タグ： にゃむ卓

とある大学の農学科に在籍している。とにかく顔がいい。顔だけで生きていけるとおもう。とにかく顔がいい。 ひとつ年上の兄がおり、とても賢く尊敬している。面倒見が良すぎるので、兄にお世話されるのがあたりまえになってしまったのか基本的にものぐさ。表情筋を動かすことすら下手くそである。兄が愛してくれるのがあたりまえすぎて、映画やドラマで兄弟で争うものを見るとあまりのショックにボロボロ涙が出てしまう。いつでも兄が一緒にいてくれたので、寂しいのは苦手。怖いのも兄が傍にいないと無理。 兄と同じ大学に入ったはいいが、神などは信じてなかったのでなんとなく野菜好きだし！と農学部へ進学。今まで世話をされる側だったので、お野菜たちの世話をするのがとにかく新鮮で楽しい。兄と同じ学年の先輩、猿渡(さわたり)と仲が良く、よくつるんでいる。顔面力を気にしないでくれる上、お野菜の苗をわけてくれるいい先輩。 よく名前を間違えられる。「リョウ」ではなくて「くじら」なのだが、間違えられると兄が飛んできて訂正をいれてくれるので、自ら訂正するのをやめた。リョウ、ともくじら、とも呼ばれる。 くじらだからめっちゃ泳げるんでしょ！という偏見を押し付けられがちだが、野菜と兄以外に興味がないので、水の中では基本的に浮いてるだけ…特にすごく泳げるわけではない。ひたすら浮いてる。 自分の部屋はあるけど、夜のトイレとか怖いので兄と一緒に寝たがる。ダメな日は兄が寝かしつけに絵本を読んでくれるしぬいぐるみ大根さんなどを与えてくれる。普段は兄はしっかり者なので何も手伝う事とかないのだが、たまに甘えて「りんごさん切って」とお願いしてくれることがあるのがとても嬉しい。張り切ってうさぎ型に切って、余った皮と芯ははちみつで煮込んでコンポート風にして食べる。 自分はふわふわの癖毛なので兄のさらさらの髪をなんとなく触るのが好き。兄の匂いもして安心する。兄こしょばいのかたまに変な顔になってる。 ひとりで寝るのは怖いのと、兄にプレゼントしたくて作ったぬいぐるみなどが部屋にたくさんある。大学では手芸サークルに入り、ちまちまと針を進めている。別に上手ではない。昔兄が作ってくれた少し歪なくじらさんのぬいぐるみと毎日一緒に寝てる。兄と寝る日もくじらさんはそばに居る。 農作業でおもにとうもろこしなどを伐採するときにチェーンソーを使うため覚えた。軽々扱えるが、使ってるところを見られると兄に叱られるかもしれないので必要時以外は農学部の納屋にしまわれている。 好きなものはバーニャカウダ。大皿2杯分くらい食べたい。鶏肉は美味しいけど、兄が夜鷹なので食べる時に悲しくなってうっかりホロホロ泣いてしまうことがある。人に世話をされること、お野菜全般。 嫌いなもの:兄に好意的じゃない人、暗いところや狭いところにひとりぼっちになること 通過シナリオ:愛しのエトランゼ シナリオ通過後、兄と相思相愛になり、兄の傀儡、兄にとっての理想の弟としての自分を捨て、自我に準じて生きていこうと決意する。揺るぎないひとりの男としての愛を兄に信じてもらうことが現在の目標。兄のことは｢夜鷹｣と呼び、一人称は｢僕｣である。たまに甘えるように｢にぃ｣と呼んでみることもある。そのときの一人称は｢くじ｣。兄に手を引いてもらうのは好きだが、これからは自分が自分の意思で兄の手を引いていきたい。

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