タグ： 藤双樹 幽波紋

【Dロイス：幽波紋】 このDロイスは、ロイス枠を消費せずに取得できる。 あなたは幽波紋エフェクト《近接パワー型》《遠隔操縦型》《自動操作型》のいずれかひとつを１レベルで取得する。これには経験点は必要ない。また、通常のルールに従ってこのエフェクトを成長させることもできる。ただし、経験点を消費して新たな幽波紋エフェクトを取得することはできない。 幽波紋エフェクトはBS暴走を受けているときに使用することはできない。 《近距離パワー型》 最大レベル：5レベル タイミング：マイナー 技能：－　難易度：自動成功 対象：自身　射程：至近 侵蝕率：3　制限：Dロイス 効果： そのシーンの間、【肉体】と【精神】の能力値を使用したあらゆる判定のダイスを+[Lv]個し、「射程：至近」のエフェクトを使用したメジャーアクションの攻撃力を+[Lv×2]する。ただしこのエフェクトが持続している間、自身のメインプロセス終了ごとに侵蝕率は+2上昇し、ダメージを受けた際そのダメージは+2ｄ点増加する。 ◆メルト 【破壊力 - A / スピード - C / 射程距離 - E / 持続力 - C / 精密動作性 - C / 成長性 - B】 　生物型（人間型）のスタンド。自我を持ち言葉を解する半自律タイプであるが、その射程距離の短さ（1ｍ）と、本体の意思に沿って動かすことができる性質から近距離パワー型に分類される。拳で触れたものを溶かす特殊能力を持つガチガチの戦闘系。 　自称、本体の双子の姉。その真偽はさておき、当人たちはその関係を前提とした立ち振る舞いをしている。本体が一卵性双生児であったこと、その片割れが流産してしまったことは記録の残る事実である。相手を溶かすその能力は、自身が溶けて流れてゆく恐怖の反映なのだろうか。 ◇経歴 「夜摩ちゃんはとてもおとなしい子です。なかなか周囲と打ち解けるのが難しいようですね」 　いつか、先生に言われたことがある。仕方がないことだ。だってみんなには、お姉ちゃんが見えないのだから。 　たいせつな家族を大切にしてくれない相手と、どうして仲良くしようと思うのだろう？ 　イマジナリーフレンド。小さな子供にはよくある『びょーき』。でも、高学年になっても、中学生になっても、それが原因でいじめの対象になっても、ぼくは治らなかった。 　いい加減にしろとお父さんに叱られた。でも仕方がないじゃないか。お姉ちゃんは、そこにいるんだもん。 　家族より世間体が大事なの？　政治家ってそんなに立派な職業なの？ 　喧嘩して、飛び出して、自分のどこにこんな勇気が埋もれていたのかと、自分で驚いた。お姉ちゃんと一緒に笑い合った。 　そしていま、ほらね？　お姉ちゃんが見える人たちがここにいる。 　ぼくは間違っていなかったでしょう？　よかった。

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