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医博士早蕨なにがしの末娘。(薬師ステータス) 父は正七位。 ちっちゃくて邪険にされがちな好奇心の強い女の子。 10人家族の末っ子。 両親、兄、兄、(姉兄)(双子)、姉、兄、(姉)、花葉。 双子のきょうだいは凶兆とされ、名も付けられずに始末されどこぞの礎となった。姉は生まれてすぐに流行熱で亡くなった。 存命の家族はそれぞれ職に就き、参内したりで花葉に構う者が少ない。 婚儀の話すら出ていないため花葉は下人であるそびを連れて気楽に出歩いている。もちろん家族にいい顔はされていないが、本人は知らぬふり。出歩いた先で怪我人や病人を見つけては自身の裁量で手当てを施したりし、主に老人、女子供に可愛がられ、懐かれているようだ。 年の割に知識を蓄えているが、後ろ盾も地位もない女という自体で歴史に残らない存在。 「わたしはかよ。こっちは彩で、こっちはそび。よろしくね〜」 「そび、薬箱を。…大丈夫、大丈夫よ。きっと治るから」 「お初にお目にかかります。早蕨の末娘、かよと申します。よろしくお見知りおきを」 ちなみに「そび」はカワセミの古語。 『カワセミはその羽にて己を損なう』 その見目をもってしても、その佇まいが彼自身を損ないかけたことに起因して花葉が名付けた。 ちなみついでに、かよが数えで6つになった頃にそびを与えられたため、数えで12となった今、6年の付き合いとなる。

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