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双子の兄。 病弱な体質に似合わず活動的で、入院生活中も看護士や家族の目を掻いくぐり病院を抜け出していた。 一応自分の体が他人より脆い自覚はあるし、なるべく周りに迷惑をかけたくないとも思うが、短い人生だからこそ、その分やりたいことはやりきれるように自分の体の使い方は自分で選びたいと思っている。 アニマルセラピストという職を選んだのは自分が一番つらかった時に同じように病院へやって来ていた動物たちに救われたことがあるから。その時の患者のことも動物たちのことも親身になっていたセラピストの姿に惹かれ、目指すようになる。 願えるのなら、世界を見て周り、様々な動物に出会ってみたかった。叶わないと分かっているので、口に出したことはない。 まともに学校に通えていないため、勉強面ではやや不安が残るものの、昔から生物に関することだけは呑み込みが異様に早く読み漁った本の量も多い。 弟のことは「貴行」「タカ」と呼んでいる。 病院を抜け出すたびに弟から「フラ兄」と呼ばれるので、ついかっとなると「ばかゆき」と呼ぶことがある。 芸術(手懐け)：DEX、生物学、心理学で大抵の身近な動物は懐かせられるが、今まで出会ったことのない生きものに対するfirstアプローチに使う 大切なおとーとと生きてこれた、これ以上の幸福はなかった。しあわせだった。 自分の命が今終わったことに後悔はない。愛してくれてありがとう、傍にいてくれてありがとう 大好きだ 通過シナリオ 「EUREKA」ロスト 以下、EUREKA　HO1内容あり 子供の頃は両親に迷惑をかけてばかりの自分が嫌いだった。貴行と一緒に外を走り回れない体も、長い時間を家族や友達と過ごすことができないと言われた自分の人生も嫌いだった。 病院を抜け出すのは、決まって体調が特別いい日だけ。今日明日来るかもしれない別れに後悔しないように、笑顔でさよならを出来るように、ただ必死に、けして長くない自分の人生を歩くための儀式のようなものだった。 両親が亡くなって、自分だけ生き残ったことに立ち尽くす日もあったが、貴行と過ごす日々を重ねていくたびに、彼をひとりぼっちで置いていかずにすんだ奇跡に感謝することが多くなった。 貴行の「兄貴」「ゆら兄」と自分を呼ぶ声が好き。 たとえ数分数十秒先に生まれただけだとしても、「弟」である彼が、そう呼んでくれるから自分は「兄」でいられて、その音が背中を押してくれているから、今も折れずに立っていられるのだと思っている。 好きな花はアサガオ。学校行事にほとんど参加できなかった自分が、夏休みの宿題であるアサガオの観察をワガママを言って病室でやらせてもらって、初めて自分が最初から最後まで成し遂げられた唯一のものだったから。 アサガオの花言葉：「はかない恋」「固い絆」「愛情」

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