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「例えば人生が物語であり、その主人公が僕だとしたら、その物語を読みたいと思う人はいないだろう。何故なら主人公はあなたではないからだ。 誰だって他人の物語に興味はない。自分という主人公がどう関わっているか、それが初めて『あなたの物語』を読むきっかけになるんだ。 ……そして、それは僕だって同じだ。 君は……僕という物語に、どんな登場の仕方をするんだ？」 ―エトワールに君は哭く　音無　明― 【無明（むみょう、梵: avidyā）】 「無常なものに常をいだき、苦であるものに楽をいだき、無我なものに我をいだき、不浄なものに浄をいだく」 真理を知らないという無知。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 音無明（おとなし あきら）。瘦せ型の男子大学生。現在通学のため親元を離れ一人暮らし。 小説家を志す大学生。今まで温めてきた物語を大学生になってから綴り始め、細々と応募を続けている。しかし未だ入選には至っていない。 幼いころから本の虫で、特に自分の知らない世界を求め、小説を好んで読んでいた。その影響もあり、いつしか自分で文字を書くことも好んで行うようになった。 自分独自の世界観を作り上げたいがために、無理やり物語の引用を出したり、モノローグのような話し方をすることがある。いわゆる厨二病を治したと思っている厨二病である。（だが本当の物語を生むには厨二病で居続けることも多少必要なのかもしれない） さて、そんな本の虫でありかつ妙な雰囲気を持ち、それでいて自信に溢れているというわけでもない彼は、 察しの通り友人や交友関係といったものがまるでない。 本人も自分の殻に閉じ籠っているかのように関係を作ろうとせず、本人もそれでよいと考えているようだ。 そんな彼に自ら近寄り、話しかける奇異な人物は果たして存在するのだろうか……。 「真理を知らぬが故に迷いが生じ、迷いが生じるが故に苦しみが生じる。我々は、この世の真理を知っているようで、実は全く知らないのだ」 【過去】 彼がこのような本の虫になってしまったのは、彼が単なる本好きであったことだけが理由ではない。彼の家庭環境には少々問題があったのだ。 彼は小学生のころに事故で両親を亡くし、従兄弟の元に引き取られた。 そこでは彼は決して優遇された人間ではなく、彼の居場所はなかった。身寄りのない厄介者だったというだけだった。 従兄弟の家族は楽しそうに暮らしていても、自分はその輪に入ることはない。自分はいるべきではない存在なのだ。 大人しく息を殺して、迷惑をかけないように、その姿を見せないようにしていればそれでいい。 年を重ね、逃げるように近所の書店でバイトをするようになる。家から出る時間が増えたことはむしろ歓迎された。 そうして「居ないほうが良いとされた」音無明が拠り所としたのは、自分の想像を超える物語の世界だった。 バイトで金を貯め、生きるためと"家族"の機嫌を損ねないために家に金を入れ、少しの余りで小説を買う。 そうやって彼は物語を愛し、ここではないどこかの「現実」を夢想するようになったのだ。 そういった生い立ちもあり、彼は自分自身の価値を自分で認めていない。 だから外でも自ら人に話しかけることはないし、ましてや距離を縮めようなど思ったこともなし。 【言いたい台詞】 「僕たちは人生を続けるために多くの選択をし続ける。その選択をする準備が整っていなくても。だから僕たちは、生きていくために覚悟を決めなくてはならないんだ。問いかけられた時に、前の見えない道に進む覚悟を」 「今だけでいいんだ。勇気が欲しい。今まで一度も持とうとしなかった、誰かに歩み寄る勇気が」 「僕はまだ何も知らないんだ、君に会って感じたこの感情のことも、僕が君と一緒にいたいと思う理由も！ 僕は……君がそこにいてくれる理由が知りたい！！」 「……大丈夫。僕がきっと、君の物語を続けるよ。僕が覚えているから、この物語は終わらないんだ」 【モチーフ曲】 Dear / 19's Sound Factory 初めての恋が終わるとき / ryo [獲得] ・POWを+5（シナリオ内で獲得済） ・【クトゥルフ神話】に+20%（シナリオ内で獲得済） ・【呪文《滅びの歌》（凍結）】獲得 ［特記］ ・【共鳴（ステラ）】 ステラに対する心理学は自動成功となる。逆もまた然り、だが。 【共振（ステラ）】 PCとステラの内、片方が発狂した場合、もう一方も共鳴してしまい発狂する。 【後遺症《造物主の破壊者》】 ［概要］ 貴方達はグロースを破壊した。もうこの世界に滅びを齎す凶星は存在しない。 ［特記］ グロースが存在/登場するシナリオへの継続参加不可。この事項はCSに記載の上、継続する際はKPに確認を取る事。 【後遺症《造物主の破壊者》】 ［概要］ 貴方達はグロースを破壊した。もうこの世界に滅びを齎す凶星は存在しない。 ［特記］ グロースが存在/登場するシナリオへの継続参加不可。この事項はCSに記載の上、継続する際はKPに確認を取る事。 【後遺症《運命割譲》】 [概要] 元々死ぬ定めだったステラと繋がり、運命を変えてしまった証とその代償。 [効果] ステラに運命（寿命）を割譲した。シナリオ開始時に判定した【1d40+40】を残り寿命とし、その半分（切り捨て）がPCとステラの残りの寿命となる（例:1d40+40=60　60/2=30　双方残り余命:30年）。 残り23年…。 なお、音羽の滝で延命長寿の水を飲んでいた場合はその際の判定値分だけ基礎値にプラスする。 【後遺症《運命共有》】 [概要] 元々死ぬ定めだったステラと繋がり、運命を変えてしまった証とその代償。 [効果] ステラと運命を共有した。どちらかが死亡した場合、もう一方も死亡する。

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