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特徴:信頼のおける人、夜に弱い 職業特記事項:信用に+10%のボーナス。学校の関係者に対しては信用に+20%のボーナス。 旧姓は澤村(さわむら)。二万円満慈の母で、職業は小学校の教員。 息子とは対照的に非常に小柄。美人で愛らしい顔立ちをしており、実年齢よりもかなり若く見える。生徒に交ざると一瞬誰が先生なのかわからなくなる。 可憐な容姿とは裏腹に、性格はかなりしっかりしており、バリバリの熱血教師である。とにかく何事にも全力で、運動会や文化祭、卒業式などの学校行事では毎回感極まって号泣している。また正義感も強く、いじめや非行は決して見逃さない。俗に言う「クソガキ」には本当に容赦がなく、あの小さな体から発せられる「廊下を！！！！走るなぁぁぁ！！！！」のクソデカボイスを恐れる生徒も多い。 しかし、生徒たちへの愛情は誰よりも深く、また、一人一人の生徒をよく見ている。気の弱い生徒にはテンションを合わせて接し、「クソガキ」相手でさえも真摯に向き合って心のこもった指導をする。普段の迫力で誤解されがちだが、本当はとても親身な優しい先生なのである。 毎日熱心に仕事をしていたくるみであったが、ある日突然倒れてしまう。生徒たちには内緒にしていたが、彼女は生まれつき身体が弱く、特に呼吸・循環器系に持病を抱えていたこともあり、疲れやすい体質であった。にもかかわらず、彼女は頑張りすぎた。ついに身体が限界を迎えてしまい、ドクターストップをかけられてしまった彼女は止むを得ず休職。現在は入院生活を送っている。 実の息子である満慈のことは生徒以上に大切に思っており、入院で二万円家を離れるまでずっと傍で成長を見守り続けた。満慈はすくすくと育っていき、気付いたときには上から見下ろされる(時々見失われる)のがデフォルトになっていたが、「あんたもちょっと前までは私に抱っこされてたくせに……大きくなっちゃって……」と何やら嬉しそうである。 ちなみに彼女の熱血っぷりはプライベートでも変わらず、怒るとめちゃくちゃ怖い。あのマイペースで図太い満慈ですら「げー……」と思うレベルである。いやそこはもっと震え上がったりしろよ。……しかし、基本的に他人に耳を貸さない彼でさえも、彼女には何だかんだで逆らえない様子である。 彼女の唯一の心残りは、教員時代、勤務を終えた帰宅後にいつもぐったりして寝てしまい、満慈にあまり構ってあげられなかったことである。思い切り相手をできたのは休日くらいで、彼のための時間を長く取れなかったことを本当に申し訳なく思っているようだ。 入院生活が始まってから6年が経つ。病人ではあるが、いつもの熱さや元気さは健在で、たまに見舞いにやってくる満慈から近況報告を聞くことを楽しみにしているらしい。まあ、彼からの報告は「あ……？おう……それなりに上手くやってるけど……」といったようなぼんやりしたものばかりだが…… ちなみに彼がまだ大学すら卒業していないのはバレバレ。もちろんぷんぷこである。25歳相手に…… 特殊なシステムの大学のため、学費面と留年回数に関する心配はないのだが、彼の場合はもはやそういう問題ではないだろう。 だが、彼女は信じている。満慈はやればできる子であると。最終的にはきちんと卒業して職に就いてくれることを願いつつ、彼が病院を訪れるたび、愛と情熱のこもったありがた〜いお話を聞かせている。25歳相手に…… 経歴 0歳 ・振斗区に生まれる。 18歳 ・第二高校卒業 ・短大教育学部入学 19歳 ・教育実習で振斗小学校に出向いていた頃、たまたま学校でボランティア事業を行なっていた詩聖(当時23歳)と知り合い、一目惚れ。そのまま恋に落ちる。 20歳 ・短大教育学部卒業 ・妊娠が発覚し、詩聖と結婚する。 21歳 ・第一子出産。慈愛に満ちた人になって欲しいという願いを込め、「満慈」と名付ける。 22歳(満慈1歳) ・振斗小学校の教員として採用される。愛水薬や愛恵枝の恩師になる。 40歳(満慈19歳) ・持病が悪化し、倒れる。入院生活が始まり、病が落ち着くまで休職。二万円家も離れることになる。

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