タグ： りこりす

目つきが悪すぎてあらゆる荒くれ者から喧嘩を吹っ掛けられる16歳。父子家庭で育つ。親子仲は良好。キツネのように尖った目つきは母譲りらしい。目を隠すために前髪を伸ばしたがかえって怖くなっていることにまだ気付いていない。 売られた喧嘩はとりあえず買っているため生傷が絶えない。学校自体の治安がヤバい底辺高校だったため、いつも昼ご飯は屋上への鍵のかかった扉前で食べていた。そのおかげか性格も徐々にひねくれ、血の気の多い自身の性格に言い訳をし、父親に伝える怪我の理由も嘘をついてごまかすようになった。もともと口が達者であったため自身にも父親にもかろうじて誤魔化しがきいている（父にはなんとなく察されているかも）。 腕相撲がちょっと強く、握力が55㎏ 海中瓶（かちゅうびん）メル→中学時代に草太含めてそれなりに親交があったが事故により死亡 海中瓶　ハクシ→メルの双子の弟 草太とは小学校からの友人で、親友と思ったことは無い（と大は思っている）が、いつも昼食の時間になるとクラスが離れていようが共に飯を食うような仲だった。気づけばいつも隣にいた。自分には草太とちがい母親が居なかったので片親同士という劣等感からの似た者感もあったのかもしれない。小中の間は互いの家にもよく遊びに行っていた。高校になってからも、喧騒を離れて二人で飯を食い、低レベルな授業の代わりにと放課後に図書館へ赴いて二人で勉強会をしていた。 （実際のところ、親友という言葉がしっくりこないくらいに、二人は近しい存在だったのだ。お互いを「そーちゃん」「だいちゃん」といまだに呼び合っている。） 事件が起きたことを知った瞬間、耐えられないほどの焦りを覚え、警察の捜査なんて待てないと危険を顧みず独自に調査を始める。 彼に限らず今まで自分に喧嘩を吹っ掛けてきていた首謀者も連れ去られ、日常自体は平穏になったはず。なのに一向に落ち着かないのは、やっぱり隣にいたはずのそーちゃんがいないからで。彼の安否が一刻も早く知りたい。もしどこかで困っているのなら、俺が行って助けるから。 「は？別に睨んでねーんだけど。そっちがその気ならやるか？」 「親父、心配すんなって！公園のネコ触ろうと思ったらひっかかれただけ。だいじょうぶ。」 「そーちゃん、俺が絶対見つけるから。」

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