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・推奨技能：目星、聞き耳、図書館、高POW ＊＊＊ ●ミュージシャン シンガーソングライター 職業技能：説得、聞き耳、芸術（歌唱、何かの楽器演奏）、製作（作詞、作曲）、心理学、ほかの言語（英語） ⇒目星、回避に変更 ＊＊＊ かいいぬのことを「ご主人様♡」と呼んで飼っている女装メイド。 逆では？？と思うと思う。私もそう思う。なんでこうなったんだろうね。 しかも体格がよく大柄だから似合わないしなんならめっちゃ不器用なのでドジっ子メイド属性である。 誰得なのか。 実際はこの場所に来るまで、メイドとか一切かかわりなかったししたこともない。 ただのそこら辺の顔のいい、ちょっとだけ売れてきたシンガーソングライターである。 通り名は「JUN」 ほんとに一般人である。 ただあの日、殺されると怯えて、せめてもと見た殺人鬼の顔。 「————すっげ～好み………♡」 知ってしまったのだ。 殺人鬼に殺されて、そして恋に落ちて。 世界が変わってしまった。誰にも渡したくないと思ってしまった。自分だけを見てほしいと思ってしまった。 それだけ。 良心とかじゃない。ただ、このさきHO2が誰か殺すなら自分だけがいい。HO2のすべては自分がいい。 それで自分を殺したことはチャラにしてあげよう。 だって自分はHO2が大好きなんだから。 自分はもともと普通に異性愛者で女の子が好きで。 でも、そのもともといた世界をひっくり返した犯人はHO2なのだ。 HO2が悪いのだ。 だから、責任、とってよね。 「世界が変わってメイド？なんで？」何でだろうね……… でも、お世話したいと、思うままにしたいと思ってしまった、なのでやっぱりメイドである。なぜ？？？ この部屋についてはよくわからないが、自分も閉じ込められていることはわかる。 それでもHO2の調教が完了するまで、ここから出る気はない。 目的のために状況を利用することなど、わけないのである。したたかメイド。 根底に憎しみはあるものの、どっちかというと愛＞＞＞＞憎って感じのやつです。 ノーマルだったのにあまりに好み過ぎたよ……HO2……って感じ。 ＊＊＊ HO1　かいぬし あなたは「かいいぬ」を飼っている。あなた自身は一般人だがだれにも渡したくない。 ──そう、普通の一般人だ。一度死んだこと以外は。 あなたはHO2に殺された。普通に過ごしていたある日、人気の無い道で襲われそのまま死に至った。死の瞬間すら覚えている。 その瞬間、自分は死ぬのだろうかとあなたは犯人を憎んだ。憎んで、憎んで、憎みすぎて、せめて一目顔だけでも見てやろうと首を上げた。 そしてあなたは見たのだ。殺人鬼の顔を。そのとき、自分を殺すHO2の顔が表現しきれぬほど愛おしいものに感じ、一目惚れしてしまった。 憎しみが行き過ぎて、それはあなたにとって恋となった。強烈な恋をしたせいか、自分が襲われた時の殺され方や他の事はよく思い出せない。 けれど死んだと思ったあなたは、何故か目覚めると部屋にいた。部屋にはHO2が倒れており、脳内に声が聞こえた。 「彼/彼女はあなたのものだ。ここで好きに飼えば良い。その憎しみを晴らすと良い」 憎しみといえば憎しみだが、これは"愛憎"だ。どう憎もうか、どう愛そうか。 ひとまずあなたは試しにHO2を飼うことにした。殺人鬼であるHO2が、これ以上自分以外のだれも殺さないように。 それは良心があるからかもしれない。ないとしても、あなたはHO2を飼うだろう。 あの殺すときの最愛の顔、あれを他の誰にも見せたくない、だれにもHO2を渡したくないから。 HO2を飼い犬のようにかわいがろう。幸いHO2も慣れてきたのか、この監禁を喜んでくれているようだ。 また、HO2は自分を殺したことを覚えていないようだ。いつ明かそうか、あなたはとてもわくわくしている。 それにしても、この部屋は"何の部屋"だろう？ HO2を監禁するのに夢中になって数日、まったく部屋の中も外も見ていなかったあなたは、ようやく今日になって気づいた。 あなたが今過ごしている部屋は、まったく見覚えのない、アパートのような部屋。 "あなたがまったく知らない場所"だ。そしてあなたもここから出られないことがわかる。 あなたはHO2を監禁し────監禁主であるあなた自身も見知らぬ存在に監禁されていた。 あなたはあなたの意思で、故意にここに来たわけではなさそうだ。 これは「恋」で、「故意」じゃない。

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