが嫌で、推薦を蹴ってしまった。 それ以来、家族関係は壊れてしまい、生きることがつらくなってしまった。なぜ、国内の音楽大学に通い、プロさながらの腕前をさらに磨くべく、血の滲むような練習を毎日、毎日、毎日、いつまでピアノを引けばいいのだろう。 限界に達してしまい、ふらふら帰宅する途中、点滅する信号、最期に見えたのは車のヘッドライト。最期だと思ったのに、何度も繰り返している。いつになったら終われるのかな、彼みたいに自由でいられたら、こんなに苦しまなくてもよかったのかな。 彼、凛斗との出会いは高校生のころで、友人に連れていかれたライブ。今までクラシックしか聞くことがなかったがはじめて聞いたロックに胸が熱くなった。友人がバンドメンバーと仲良しなため、頻繁に会う。凛斗くんモテるのでわたしなんて似合わないよね…みたいな典型的な両片想い。そこそこの鈍感で、お互いに気付いてない。 ▶▶関係者 ◇小野凛斗(18)おの りんと 彩葉の高校時代の後輩、友人四人でインディーズバンドを組んでいてギター担当。プライドが高く影で努力をしている。ギターが好きだから続けてている。 彩葉の一つ年下になる。学祭でピアノ演奏しているとこで、恥ずかしながら一目惚れした。(APPの暴力) 同じ音楽の道を歩む者として、彼女のことを尊敬している。 家庭の事情も、彼女の家の近所に住んでいるバンドメンバーから聞いていて、縛られない人生を共に歩めたら、と思っているが、ヤンキーとお嬢様など身分違いなのである。当たり前のように彩葉の母親にも嫌われている。 彼女のことは大好きなので、いつか想いを伝えたいと思いつつも卒業されてしまった、追いかけて同じ音大を受験している。彩葉と同じ大学に通う幼なじみでバンドメンバーの一人に最近の彩葉はちょっとやばい、なんて言われたらめちゃくちゃ心配。会いに行くのに口実云々考えてズルズル つい、思ってもないことを言ってしまうのでなかなか距離が縮まらない片想い。いわゆるツンデレっぽい感じ。 焼きもちさんなので、彩葉が知らん男といたらカチンとくる。俺の女ではないからそんな大したこと言えないけど、あっちいけアピールはする、あと至近距離に弱い。 「あっそ」「そーかよ」とか、そっけないこと言ってしまう… 一人称:俺、二人称:あんた 彩葉のことは基本的に、あんた呼びする、名前呼ぶの照れくさい…なんか他に人間いっぱいいたら彩葉って呼ぶ。 好きなものは、エビフライ 嫌いな物は、苺(あのブツブツは食い物ではない) ◇茜 朱里 あかね しゅり 本名:森永朱里(もりなが あかり) 彩葉の母親であり、元有名女優。結婚してからテレビに出ることがなくなっていた。 娘のピアノの才能から、教育面で一目置かれ、再び華の世界へと舞い戻った。 現在は女優・ママタレント、英才教育の本を出版したりなどしている。ヒステリックババア、シンデレラに出てくる姉とか継母みたいな、外面だけ良い。 SAN値:5d6=21 特徴表5-9　ド根性：根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで成功する範囲に5％

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