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リック スチュアート クリアシナリオ 【Rotten Apple】【Oh! My Buddy!】【ハコニワの絵本(KPC)】【深海】 #708090 ダブルオッドアイ 両目共半分が青で半分が緑という特殊な目をしている。 少し視力に難ありだが見えなくはない。 コンタクトはつけられない。基本裸眼かメガネ。 特徴表 【鋼の筋力(6-3)】 ダメージボーナスが1段階向上する。(「1d6」以上の場合は1段階向上する代わりにダメージボーナスにさらに+1) 【大切なもの(4-8)】 他人には価値のないものだが、大切な品物をいつも身に着けている。失った時には1/1d8の正気度ポイントを失う。 イニシャルが入ってるチョーカー。だが入っているイニシャルはR。 武道(組み技) ■【組み付き】【頭突き】(体当たりを表すのこともある)のダメージが2倍(2d6+db/2d4+db)になる。 ■特殊攻撃【サルト】 対象に1D6+DBのダメージに加えて、対象がCON×5の判定に失敗すると気絶する。 また、高い場所から投げ落とした場合には、落下ダメージが追加される。 ■特殊攻撃【タックル】 対象に1D4+DBのダメージを与え、さらに対象を3m後方に吹き飛ばす。続けて、対象はDEX×5の判定に失敗すると地面に倒れ、さらにCON×5に失敗すると気絶する。 また吹き飛ばされた後方に障害物がある場合には、障害物に叩きつけることで、1D4のダメージを与える。 ただし、吹き飛ばしはSIZ18以下の生物にのみ有効。 とある金持ちの家に仕える家柄に生まれたが瞳のせいで迫害を受け死にかけたので家出したあとリゼに拾われた。 それ以降はリゼの家のロシア料理店で住み込みで働いていた。そこで料理の腕があがった。よく作る(得意)のはロシア料理とリゼの好きな料理。 リゼは自分のことを「Rick(リック)」と呼ぶが本名は「Liam(リアム)」。だがリゼがそれがいいのならばそれでいい。 探偵助手としてのリックはリゼを「先生」と呼び、敬語で話すが友人としてのリックはリゼを「リゼ」と呼ぶ。 「先生！私の傍から離れないでっていつも言ってるじゃないですか！」 「リゼ、ご飯ができたぞ。ほら早く座れ」 アメリカにあるお金持ちの家に代々仕える家に生まれたのだがダブルオッドアイという珍しく、また気味の悪い色で生まれてきたため一族全員から迫害を受ける。 暴力暴言が日常茶飯事で一族のストレス発散道具として使われていた。ろくに教育も受けず育ってきた。20になった頃遂に殺されかけ命からがら家から逃げることになる。 しかし初めて家の外に出て右も左も分からず途方に暮れていた。何日もご飯を食べなければ水もろくに飲めておらず傷だらけということもあり、路地裏で意識が飛びかけていたその時に見つけてくれたのがリゼだった。 彼は自分のことを「Rick」と呼んだ。 自分の名前は「Rick」ではない。でも正直生きていけるのなら何でもよかったので思わずついて行ってしまった。 リゼの家は温かかった。殴らない人間なんて初めてだった。腹いっぱい美味しいご飯が食べられるのなんて初めてだった。風呂がこんなに暖かいものだと初めて知った。布団がこんなに暖かかったんだと初めて知った。全てが初めてで、心地よかった。ずっとここにいたかった。彼に恩返しがしたかった。 …………ふと気付いた。 彼は自分のことを「Rick」と呼んだ。 彼は自分を別の誰かと勘違いしただけだった。 そんな彼の傍にいていいのか。 でも傍にいたかった。 もし彼が自分を知らない誰かと重ねていたとしても自分を必要としてくれるなら嬉しかった。 それから地獄のような天国が始まった。 彼の両親は勉強を教えてくれた。これでリゼを守る知識が手に入った。 仕事の合間などにひたすら鍛えた。これでリゼを守る力が手に入った。 自分の人生全てをリゼに捧げることにした。 彼は初めてのプレゼントをくれた。イニシャルの入ったチョーカー。しかしイニシャルは「L」ではなく「R」だった。 チョーカーは首枷のようにも見えた。 最初はリックと呼ばれるのに抵抗がありやはりリアムと呼んで欲しかったが途中であることに気付いた。 「あぁ、リアムと呼ばれないのが辛いならリアムを殺して忘れてしまえばいいんだ。」 その日から悩むのを辞めた。自分は最初からリックだったんだ。産まれた時からずっとずっとリックだった。 そしたら困ることなんて少なくなった。リゼの幻覚の件は少し大変だがそれもいつか収まるだろう。いつか治まったらそこには幸せなリゼとリックしかいなくなるから。 「…本名？……なんだったか。長く名乗ってなかったから忘れてしまったな。」 「"どうにもならないことは、忘れることが幸福だ。"……いい言葉だと思うな本当。」 リゼに依存している。リゼの考えに全て従うので自分で物事を決めるのが少々苦手である。 ただリゼが危険なことをしようとしている時は迷いなく止める。 リゼは自分の全てだから。リゼが死んだら自分も死ぬしリゼが死ぬくらいなら自分が死ぬ。 リゼと共に生きたい。リゼと共に逝きたい。

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