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柳楽 結世(なぎら ゆうせい) 男性、18歳の高校3年生。中高一貫の学校に通っている。 いつも明るく振る舞っており豪快に笑う兄貴分タイプ……なのだが友人はほとんどいない。授業中に先生を茶化したりふざけたり、イベントで口を挟んだり、時に鋭い指摘をするなど発言率はそこそこ高いのだが、周りのクラスメイトに比べて大人びているせいか共通の話題を持つことができず、提案をしてもあまり受け入れられない。 自称「落ちこぼれ」だが地頭はよく、何事もそこそこにこなす。また一人でやりたいことを何でも実行してしまう面もあるため、中学生のうちからかなりの遠出をしたり、一人で旅行に出かけたりすることもあった。二輪免許なども早めに取っている。授業中はあまり態度がいいとは言えず、上の空で窓の外をずっと眺めていたり、便覧を開いて授業と関係のない項目を丸暗記していたりと、一応授業には参加し、妨害まではしていないものの周りからの評価はよろしくない。ちなみにその状態でも質問で当てられれば完璧に解答する。 両親とは会話は少なく、「高等部の特進クラスに行け」と念を押されることくらいしかなかった。しかし中等部の頃の授業態度の悪さとテストでの手抜きによって特進クラスへ進めなかった。それによりさらに関係は悪化し、厳しく接する両親と反抗する息子の構図が出来上がってしまっている。 中学校の部活は剣道部に所属していた。しかし部活の中で喋れる相手がほとんどおらず、先輩ともうまく関係を築けず、1年と少し経ってから退部した。 幼い頃から周りより少し達観していたために、相手が興醒めするようなことを言ってしまい距離を置かれることが多かった。(「あの女子可愛いよな」と話しているところに「あいつは見た目だけ見てっと痛い目見るぞ」と釘を刺して嫌われる、クラスメイトが揶揄われているところを見て「くだらねえ」と言って空気を壊す、などなど)。 自分が人から嫌われていることは自覚しており、自分が誰からも気にされず、また自分が尊敬できる人や心を開ける人がいないことも認識している。だがそんな状況で孤独を受け入れてしまったら「折れる」「負ける」と考え、嫌われるとわかっていながらも人に話しかけ、明るい自分でいようとする。人の輪に入りたいと思っているが、誰とも仲良くできないので一人でいる方が気楽と考えてはいる。

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