タグ： 時雨煮

感情豊かで、愛想と気前の良い男性。 どちらかと言えば陽キャ。 Webエンジニアとしてアプリ開発に携わっている。 比較的頭の良い有名大学を卒業していて、 中学から続けてきたダンスでは 全国で賞も取っている。 かなりの努力家・勤勉家で、 この秀才さは長年の努力の賜物である。 常に笑顔を振りまいているが 家族関係が複雑で良い思い出がないこともあり、 家族のことになると哀しそうな顔になる。 芸術やファッションにも興味があり、 そこそこはできるがあまり自信はない。 ガタイの良さとは裏腹に可愛いものや 甘いものがとにかく大好きで、 人懐っこい性格からかよく女子とつるんでいる。 (あくまで恋人未満) 幼い頃から人の目や感情を異様な程気にしていて、 初対面で無愛想な人には必ず距離を置き自衛する。 情に熱く涙脆い一面も多々。 滅多に怒らない。 〈追記〉 父、母、弟の4人家族。 父が生物研究者で、母が新興宗教の教祖。 父は常に誠実ではあったが、母には一途で、 母のこととなるとそれ以外は盲目になってしまう。 その為、子供達のことに関してはほぼノータッチ。 親と言うよりも、母の召使いのようになっていた。 母は容姿端麗で優しいが、かなりの変わり者。 そして、教祖の姿となると途端に冷たくなる。 子供達のことはどうでも良く、愛はない。 また、子供は運良く金になればいい等と思っている。 彼が6歳の時、父が研究の失敗により借金を抱えた。 母は専業主婦であった為、収入源は一切なく、 一家全員が不幸のどん底へと突き落とされた。 その際に、オカルト趣味の母が新興宗教を設立。 “神の血族である神子様が地に舞い降りた。 神子様は神を信じるものに福音を伝え、 後に起こる世界の終わりの際に 幸福の楽園へと導いてくださる。 信じる者は必ず、天の道へ行ける。” という、在り来りな内容ではあったものの、 洗脳と買収を繰り返し、信者を得ることができた。 借金に借金を重ねたものの、信者が続々と増え続け、 結果、プラスの結果となった。 讃えられて悦に入り、興に乗った母は、 規模をぐんぐん拡大した。 ある程度信者が増えると入信希望者がいなくなった。 その為、新しい売り文句が必要になった母は、 日々苛立ち、子供達に暴力を奮っていた。 ちょうどその時期に父の研究が進展し、 新たな高度生命体を呼び寄せることに成功した。 そして、その生命体を人間に移植することで、 神の存在に近づけるのではないかという 憶測が研究者達から挙げられた。 それを良い機会だと思った両親は、 子供達のどちらかを実験体とし、 本物の神の使いとして売ることにした。 ただ、2人も手元に置くのは邪魔だということで、 実験体として使わない無能な方を、 親戚へ預け渡すことにした。 彼は二つ下の弟、瑞冬を庇う為に、 努力して優秀に見せようとした。 その結果、彼が実験体として選ばれ、 弟は親戚に引き取られた。 実験内容は過酷で悲惨なものだった。 だが、それでも彼は必死に耐え抜いた。 そして生命体との融合実験が行われたが、 どうやら実験は失敗に終わったらしい。 …というのは研究者達の見解で、 実際は生命体とのドッキングに成功していた。 その生命体はいわば天使のような存在であった。 但し、肉体を乗っ取られている訳ではないので、 実際に技能値に関係するような力はない。 実験には失敗したものの問題はないとして、 計画通り、彼は神の使いとして売り出された。 しかし、その後半年も経たずして、 両親共に重い精神病を患い、寝たきりになったり、 何を話しているか分からないような状態となる。 (こうなった原因や病名は今でも不明らしいが、 彼には人を呪う力があるのかもしれない…?) その後は、弟と別の親戚の元へ預けられ、 弟が大学へ入る際に再開した。 心の中の生命体はそのまま居続け、 どのような影響を及ぼしているのかは 本人にも分からないようだ。

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