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海神 鈴彦　（わだつみ　すずひこ） ・犯罪者ベース 　<職業技能>：いいくるめ、鍵開け、拳銃、忍び歩き、値切り、変装、目星、1つの自由な技能（聞き耳） -----------------性格---------------------------- ・関西弁 -----------------↓↓↓ネタバレ↓↓↓---------------------------- -----------------通過シナリオ----------------------------- ・カノヨ街　HO「壱番地の標本」　生還 -----------------カノヨ街用↓↓↓---------- 子供の頃から空想の世界にいるのが好きだった。 5歳で両親が亡くなって孤児院に引き取られた後も、ずっと空想ばかりしていた。 空想の中では両親に逢えたし、有り得ない未来を描くことが出来た。 反対に現実世界は面白くなくてつまらなくて、何処か感情が希薄な子だった。 きっと他の子供達からはさぞ面白みのない奴だと思われたことだろう。 少し大きくなってゲームを与えられ、やがて没頭する様になる。 特にモノづくりや、自分の世界を構築していくゲームが好きだった。 高校を卒業して組織の人間に引き取られた後も、ずっと空想を実現させる様なことを楽しんでやっていた。 それが他国に輸出される武器だろうが、ただのＶＲゲームだろうが何だろうが、如何でも良かった。 カノヨ街を作ることになり、開発メンバーに選ばれた時は初めて感情らしい感情が湧いた。 美しい街を作りたかった。 人間と奇妙な住人とが共生する、みやびやかな世界。 そこでは何一つ恐れることはない、皆幸せになれる。 実際、自分が街に入れられた時も幸せだった。 現実世界に未練はあったけれど、彼等といる日々はとても楽しくて、あの街のように鮮やかで。 現実には家族も友人もいない自分に、家族のような、友人のような存在が出来た。 誰も何も、失うことはない。 両親だって失うことはない。 失ったのなら、作り直せる。 私の街。 私の世界。 私のさいわい。 ---------------------------------------------- ・響（ゆら）（名前と容姿はカノヨ街の姿） カノヨ街では雑貨屋を営んでいる。 商品は鳥かご、本、標本、鯨の骨、ガラクタ等、色々置いているけれど、売ってない。 此処に来た時は、記憶が無いこともハメられたことにも苛立ちがあったが、今は落ち着いている。 此処から出なければ、という気持ちもあるけれど、此処の住人達と仲良くなっていって悩んでもいる。 彼等を此処から解放したいけれど、彼等にとってそれは幸せなのだろうか。 自分は記憶を思い出したいけれど、彼等は思い出してしまったら地獄の様に思うのだろうか。 今日も今日とて悩みながら、笑顔を貼り付けて生きている。 ちなみにお店に何匹かのすねこすり（猫の妖怪）がいる。 お客さんが来る度お客さんのすねにすり寄るので、お客さんはなかなか店に入れない。 剥製も虫も嫌い。 でもどうせバーチャルだから、と標本は特に気にせず見れる。 標本を何の気なしに見れることが、自分にとってここが現実ではない証。 -----------------実際の姿----------------------------- 外見はカノヨ街とそんなに変わらない。 他の人と違って、この街がバーチャル空間だと分かっているからか、人間離れした姿にはなれなかった。 溶け込んで、馴染んでしまうと、どっちが現実世界か分からなくなりそうだから。 ---------------------------------------------- モチーフ『煙々羅』『鈴彦姫』

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