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六廈 北人　(ムツカ ホクト) 男　23歳 　榎崎 二千花の従兄弟。 　冷静で大人しい性格。堅物にも見受けられる。しかし本人の気質的にはのんびり屋。 　昔はよくお盆や正月などの親戚の集まりで会い、遊んでいた。親戚の子どもたちの中でも年上の部類だったため見張り役を大人からは言いつけられていたが、実は誰より自分が虫取りや川遊びを楽しんでいた。 　二千花とは昔ながらの付き合いのため、印象は「一緒に遊んだ小さくて元気な女の子」。そのため今回も他意なく田舎の自宅に呼んだが、高校生になり成長した彼女に少なからず驚きを抱いている。 一人称:俺 二人称:君、二千花ちゃん 「俺この後買い出し行くけど、二千花ちゃんは必要なものある？」 「……君は昔から変わらず、正義の味方だな。無茶するなよ」 白頭草、または翁草の花言葉は「清純な心」「告げられぬ恋」「何も求めない」「裏切りの恋」。 小学生の時に村に引っ越してきた。 同級生たちが夏に近付くにつれて増えたり減ったりしていくのが昔から不思議だった。 中学生の時の6月に父が土砂崩れに巻き込まれて死亡。母と共に過ごしてきたが、17歳の6月に母が村の人たちに泣いて縋っているのを目撃。その数日後母が広場で燃やされた。 六廈はその現場を見て発狂、数少ないSAN値の中、村で昔から行われていた儀式や方法を知り、完全に正気度を失った。以来、この村で過ごしていくために生贄を連れてくる側になった。 二千花と過ごした日々が本当なら、狂気の中で「二千花は正義の味方」という言葉を思い出したのかもしれない。過ごした日々が偽物なら、たまたま街中ですれ違っただけなのかもしれない。 六廈の家族も、もしかしたら偽物かもしれない。

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