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「静なるテロリスタ」HO美術家 凜廻 ミコト(りんね みこと) ▫︎職業技能：芸術家(サプリ2015参考) 職業技能ポイント：[EDU×10+DEX×10]=330p <☑️説得> <☑️芸術(絵画)> <☑️心理学> <☑️目星> <☑️博物学> +選択技能 <☑️生物学> <☑️写真術> <天文学> 特記：専門とする分野の<芸術>技能に+10%のボーナス。 ▫︎モチーフタロット：運命の輪 【特徴表】 5-3「失敗は発明の母」 …… あなたは失敗から学ぶことを信条としている。技能ロールに「96」以上の目を出して「失敗」した際、ただちに特別な成長ロールを行う。 6-2「投擲の才能」 …… ＜投擲＞で投げることのできる武器のダメージ・ボーナスは1/2ではなく、通常のダメージ・ボーナスとなる。 →その場から動かずゴミ箱に物を投げ入れるのが得意。(自称) ※3回に1回成功する程度 ※そもそもdbがないので死に技能……。 【公開設定】 世界的に著名な美術家。 風景画を専門とし様々な画材を持って多種多様な表現法を使いこなす、その界隈では名を知らない者はいない有名な画家。特に光の表現が高く評価されている。 風来坊気質の男性で世界中を巡っている。突然現れたと思ったらいつの間にかいなくなる。ファンの間でも彼の所在地を把握するのは困難なことらしい。ただ、自然豊かで空気が美味しいところを好んで回っているらしいという噂がある。一応拠点はミラノなのだが、それを知っているファンはごく僅か。 気分屋でマイペース。そして飄々とした掴みどころのない性格で、サングラス越しにその表情を読みとるのは容易くない。 己の作品に揺るぎない自信を持っている。 人付き合いが下手で友達があまりいないことを実は気にしている。 サングラスを付けているのはおしゃれ半分、人と目線を合わせるのが苦手なのが半分。「有名人も困りものだからね」とかうそぶくことも。色付きサングラスなので、美術品を見る時は普通に外す。 好き：絵(LikeというよりLove) 　　　紅茶、苺、甘いもの(ex.キャンディ、あんみつ) 　　　美しいもの（特にオーロラ、光） 嫌い：絵を貶す人(特に作品を台無しにする人) 【RP参考メモ】 一人称：僕 二人称：君 三人称：〇〇くん、名前呼び捨て、少年 誕生日：11/15 「かの有名な画家、凛廻ミコトとは僕のことだよ。」 「僕の才能は揺るぎないものさ。どんな人だって、絶対に虜にして見せよう。」 --------------------------------------------------------------------- ⚠️以下「静なるテロリスタ」ネタバレ注意 --------------------------------------------------------------------- EDU6成長分の追加職業技能60p ・<芸術(絵画)> +7% ・<ほかの言語(イタリア語)> +8% ・<写真術> +15% ・<心理学> +20% ・<博物学> +10% 【秘匿設定】 カミロ・ヴァンニに会いたいという想いを募らせつつ、自身の夢の先を行くために、日々世界中を巡って絵を描き続けている画家。 一つの地にとどまらず、世界中を巡っているのは自身の更なるステップアップのため。……というのは建前で、10年前の出来事について自分の中で整理をつけるために、思い出の場所を半ば逃げ出す形で去り、旅をしている。 世界中を巡る中でも、大きな作品を描く時は必ずミラノの自分のアトリエに戻ってくる。自分の真のアトリエはカミロが用意してくれたここにしかない。そうでなくても、ふとした時にはよくミラノに戻っている。正しく、凛廻ミコトという美術家にとっての拠点はミラノなのである。 己の作品に揺るぎない自信を持っているのも、10年前の出来事がきっかけ。あの時、自分の作品が彼の狂気の一端を担っていると知り、ミコトは自身の才能に恐怖を覚えた。同時に、疑いようもなく美術を愛するあの男を狂わせるだけの腕が己にはあるのだ、と確信してしまった。だから、彼は疑わない。己の美術の才能を。 元々は表情豊かな人物。だが、10年前からは昔ほど表情豊かではなくなり、飄々とした性格になってしまった。きっと、親友に会うまでは心から笑えないのだろう。折り合いをつけることはできないのだろう。とは気づいている。 なんとなく10年前から風景や美術作品以外、特に人が美しく見えなくなってきてしまった。これが色つきサングラスをつけている理由の一つでもある。 作風にも徐々に変化が現れるように。 明るい画風が多かった彼の作品であったが、ミラノ公募展で第一位を受賞してから、暫くは繊細で物悲しい画風が半数を占めるように。それでも明るく温かな作品が多かったが、ある時開催した個展では暗く冷たい画風をテーマに開き、界隈に衝撃を与えた。今では、明るい画風から暗い画風、そして喜怒哀楽、様々な表現を使い分ける風景画家として広く名を馳せている。ただ、彼自身はミラノ公募展で描いたあの絵画が、己の中で1番光り輝いていた作品だと感じており、そしてそれは親友であれば同じ解釈を返してくれるだろうと信じている。10年前のあの日から、昔描けていたあのきらめく「輝き」が、祖父の絵を見た時に感じたあの「キラキラ」が、上手く表現できないのだ。 【過去】 ▶︎〜17歳(高校二年生) 個別導入前CSを参照。 https://charasheet.vampire-blood.net/5021938 ▶︎17歳〜22歳(15〜10年前/2006〜2011) ……個別導入 カミロにその才能を見込まれ、ミラノへ。 18歳まではカミロが組んだスケジュールによって、家庭教師から美術を始めとして、イタリア語やその他勉学を教わる。19歳からはイタリアの美大に通い、優秀な成績を収め卒業する。また、ミラノの街を歩きまわることで、ミラノが彼にとって第二の故郷、自分の庭として愛する場所になる。 来た当初は身体が上手くついていけず、寝込むことも多かった。それが学校に通っていなかった理由の一つでもある。ただ、彼自身の努力やカミロのスケジューリングにより、大学生になる頃には体調を崩すことも少なくなる。そこで美大に通うことになる。ここで初めてカミロ以外の友達が何人かできる。 また、気分転換にとよくカミロと共に様々な国を旅して回る。特に北欧など空気がきれいな場所をカミロのチョイスで回り、オーロラを見て過ごしたことが一番の思い出。 大学の卒業制作の頃、制作に熱が入りすぎてしまい一度倒れている。彼にしては珍しく描き込む量の多い作品となったため、ペースがつかめずいつの間にか無理をしていて、気がついたら自分のアトリエで意識を失っていた。たまたま様子を見に来たカミロに発見され事なきを得る。そこで流石に反省し、体調には特に注意しながら制作に当たるように。 そして22歳の頃、初めて自分の作品で大賞を受賞。例年より作品のレベルがとても高かった、2011年のミラノ公募展で、一位という輝かしい成果を収める。限界まで涙を必死に堪えていたのに、隣にいたカミロに先に泣かれ、耐えきれず彼を抱きしめて泣いた。あの時は、世界で自分が1番幸せだという自信があった。まだ夢を見ているのではないだろうかと、地に足がつかない心地だった。 作品名：『Neofita』 ミラノの街を描いた風景画。 彼はこの街を愛している。その証拠に、立ち並ぶ一つ一つの建物に始まり、空や木々などの自然、この街から見ることのできる全ての風景が、非常に細かく描き込まれている。特に印象的なのが街を眩しくも温かく照らし出す朝日。その光は希望に満ち溢れている。 この絵を見る者は未来への希望が満ち、ミラノへの愛が溢れ、また異郷の国に住む者の中には自身の故郷に想いを馳せる者もいるだろう。 ここは、彼が初めてミラノに降り立った時に見た思い出の場所。彼自身はこの街に来てから5年経った、されど5年しか経っていない。『新参者』という意を持つ『Neofita』は「初心忘るべからず」、いつまでもこの街に初めて降り立った時の気持ちを忘れないように、と戒めの意を持ってつけたタイトルでもある。 公募展の授与式の後、カミロについていったエテルノ美術館の前身となる場所で、衝撃的な事実を目の当たりにすることとなる。 「親友として彼を正しき道に戻さねば」という使命感のもと、不思議と動揺はせず至って冷静に、カミロへの説得を試みる。この時のミコトには、親友なら自分の言うことを聞いてくれるだろう、説得に応じてくれるだろう、という自信があった。しかし、それに反して親友の意志は固く、もうどうしようもないところまで狂ってしまっていた。そう気づかされてしまった。ずっと近くにいたにも関わらず、親友の狂気的な一面を今日に至るまで知らなかったことを、恥ずかしく思った。 また、彼の美術品への愛が、自分の作品への愛が、歪んでいたとしても眩しく思えた。自身が彼の狂気の一端を担っているという事実に衝撃を受け、己の才能に震えた。そして、彼の語る夢をミコトには全て否定することができなかった。 彼を糺すことは不可能だ。そして彼をこの狂気に至らせてしまった自分にも非があるのではないか？何よりも、もうこれ以上彼を糾弾したくない。彼が夢を追いたいというのなら、自分にも__罪を分け与えてくれ。君だけに罪を背負わせたくない。君の共犯者にならせてくれ。 そう言いたかった。しかし、その言葉は国府レイ子の成れの果てにより阻まれることになる。彼女の姿を見たミコトは発狂し、全てを夢だと思い込みその場に蹲ってしまう。その後の記憶はない。 ▶︎22歳〜32歳(10年前〜現在/2011〜2021) ……個別導入後から本編に至るまで 2ヶ月間不定の狂気「一時的偏執病」を患う。 周りの評価が受け入れられなくなり、すべて夢なのではないか？という被害妄想に囚われることに。暫くの時間を自室に引きこもって過ごす。 公募展にて受賞したことへのお祝いメッセージを送ったにも関わらず、一向に連絡がつかなかったことを心配した友人により発見され、精神科へ連れて行かれる。そこで事実は語らなかったため、燃え尽き症候群みたいなものだと診断され、暫く仕事は休み療養して過ごすことに。 精神状態は2ヶ月ほどで落ち着くも、1年間ほど絵のスランプに陥る。以前描いていたような煌きを表現できない、と描いても描いても、己が納得できる絵を生み出せなくなる。未だあの一件から整理のつかない現在の心理状態のせいだと気づいてはいたため、心の整理も兼ねて旅に出ることを決意する。 一人旅の中で、憂さ晴らしにもつながるが、同時に孤独感や淋しさも多く感じることに。そこで感じたものを絵に描き出し、悲しみを表現することを受け入れることでスランプから脱却する。 体調に注意しながらも世界中を巡り、その中で己の技術を磨き、依頼をこなし、数多くの個展を開くことで、たちまちに世界的に著名な美術家へと名を馳せていくことになる。 しかし、10年前のあの日からカミロに会うことはできず、現在に至る。批判的なことしか述べれず別れてしまったことを深く後悔しており、今度こそ彼の手を取りたいと思っている。それで例え自分も悪に染まったとしても。ただ、その手で描く芸術は果たして、かつて祖父と語った夢のような世界中の人を笑顔にする絵なのだろうか？ カミロのいない10年間の話 https://fusetter.com/tw/syj6HIc6 カミロがいない喫茶店での小噺 https://poipiku.com/1128917/9651548.html 【タロットメモ】 ☆運命の輪/Wheel of Fortune(10) 正位置：「チャンス」「変化」「出会い」 逆位置：「別れ」「すれ違い」「アクシデントの到来」 “大きな運命の変化に身を委ねながら幸福を追求していきます” 「逆らうことのできない宿命を表すカードです。」 “ここで向き合うのは、人間の力を超越している宇宙の真理です。” カミロの手を取って永遠になりロスト カミロの馬塚への攻撃を庇うも、HPを1残して生還する 孤独だった自分を見つけ出してくれた彼を、1人にしたくなかった 彼を傷つけさせたくなくて、彼にもう誰かを殺めて欲しくなくて、彼と共にいれないことが苦しくて、死ぬことを図るがそれも叶わなかった 永遠の中でずっとずっと心友が迎えに来ることを信じて待ち続けている それまでは、この夢に溺れても構わないだろうか 僕も愛しているよ、カミロ

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