キャラクター保管所
バックアップ
リスト
モバイル版
ヘルプ
ログイン
Twitterでログイン
登録
トップ
Webサービス
キャラクター保管所
クトゥルフ PC作成ツール
灰浦 晴慈(かいうら せいじ)
ID:4777839
MD:e63f2b984a594b7022cc9515379b83c7
灰浦 晴慈(かいうら せいじ)
タグ:
亜月式
振斗
割れっぱなしの晴天にも光
非表示
簡易表示
通常表示
生まれ・能力値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
能力値
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
非表示
簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
↑ページ上部へ
その他メモ
職業:犯罪者(6版ルルブ準拠) 年収:250万円 財産:1250万円 キャラシ制作レギュにより、任意の能力値2つにボーナス(POW+1、EDU+1) シナリオ「お前だけは俺が殺す」HO2:怨恨をもって殺したい用キャラ +「桐と枸櫞」通過済 以下シナリオの内容に関する記述あり 灰浦 晴慈(かいうら せいじ) 29歳 男性 ある犯罪者組織に属する男性。戦闘、潜入、交渉など広い範囲をほどほどに対応できるオールラウンダー。 身分に反して普段の振る舞いは一貫して良識的。穏やかかつ世話好きな気性で、他メンバーの言動を苦笑いで窘めることもしばしばある。任務中でも子供相手には慈悲をかけてしまったり、他メンバーが怪我を負うと心の底から心配したりと、犯罪者なわりにいい人としか言いようがない。 とはいえ仕事を満足にやれないなんて訳でもなく、金銭欲は並大抵なので利益に目が眩むこともないし、常識人ゆえに仕事への詰めが甘いということもない。むしろやらずに済むならやりたくないというだけで、普段の優しさに見合わず殺人さえもこなせてしまう。ただし、やはり子供は殺したくないようだ。 仕事ぶりに反して表社会でも問題なく生きていけそうにしか見えないため、人によっては晴慈がなぜこの生き方をしてるのか疑問に思うかもしれないし、「実は怒るとめちゃくちゃ怖いのでは?」なんていう真偽不明の噂が流れてたりするかもしれない。なんにせよ、晴慈が犯罪者として生きる理由を知る者は皆無である。彼に問うても、「まあ……ちょっと色々あったんだよ。あんまり深掘りはしないでくれ」と困ったような笑顔で返されるだけだからだ。 ◇◇◇ ある日の暮れ方のことだった。 ◇◇◇ 灰浦晴慈は、曇天の下で一人自転車を立ち漕いでいた。家から二番目に近いドラッグストアを目指し急いでいた。 体の弱い末妹の樹璃が高熱を出した。特別に魘されているようで、母は看病と家事に駆り出されている。父はそんな二人を心配しながらも持ち帰ってきた仕事に追われていたし、弟の翔暉はテスト勉強に必死で、上の妹の愛花は部活動の疲労により床に突っ伏していた。 そんな状況だったので、薬のストックが切れていることに気付き声を上げた母に対し、比較的に暇な大学生だった晴慈が名乗りを上げたのは当然のことだった。そんな状況じゃなかったとしても、家族愛の強い晴慈からしてみれば、「俺が買ってくるよ」という一言はいとも容易く口にできるものだった。 普段なら、もちろん最寄りのドラッグストアに陳列されているはずの商品が、たまたまその日は見当たらない。怪訝に思い店員に尋ねてみたところ在庫が切れているらしかった。仕方がないので、そう離れてる訳でもない二つ目のドラッグストアに向かうことにした。 晴慈が自動車ではなく自転車で移動する理由は、なんてことなく、彼が自動車免許をまだ取れていないからであり、彼が免許もないのに車を運転しようなどと考えるような人間ではなかったからである。 こういうことがあるから時間を見つけて車の免許も早く取らないといけないなぁ、などと考えて、晴慈はペダルにその足を強く踏み込んだ。 ◇◇◇ それから、幾分か後である。 結局二軒目でようやく手に入れた薬と共に、慣れ親しんだ帰路を辿り、慣れ親しんだ我が家の戸を開けた晴慈の目に映ったのは、もぬけの殻と化した部屋だった。 ちょうど部屋を見回して異変を理解したところで、帰る途中には届いていた連絡に気が付いた。早く帰ろうという思いばかりが先走り、携帯を開くことなんてすっかり忘れていたのだ。 画面に表示されたのは、「樹璃の調子が急に悪くなったから皆で市民病院に行ってきます、気を付けて帰ってね」という母からの一文で、晴慈は家族の所在の確認が取れたことへの安堵をまず感じ、その直後に愛する末妹への心配を抱いた。簡素なメッセージはそのまま比例して画面向こうの緊迫する状況を伺わせた。 とはいえ、取り残されてしまったものでは晴慈にできることは多くない。 まず一番に台所の確認をした。今日の夕飯はカレーライスで、末妹だけは体のためにうどんを啜る予定だった。見てみたところ既に仕込みは終わっており、忙しなく動いていた母の手際の良さを改めて実感しつつ、これでは自分にできることは何もないなと晴慈は思った。せいぜい家族のために温かいご飯を用意するしかないので、「カレー温めておくから、帰る時は教えて」と連絡しておいた。 そうしていると、不意に雨音が聞こえてくる。携帯を閉じて窓から外を見てみると、雨はすぐ雨具なしでは風邪を引きそうな具合にまでなった。念の為に洗濯物が既に取り込まれていることを確認してから、家の雨具が減っているかどうかも見ておいた。少なくなっていた傘の数に、晴慈はまた安堵のため息をついた。 落ち着かない気持ちで忙しなく何やらするうちに、結局家を一巡してしまった晴慈には、いよいよやることがなくなってしまった。どうしたものかと考えて、ふと、あっと声を上げる。そしてそのまま足早に台所に向かう。 そこにはリンゴが三つあった。それを手に取り、持ち出した包丁を添え、真剣な顔付きで器用に手を動かす。しばらくすれば、晴慈の手には可愛らしいうさぎ型のリンゴが生まれていた。弟や妹達が寝込んだ時、晴慈はいつもこうやってうさぎ型のリンゴを作ってやっていたのだ。 同じ要領で手を動かしてうさぎの群れを作り、それを綺麗に皿に盛り付ける。作るのは久しぶりだったがこれは会心の出来だと思い、携帯のカメラを起動して、撮った写真を母に送ろうとした。 そこでようやく、今の今まで自分の一つ前のメッセージにまだ既読が付いていなかったことに気が付いた。 やはり向こうの状況は緊迫してるのだろうか。リンゴの皮を剥くことしかできないのを歯痒く思って、しかし駆け付けることは叶わない。雨はどんどん激しくなって家全体を包んでいた。 どうか妹の体に何事もありませんように、と、そう祈りながら、「帰ってきたら皆で食べよう」という一文を添えて写真を送信した。早く、このリンゴを食べて笑う家族の顔が見たいと思った。すぐに手に取れる位置に携帯を置き、大して面白くもないテレビを点けて、ただただ家族の帰りをひたすらに待っていた。 その写真に既読が付くことも、家族がうさぎ型のリンゴを頬張ることも、結局遂には叶わなくなった。 ◇◇◇ 近所の住民は同情の目を向けていた。自分以外の家族全員を凄惨な殺人事件の被害者にされてしまった日から、灰浦晴慈はめっきりおかしくなってしまっていた。 長時間家に引き篭もり、時たま苛烈な叫び声が昼夜問わず聞こえてきては、同時に大きな物音も鳴る。日が暮れた後に外に出てきたかと思えば、その顔は見る影もないほどにやつれていて、ベージュ色の髪もいつの間にか随分と伸ばしっぱなしになっていた。 友人達の心配や制止の声も届いているのかいないのか、外に出た日は決まってある森に向かう。いつも家族で乗っていた車が、あの日血塗れのもぬけの殻となった姿で発見された車が、停まっていたその森。そこでブツブツと何かを呟きながら、一心不乱に辺り一帯を漁っている。 そうして結局その両手に何も持たないまま晴慈は自宅に戻っていき、また家からは悲痛な騒音が聞こえてくる。晴慈は狂ったようにこの生活を繰り返し続けることで、驚くほど長い期間を、しかし彼ら家族が過ごしてきた時間に比べればあまりに短すぎる期間を過ごしていた。 ◇◇◇ 何がきっかけだったのかは知れない。 ニュース番組かもしれなかった。子供の騒ぎ声かもしれなかった。写真立てかもしれなかった。それが何であるかは、つまるところ些事でもあったのだ。なみなみ液体が注がれたコップほど中身を零しやすいものはなかった。 平時通りの狂乱を迎えた晴慈は、しかし昨日よりも声が枯れそうなほどに激しく叫んでいた。叫び、叫び、その身を振り回し、振り回した勢いをほとんど殺さないまま、手元のグラス、自分が何の感慨もなく使っていたそれを手に取った。 そのグラスに目を向けることもなく、そのグラスに思いを馳せることもなく、あらゆる全てを視野に入れないで、やはり叫びながら、握ったそれを思い切り床に叩きつけた。 瞬間、飛び散る破片。 一拍置いて訪れる静寂。 晴慈は肩で息をしながら、眼を大きく見開いて、口を閉ざさないまま黙っていた。このようにして突然に黙りこくってしまうことは今までの晴慈には有り得なかった。 そうして粉々になったグラスをしばらく眺めていると、晴慈の長いこと荒れ狂っていた心は、ある一つの考えが急激に冷ましていってしまった。後に残ったのは、ただただ安らかな納得と安堵とがあるばかりであった。 ああ。きっと、そうだ。 「……ははっ。なんだ、殺せるんじゃないか。よかった………」 「俺は………アイツを、モルディギアンを……殺せるんだな……」 そう言って、酷く安心したように、やつれた顔でやわらかに笑う。 割れたグラスの破片に、あまりに穏やかな微笑が、歪んで映し出されていた。 ◆◆◆ 怒りと悲哀と後悔と殺意、それら全てに身を焦がされ、壊れてしまったのかもしれない。 もしくは、これ以上壊れないために、狂ってしまったのかもしれない。 なんにせよ、灰浦晴慈が辿った変化の真相を知る者はいなかった。 家には割れたグラスが散らばったまま放置されているばかりで、いよいよ晴慈の家族が住んでいたあの場所には誰もいなくなってしまった。 何かを理解してしまったその翌日には、晴慈はもう姿を消していたのだ。 だから、人を殺せない頃の彼だけを知る者は皆、晴慈の行方は誰も知らない。 晴慈は既に、冒してはいけないものを冒して、真っ暗な闇の中、復讐のために歩き出していた。 ◆◆◆ ◇秘匿HO◇ 【HO2:怨恨をもって殺したい】 ▼秘匿 貴方は今から10年ほど前に家族を惨殺された。 犯人は「モルディギアン」といっていたらしいが、それ以上の情報は見つかっておらず、現在まで捕まっていない。 そのため、貴方は自分の家族を殺害したモルディギアンという存在を「殺したい」と思っている。 ただし、シナリオ上で必ず殺害しなければならないわけではない。あくまでこれは「シナリオスタート時点でのHO2の目的」でしかない。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ
エラーメッセージ
「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
クトゥルフ神話TRPG