タグ： ロストPC

1月3日生まれ いつも笑顔を絶やさない大学四年生。デザイン科に通っていて現在大手企業に内定をもらっている。 人当たりがよく割ときれいなルックスから大学やバイト先での女性の人気は高い。 しかしルックスに反してあまり頭はよくなく、利己的な印象を受ける男。 大学2年生の時。バイト先から帰っていた夜、突如飛び出してきたヤクザの車にぶつかってしまった。 自分は打ち身・擦り傷で済んだもののバイクは大破し、そして相手の高級車に大きな凹みと傷をつけてしまった。 動揺しながらもすぐに警察と保険屋を呼ぼうとするが、ヤクザにスマホを取り上げられ「ちょっとうちで話をしようか……」とそのまま車に乗せられ組の事務所まで連れていかれてしまう。 学生証と免許証のコピーを取られ、ヤクザの人達と話をするとどうやら車に傷をつけただけではなく中に乗っていた人達にも大きな怪我を負わせてしまったらしい。元気そうに見えていたのだが……。 突きつけられたのは車の修理費、治療費、慰謝料しめて2000万円の請求。 あれよあれよと言う間に契約書を作られサインを迫られて居たが、「保険に入っているから一度保険屋と相談させて欲しい」と伝えようと意を決して立ち上がった。 その時、ローテーブルに足をぶつけ、置いてあった一輪挿しを割ってしまう。 物の良さは分からないがとても高価な品だったようでヤクザ達は大きな声を出した後、深くため息をつき口を開いた。 「あーあぁ、その花瓶すっっごく高いやつだよ？組長が気に入ってたのになあ。でもおじさん達も鬼じゃないからね、そこはもう口聞いといてあげるよ。……じゃあまあ、2000万、きっちり払ってくれるよね？」 「ああ、君すごく良い大学に居て可愛い彼女がいると……順風満帆の人生だ」 「お母さんは◯◯、お姉さんは◯◯に勤めてるんだ〜SNSは誰が見てるか分かんないのにたくさん書いてくれてるね」 「逃げたらどうなるか言わなくても賢い君なら分かるでしょ…？」 涙目で震えながら頷くしなかった。 新しいバイクを買うことは出来ず仕方なしに自転車を買い、家族にも警察にも相談出来ないままアルバイト漬けの毎日を送ることになる。 働ど働ど返しているのは高額な利子の分のみで元金は一向に減る気配が無い。 どんどん恐ろしくなる取り立て。そんな時、資産家丹野洋介に声をかけられたのだった……。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ