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【特徴】 ・起源覚醒者（末期）：狂乱 あなたの方向性は、常識という定義から外れている。 もはや、取り返しのつかぬほどに。 メリット： 何らかの『起源』に由来する素質や能力を有する。 精神干渉系に関係するすべての効果を受けない。 あなたの行動は、魔術師ですらその正気（SAN）を 苛むものとなる。 ※『起源』由来により、独特な効果を持つ魔術や異能、 常軌を逸した力を得ることができる。 デメリット： 自身の『起源』に関わりのない「区分：魔術」技能の 取得に必要な技能点が2倍になる。 あなたはSANの値を0にしなければならない。 ペナルティ設定：孤独恐怖症 誰かを依存させることで自分を保つ人間は、同様に誰かに依存しなければ何もできない人間であることが自然だ。 孤独恐怖症： SAN判定を要求された時に、判定に失敗すると発症する。 接敵の距離にほかのキャラクターがいない状況では、 あらゆる行動に-25％のペナルティ修正を受ける。 ・魔眼保有者（歪） あなたは先天性の魔眼を持っている。 メリット: 魔眼技能に+75 デメリット: 封印指定である。 【魔眼】 狂乱の魔眼 概要： 生まれながらの常識の欠落。異常を象徴する"眼"を 露わにして産まれた。その結果、彼女は───知識こそ 無いものの───人の思考を読み、それによって周囲と 溶け込む事に非常に長けていた。 "眼"の存在こそあったが、それ以上に、彼女は常に 真実を疑う癖と探究心を持っている。 ……その本質が『狂乱』にあったとしても。 ●過保護／タイミング：常時／判定：なし 消費：なし 魔眼所有者は異常な魅力をそそらせ、理由もなく人や動物の庇護欲を増大させます。この効果は精神干渉効果です。 魔眼所有者と視線を合わせた対象は、魔眼所有者を自分の子や妹など、護るべき存在であると誤認し、 魔眼所有者を保護するために全力を注ぐようになります。 解釈は対象の価値観によって変動しますが、原則として魔眼所有者に危険が及ぶ可能性は排除しなくてはなりません。 対象が魔術師やサーヴァント（すなわちPCや、青葉を除くデータを持つNPC）の場合、SAN判定に成功すれば、この効果を受けません。 また、SAN判定に失敗しても、精神干渉効果を防ぐ魔術や礼装、スキル（【狂化】とか【勇猛】とか）を保有していれば、魔眼による精神干渉に抗うことができます。 ※【対魔力】スキルによる対抗ロールボーナスは適用されます。 「●過保護」の効果はそのターンの間持続します。累積して受けた場合（数日の間など、非セッション中）、持続時間は延長されます。 「●過保護」の影響下にあるキャラクターは、〈精神分析〉判定を受けることで正気に戻ることができます。 ●依存／タイミング：補助行動／判定：魔眼（狂乱） 消費：一人につきMP:1点 魔眼所有者を保護する相手であると認識したものは、自ずと魔眼所有者に依存するようにします。この効果は精神干渉効果です。 魔眼所有者と視線を合わせ、その影響下にあるキャラクター（「●過保護」のSAN判定に失敗したキャラクターを含む）を対象とします。 判定に成功すると、対象は正気度喪失判定（SAN判定）を行います。 この時、対象のSANに-[〈魔眼：狂乱〉技能÷3]のペナルティ修正がかかります。 （こちらでも、サーヴァントの【対魔力】スキルによる対抗ロールボーナス修正が適用されることに注意してください） 減少の割合は次の通りです。 正気度喪失割合： 一般人 :1d10/1d20 魔術師:1d6/1d10 サーヴァント:1/1d6 このSAN判定によって一時的狂気・不定の狂気・永久的狂気に陥った対象は、その症状として「●依存」を受けます。 一時的狂気の場合は、対象はそのターンの終了時にSAN判定を行い、 失敗した場合は次のターンに「魔眼所有者を守るための行動」をしなければなりません。 一時的狂気は、主行動の〈精神分析〉ロールを受けるか、次のターンの行動で「●過保護」の影響を受けなかった時に解除されます。 不定の狂気の場合は、対象はそれ以降 毎ターンの終了時にSAN判定を行い、 失敗した場合は次のターンに「魔眼所有者を守るための行動」をしなければなりません。 不定の狂気は、魔眼保有者から隔離して数日から数週間のカウンセリングや精神病院に入院することで治療することができます。 永久的狂気の場合は、以降「魔眼所有者を守るための行動」をしなければなりません。 永久的狂気は、何かしらの手段を見出さない限り、解除されることはありません。 「●依存」の効果は、同じ対象には1ターンに1回まで使用できますが、ターン内の使用回数制限はありません。 ●狂乱 ／タイミング：ターン開始時に自動的に発動 ／判定：〈魔眼：狂乱〉 ／消費：[現在「●依存」の影響を受けているキャラクター全員]×1MP（セッション前に受けていた施設の人々は除外） 魔眼に精神干渉効果された人物の精神を汚染する危険な性質。狂乱の魔眼の命名の所以。 「●過保護」の効果を受け、「●依存」の症状を受けているキャラクターが対象になります。 この効果は、同じエリア内に魔眼所有者がいない場合でも影響を受けます。 魔眼保有者がこの力を使用したとき、対象は全員ランダム（1d3）に、「狂暴化」「錯乱化」のどちらか1つの影響を受けます。 「狂暴化」「錯乱化」の影響は、対象が死ぬか、対応する「●依存」の解除されるか、次のターンに新しい「●狂乱」を受けるまで、持続します。 あるいは、技能値125％以上の魔術（高等魔術の場合、前提の％と合算）か、Aランク以上のスキル・宝具によって、解除することができるかもしれません。 ・「狂暴化」：活動的に、周囲に危害を加える狂気の症状。 対象は、サーヴァントのスキル【狂化：D】に相当する効果を受けます。 〔STR〕〔DEX〕〔CON〕の値を+5する。この魔眼の影響を除く精神干渉効果の全てを完全に遮断しますが、 そのかわり言語能力を失い、複雑な思考を行えなくなります。 『狂化チェック』は行われず、狂化衝動「魔眼所有者の敵を殺す」を優先にして行動するようになります。 ・「錯乱化」：行動的に、自身に影響をもたらす狂気の症状。 対象はそのターン中、狂化衝動「魔眼所有者を守るための行動」に伴う全ての技能判定（能力値によるものは除く）に+25％のボーナスを得ます。 ただし、狂化衝動「魔眼所有者を守るための行動」に伴わない全ての技能判定（能力値によるものは除く）に-25％のペナルティを受けます。 また、対象が「対象のCON×1」点未満のダメージで死亡した際、SANの判定を行います。 その判定に失敗した場合、自分の致命傷に気づかずにそのラウンドの間行動を続けることができます。 成功した場合、および気絶している際に死亡した場合には、そのまま死亡します。 「●狂乱」の発動時、自分のMPが不足している場合、不足している値の耐久をコストとして支払わなければなりません。これにより耐久が0点以下になった場合、彼女は魔眼の浸食により死にます。 ●核／タイミング：常時／判定：自動／消費：自身 魔眼は元来、魔術刻印の一種である。それにしても、この眼は、異常に大きく、宿主に癒着している。 この魔眼は血管や神経と同じように、所有者の生命活動を維持する器官と繋がっている。 剥離した場合、ただちに死亡する。〈幸運〉がよければ植物状態となるが、ほどなくして衰弱死する。 代替品としてすぐに用意できるものは、ほとんどの者には思い当たらないだろう。 聖杯を用いたとしても、失われた箇所を健全なモノで補うくらいしかできないだろう。 その眼に映る世界が、彼女のこれまでの世界と大きく異なるという問題を乗り越えられない限り、彼女に降りかかる最悪の運命を避けることは、できない。 【概要】 あぁ、 異 常 な 程 に 掻 き 立 て ら れ る 。 生まれながらの起源覚醒者。不幸なことに、その事実を知り得る人物が、彼女の周囲にいなかった。 醜悪かつ、人の思考を超越した、悍ましくも冒涜的な眼を持つ少女。生まれついた瞬間、彼女の母はこの新生児を悪魔であるとして、捨てた。 もしもこの時、殺めることができたなら、 ……母は、楼音は、どれほど幸せだったことだろうか。 子どもの眼が語ったのだ。「お母さん」「ママ」「絵を見て」「お母さん」「ここにいて」「お母さん」「すきだよ」と。 この秘められたメッセージに、彼女は震え、狂い、我が子から逃れるため、その消息を絶つ。 ジッと、無言で視線を向け続ける我が子の眼を背に……。 捨てられた娘は、施設の子として養育された。最初のうちは、多くの家族と共にすくすくと育つ。 それはもう、すこやかに。 後に、施設の人間が、大人も子供も、全てが千差万別の精神障害を発症し、凄惨な事件が明るみになるまで。 彼女は知る由もないが、事件と同時期、大伴市でテロリストによる都市が占拠される事件が起こる。 施設を後にした調は、騒がしくも惹かれる（好奇心を刺激する）空気の方へ向かっていった。

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