タグ： ＳＧＰ

甘いもの、特にパンケーキが大好物な探偵。 糖分ばかりを取っているため実際の頭の中身はかなりスイーツかも。 探偵らしい観察眼と無駄な法律の知識でフォローする。 本来は検察を目指していたが進学に失敗し、平平凡凡な大学を出て探偵事務所に就職した。 アニメや漫画のような事件を解決する機会はなく、本人も知らずに非日常的な出来事を求めている。 ＝毒入りスープの夢＝ あるとき彼にあらゆる常識を凌駕するこの世の邪悪の一端に触れる機械がやってきた。 冷たいコンクリートに囲まれた部屋、中央には裸電球に照らされた机の上のスープとメモ。 そしてメモには【一時間以内に毒入りスープを飲め、さもなければここから出ることはできない】と。 鍋の中の調理された人の頭部、銀髪の少女、首のない死体、死への恐怖。 非日常を望んだはずの彼の心は、彼自身が思うよりも脆かった。 混乱による自滅的願望と彼の推理が混ざり合ったような赤黒いスープを口にした理亜は苦しみもだえ意識を失う。 次に感じたのは微睡から目覚めたという感覚。彼は生きていた。机の上の乾燥した食べかけのパンケーキと冷めたコーヒーが彼を現実に戻ったのだと確信させた。 夢だったが、確かにあの異形の邪神は・・・。震える手で理亜は冷めたカップの中身を飲み干した。 その時ふと、あのどろりとして血なまぐさい感触がのどを通ったように感じた。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ