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人間失覚殺人癖 HO3《道化の華》 「ねえ、ぼくもうやだあ」 「足疲れちゃったよ、誰かおぶって？」 ぼく/きみ/呼び捨て 【公開情報】 君の力は、索敵や諜報に向いている。時には戦闘の役にも立つ。例えば、仕事をする現場での冷静な分析を行ったり、と。君の異能は相手に幻惑を見せることが出来る。そして真骨頂たる能力は、その効果だ。発揮するのは人に限らず、物や異形にも作用する。その力を上手く活用して情報収集をする、主な仕事はそれに近いだろう。 君は【探索系技能として〈異能:道化の華〉】 を取得することが出来る。初期値は 50。 また、加えて君は諜報を行うこともある。それらの経験として〈変装〉〈隠れるまたは忍び歩き〉 〈コンピューター〉に+40 すること。 〈異能:道化の華〉について 成功すれば、如何なるものにも自分が望む幻惑を見せることが出来る。物によっては自身に負荷がかかってしまうが。パソコンや書籍のような情報の宝庫に、この異能を使うことで君は他 の人間が気づけないような物に気づくことが出来るかもしれない。 【職業ベース】 ホス卜、 ホステス　（2015） 職業技能：回避、聞き耳、心理学、目星、説得 吉原に産まれ、吉原で育ち、吉原を恨んだ。 母はいない。産み落とすと共にどこかへいってしまったから。 父は知らない。川で浮かぶあの人は、母とは違う女の手を握っていたから。 時代錯誤な吉原の街。男を惑わし女を閉じ込めるそこでは、昔ながらの忌まわしい慣習が強く根付いていた。 同じ店にいる姐たちに育てられ、当たり前に女を売り、女を武器にし。 義務教育など、受けられるはずもなく。客や、教養のある姐たちに教えてもらうことが全てだった。多少偏っていたとしても、それが彼女にとっては「当たり前」だった。 人が死に、消えるその世界は性と死といつだって隣り合わせだった。むしろ死んでこの閉じられた世界から解放された女達の方が、いっそ自由で美しく見えた。 木に紐で吊るされて死んだ姐達の姿は、まるで何かの芸術品のような美しさを醸し出していた。 何者でもなくただ男に足を開き、いつか母や姐たちのように人生を終わらせるのは真っ平御免で。それなら、どうせなら広い世界で自由に生きて自由に死にたいと願った彼女は飛び出した。名も捨て、何もかもを捨て。 それでもやはり、生きていくために身体を売り。どんな仕事でもこなして。 そうして女は何でも屋となった。 「たけくらべ」樋口一葉 https://picrew.me/ja/image_maker/1171011 以下秘匿情報注意 ↓↓↓↓↓↓↓↓ 【秘匿HO】 HO3 道化の華 貴方は堕落している、だから何も知らない 「ああ、もう僕を信ずるな。僕の言うことをひとことも信ずるな」 「不用意にもらす言葉こそ、ほんとうらしいものをふくんでいるのだ」 ・不治の病について 手足の先から感覚がなくなっていく。動かせはするため生活に支障はないが、例えば冷たさが例えば痛みが。そういったものを感じられなくなる。 全身の感覚が無くなった時、それは生きていると言えるのだろうか？ 「…………うざ、近寄らないでくれる」 「誰もわたしの事知らないくせに。知った気にならないで」 君は、不治の病を患っている。この病については、君が自由に創造していいものとする。 例については下記に記しておく。しかし、その病は一体いつから患っていたものだっただろう か。君はその病と併発して記憶障害も患っている。君はとても病弱という訳では無いのに、何でも屋として活動する以前の記憶が薄らいでいる。ただ、君にはひとつ覚えていることがある。 君は、誰かと心中をして、そして君だけが助かったのだ。その誰かは覚えていない。けれど君は 共に心中したその人物に酷く罪悪感を抱いていた。それだけが鮮明に頭に残っている。 君は、自殺をしながらも気がつけば死を恐れていた。生に執着するのではなく、ただ、死を恐れている。だというのに自殺愛好であるからなのか、きっぱり辞めることはないだろう。 時折、君の身を案じて声をかけてくれる仲間がいる。 それが HO4 と、坂口江奈子である。HO4 は荒事担当であり、君と共に仕事に出ることが多く、次に共になる回数が多いのは坂口である。坂口のことは君にとって妹のような存在で、君もとても大切にしていることだろう。彼女は、何故か放っておけないのだ。 そして君は近頃奇妙な夢を見る。その夢の内容が近頃巷を騒がせている「桜桃事件」と関連し ているような気がしてならないのだ。君の「無い記憶」の手がかりにもなるかもしれない。 君の目的は「記憶を取り戻すこと」である。 〈坂口 江奈子〉 異能【夜長姫】 《巨大な木彫りの悍ましい怪物を召喚させて操る。この化け物に飲み込まれた身体は跡形もな く消えてしまう》 小柄で、恐らく組織の中の最年少であろう少女だが、並々ならぬ事情で組織に居るらしい。君 からすれば妹のような存在だろう。君にとても懐いている。君もまた同様に彼女の面倒を見て大切にしているだろう。 〈不治の病について〉 こちらは創作の病を作ることを勧める。近いものを挙げるのであれば、花吐き病や鉱石病といったものである。これは、見た目に反映してしまっても構わない。かつ、仲間にも事前に伝えることは止めることはしない。しかし、記憶障害について伝えることは禁止する。 〈夢について〉 君は時折夢を見る。 自身は只管に堕落をしていて、そして誰かの叱咤の声の中で、君は泣きながら「ごめんなさい」 と言い続けているのだ。君の手には潰れてしまったさくらんぼが握られているのだ。 君を叱咤するのは、一体誰なのだろうか。 〈桜桃事件について〉 「桜桃事件」 君たちが住む町で頻発している不可解な異能者の連続自殺事件である。大抵が恋愛沙汰が原因であることが多く、桜桃事件の由来は遺体の近くにさくらんぼがあることから、とされてい る。さくらんぼは二つに分かれているのにも関わらず、果実部分は片割れしか存在していない 奇妙な状態らしい 【HO3 HO4 の共同事前情報】 君たちは、組織の中でも特に「戦闘向き」な人物であり所謂荒事のようなものは君たちが担当する。君たちの他にもう一人、仕事に時折着いてくるメンバーがいる。名前は坂口江奈子。最 年少で小柄な少女でありながら、強力な異能を使う。彼女は君たちに特になつき、甘えることが多い。 また、君たちは所謂「相棒」たる二人であるが出会いはこの組織である。君たちは、それ以前に出会ったことは無い。関係性は自由にしていい。また、HO3 と HO4 に限っては事前に秘匿を 開示することが可能な場合がある。全て公開できる訳では無いが。 加えて、PL 間で勝手に行うのは禁止する。必ず KP を介して、許可を得て伝えること。また、そのように秘匿のやり取りをしているということを口外したり公の場で話すことも禁止する。 これは君たちが相棒が故に与えられる特権なのだ。 【通過シナリオ】 「人間失覚殺人癖」 SAN65→54→74 医学+2 MA+5 〈HO3 HO4 の継続について〉 秘密警察である両名は刑事シナリオに表立っていくことはできない。 名前を変えたり、変装をして継続に行くのは許可できる。

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