タグ： イドラの約束 HO2

――――――――――――――――― □公開CS ▽台詞 「啓登拓己だ。まぁ……長い人生で見れば短い付き合いだろうが……よろしく」 ▽設定 警視庁特殊事件課[無銘]に所属する刑事。 キャリア組の優秀な人材。天才と言っていい程の頭脳を持っており、思考力に長けている。 それはそうと、性格はどこにでもいる陰キャ。 コミュニケーション能力に問題はなく、指示も素直に聞くものの、常に消極的で自信がない。 彼の思考回路を一言で表すのなら「考えすぎ」であり、常に起こってもいないことを気にしている。 たとえば、道端で重そうな荷物を持っているお婆さんを見かけたとする。彼はその瞬間に「助けるべきか？」「周囲に家族の姿は？」「家は近いのか遠いのか？」「荷物は今回に限って重いのか？」「もしこのお婆さんが定期的に重い荷物を運ばなければいけない場合、環境自体を変えた方が良いのではないか？」「最近は定期配送サービスもあるのだからその利用を勧めてみようか？」「いや、もしこのお婆さんが機械類に疎かったとしたらそれも困難なのではないか？」「俺が一から教えるべきか？」「そういった老人を助けられるコミュニティを地域で作っていくべきではないか……？」まで考えて動けなくなるのである。 これは優秀すぎる頭脳の弊害と言ってもよく、無意識で可能性を展開してしまうことに本人も困っている。 そのため普段は意識的に思考をシャットダウンしており、実際の能力よりは平凡な人物に見える。 そのせいで低く見積もられることも多々あるものの、本人は全く気にしていない。自分に大したことは出来ないと、心の底から思っている。 ――――――――――――――――― ‪■秘匿CS ▼秘匿台詞 「本当は全員救ってやりたいんだけどさ」 「俺だけが優秀でも意味がない……何も出来ないんだ」 ▼秘匿設定 責任感が強く情に厚い人間だが、高すぎる理想によって精神が病んでいる。 裕福な家庭に生まれ、才能に恵まれた彼は、将来を期待される存在だった。彼自身も自らの価値を認識しており、周囲の期待に応えようと思っていた。 自分なら皆の役に立てる。自分なら誰かを助けられる。自分なら世界を変えられる。自分にはその責任がある。 それらは間違いという程でもなかったが、少しばかり、行き過ぎた理想だった。自己の研鑽に励み他者の面倒を見て社会の貢献を考え顔も知らない誰かの幸福を願い続けるのは無理だった。 彼がいくら優秀でも、彼は一人しかいないからだ。 体力と精神力があればもう少し耐えられていただろうか？ どちらにせよ時間の問題だっただろう。高校三年生の時、彼は部屋から一歩も出られなくなった。 幸い、病状は一年程度で寛解した。浪人にはなったが、希望した大学にも入れた。誰も彼を責めることはなかった。 しかし、考え方は大きく変わってしまった。 いくら自分が優れた人間だとしても、出来ることは限られている。手を差し伸べて、責任を取れる範囲はわずかでしかない。であれば、取捨選択の必要がある。 彼は元々の進路とは違う道を選んだ。それが刑事だった。目の前の人だけを助けることに集中しようと考えたのだ。 とはいえ、それも上手くいかないことばかりだ。黒彗による事件の被害者は増え続けている。少女が家族を失ってしまったことも、親友が大きな怪我を負ってしまったことも、全てが記憶から消えない。無力感に苛まれるばかりの毎日が続いている。 それでも、彼はこの道を選んで良かったと思っている。昔の自分は随分と思い上がっていた。だからこそ、お前はこの程度だと突き付けられているくらいの現状が丁度いいのだ。無責任に全てを救おうとするよりは、責任を持って一人を助けたい。 数々の挫折を踏まえて、今はそう考えている。 ▼人間関係 ・緑川 雷同 警察学校時代からの親友。自分と同じくらい優秀だと思っているので、気兼ねなく付き合えている。消極的な自分の背中を押してくれたこともあり、良い奴だなあ……と思っている。 ・啓登 大地 弟。過去の自分とよく似ており気にかけている。世界を救うって本気で言ってる？ (DreamBoxというシナリオ出身の自探索者です！ 世界線は違うと思うのであまり気になさらないでください。) ――――――――――――――――― □備考 ▽カラーコード #5654A2 ▽職業ベース 警察官 ▽特徴表 5-01：動物に好かれる 独特の佇まいのおかげか、たいていの動物がなついてくる。 ――――――――――――――――― ■秘匿HO ▼秘匿 貴方は責任感の強い人だ、厳しい試験を乗り越えてキャリア組として警察になった。 たしかな実力を持ち、努力を怠らぬ人間だ。 6年前に元バディ関係だった緑川雷同と共に無銘に移動した。 貴方はイプシロン班に、雷同はデルタ班に配属となった。 デルタ班にはユウリ、スルメ、雷同の3名が配属しており君との交流もあるだろう。個人行動の多い班のため雷同も個人行動がメインで、今は「未成年者ギャングｰGOD」の取締をしている。 君は無銘に配属された経緯を覚えていない。 「影送り事件」に対して絶対に解決しなければならないと強く決意し申請を出したことは覚えている。 しかし、6年前に何故この事件を絶対に解決したいと心に決めたのかは思い出せないでいる。 また、4年前に山中一家を黒彗が襲った事件にて、デルタ班から協力要請が入り貴方は単身現場に駆け付けた。 しかし、到着が遅れ山中夫妻と長女の牡丹ちゃんが黒彗に丸のみにされてしまった。2体いた黒彗の1体は駆除したが残りの1体が妹の椿ちゃんを連れて逃げてしまった。 その時見た黒彗は4本の腕を持つ巨大な人と蛙を合わせたような見た目をしていた。 2年前。「事件」で元相方の雷同が重傷を負いしばらくの間入院していた。 現在は現場復帰しているものの、体には大きな切り傷が残っている。「影送り事件」に私情を挟んではいけない事を君は知っている、故に雷同の事は君だけの秘密である。 HO5の妻/娘（イスイ）から「頑張り過ぎのように思えるので」とイスイが作ったお守を貰っている。 また、君はHO4に原因不明の嫌悪感を抱いている。 ▼特記 セッション開始時SAN-10 INT+3 （18超過可能） 日本刀+50 ＜アイデア＞に成功すれば相手の弱点を見つけ、2ポイントの固定ダメージを乗せることが出来る。 ▼目的 雷同を襲った犯人を見つける ▼NPC ・緑川 雷同（みどりかわ らいどう） 優秀な警察官でHO2の元相棒だ、背が高く無表情で怖がられやすいが心優しい男である。 HO2とは警察学校時代からの親友で面倒見のいい男で成績は警察学校時トップだった。 ・スルメ 常に時代遅れなネタやオヤジギャグを口から放つ賑やかな男だが、表情筋が死んでいるので一切表情が変わらない。 物忘れが激しいので雷同に注意されている。 HO2にも時折ちょっかいを出してくるが基本的に一人遊びをしている。 ・山中 椿 牡丹の双子の妹で生きていれば9歳くらいになる。

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