タグ： 現代コンバート

――――――――――――――――― □公開CS ▽台詞 「イヴ・ブライア。名前に大した意味はない、好きに呼べばいい」 「何だかもうどうでも良くなってきてね。トランプでもする？」 ▽設定 イギリスの僻地に住んでいる男性。 性格は淡々としており陰鬱。社交性は皆無に等しい。 世界の滅亡と自我の崩壊を心から願っているが、同時にそれが叶わないこともよく知っている。 世界も自分も他人も、この世に存在している全てに興味がない。楽しさも苦しさも感じない。ほぼ完全な虚無である。 しかし痛みを感じることだけは苦手なようで、生存本能はしっかりと存在する。その結果として上手く立ち回り、今の今まで生き延びてしまっている。人間としては真っ当な存在と言える。 いつか破滅できないものか。無理だろうな。 ▽経歴 孤児として生まれた。 物心ついた時に初めて思ったことは「またこれか」だ。彼には多種多様な記憶があった。 たとえば原初のアルカナとして称えられていたこともあったし、何も成せない弱者として踏みつけられていたこともあった。その全てが最悪な思い出だ。 しかし、自死を選んだ記憶だけは一度だってなかった。どうしても彼は痛みが苦手で、死ぬのが怖かった。いくら望んでいたって踏み切れないのである。その点で言えば、他者の盾となっていた記憶は一番濃いものであっただろう。あれは本当に痛かった。 生まれた以上は生きるしかない。 彼は子供らしからぬ振る舞いで大人に取り入り、養父母を得た。目的は遺産である。教養もそこで得た。適当なところで殺そうかとも思っていたが、その前に病気で死んでしまった。嬉しい誤算だった。 人生と呼べるものはここまでだ。遺産を資産運用しつつ生きるに困らない金を手に入れた彼は、あとはひたすら寝て過ごすことにした。死ぬことすら無駄な足掻きなのだから、もう本当にやることがない。譲りたい椅子すらない。一日の大半は眠り続けている。 たまに夢の中で、過去の仲間を思い出すことはあった。探せば何処かに居るのだろうか？ 大した興味もないが、また私と同じ場所に立っているのだとしたら、それは裏切りだからな。君たちは精々幸せになっていればいい。 ――――――――――――――――― □備考 ▽名前の綴り Eve Briar ▽カラーコード #942343 ―――――――――――――――――

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