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編み込みカチューシャで後ろを下ろした髪型。服は制服(黒セーラー)か、辰澤の黒版に寒い時はダッフル。 欲しいと思った。なりたいと思った。どんな犠牲を払っても、どんな風になっても。 バスケの女神にだけ、愛されるのならそれでよかった。誰にも負けない、強烈なまでの才能に、強者に屈する事のない〝力〟が欲しかった。 結果として、競技として一般人に交じってバスケをする事は出来なくなった。 自分が望んだ結果だし、まぁ仕方ない。趣味としてとどめようとは思ってる。(納得できてるかは微妙) その代り、その分野(つまりエンサラ)で最強(最恐でも最凶でも可)になろうと日夜躍起になっている。 衝動としてそれが現れた時、〝強者と戦いたい〟という感情しか残っていない。 父親が裏社会と言ったらアレだけど、そっちに名が通る人物で、自分もそう言う系の(不良)とかとの関係のが多い。からガラが悪い奴に慣れてる。 物を適温にしたりするのが得意だから気に入った人には進んでやる。弱い人に興味はないよ! でも気に入るとくっ付くし、くっ付く時に冷やしたりして悪戯もしちゃう❤ 炎氷と光を龍のように操る戦闘手段や、普段の天真爛漫な感情豊かな様子とは正反対の仕事への異常な完遂能力を持つイリーガル。 そのスタイルを見たある人が、本人の名前を捩り〝氷の心(どんな相手だろうと動じない)を纏う龍～クリスタル・ゼロ(情など欠片もない)～〟と名付けた。 事実その通りであり、仕事の時のすべての想いはポーカーフェイスの裏に沈め、本人も表に出ている顔と同じ感情のつもり。 誰かが自分の目の前で傷つくのが嫌だ、自分が死ぬのは嫌だけど他の人が、気に入っている人が死んでしまうのはもっと嫌だ。 誰かが守らなければいけない、それが成し遂げなければならない仕事であるのなら、自分が。 どんな気持ちが心の中で渦巻いていようと、それは仮面の裏に隠し、そ知らぬ笑顔で(将又無表情で)彼女は仕事を遂行する。

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