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◯源カノ/榎(みなもと・かの)/『メアリー・スーの眠れない夜』HO女探偵 【榎】：「共存」「力を合わせる」「共存共栄」 ■HO：探偵／女性PC限定・継続可 あなたは女性である。自認が女性であれば肉体の状態は問わない。 あなたは探偵である。職業上のHO探偵でも、趣味で探偵をしていても、学生探偵でも構わない。 あなたには探偵のサポート的役割を担っている［HO：助手］がおり、かなり長い付き合いである。 ・紅蓮を思わせる鮮やかに燃え栄ゆる赤髪をショートにまとめ、横髪だけを長く棚引かせて、時折目元に謎めく影を戯れさせている。瞳は春の明け方を思わせるような、薄雲がかかった、しかし鮮やかな青。 　常に眼鏡を掛けているが、視力がさして悪いというわけではなく伊達。あくまでもファッションの一つ。また、自身の容貌が目立つものだと自覚をしているために、そのカモフラージュの意味合いもある。 ・女性としては平均的な身長と体格ながら、誰しもを振り向かせる美しい容貌を持つ。鮮やかさと甘やかさを両立させた赤髪に、横髪と眼鏡の向こう側からぱちりと瞬く、謎めくような楽しむような瞳は、思わず目にした人間の心拍をひとつあげるほど。 　ゆったりとした服装を好んでおり、あまり体のラインを浮かせない。指先や首元が隠れることが多く、それがまた、どこか謎めく魅力を加速させているだとか。 ・細かいことはあまり気にしない大雑把な性格で、なおかつ面倒くさがり。 　器が広く、誰に対してもあまり分け隔てなく接するが、然し面倒になるとすべてを放り投げる悪癖持ち。 　だが、同時に外面はよく、自身の容貌と相まって、かなり人好きされる、世渡り上手のスキルを持っている。 ・ちょっとしたスリルは好き。 ・実家は京にある旧家、清和源氏に連なる家系の出。別に実家のことを嫌っているわけではないが、堅苦しいのは面倒臭い上にかかわりたくはない。 　ので、高校卒業と同時に上京し、東京の大学に進学。そして、そのまま就職も東京でしてしまった。 　情はあるので、年に二度、盆と暮れには顔を出しに帰ってはいる。だが、堅苦しさは好まないので、古きしきたりなどを気にするつもりは一切なく、好きにしている。また、同じ家系の幾人かが同じように上京していることは知っているので、たまに声を掛けたりしている。 　そして。たった、ひとつ。 　ずっと昔に見た、家系図。ほんのいくつか上の時代に、意図してけされた空白を見た。それを不思議に思ってとある親戚に尋ねたときに、彼から、そのひとが「探偵」だった、と聞いた。とても腕が優れて、然し、気まぐれな探偵だった、と。 ・それを聞いてから。胸中を満たしたのは、興味で。 ・カラーコード：e2041b 　 　 【特徴表】 2-7：珍しい技能　芸術(イカサマ) 【花言葉】 52：都忘れ（みやこわすれ） 「しばしの憩い」「別れ」「短い恋」 貴方の存在は少しの間、現状を忘れさせてくれるだろう。しかしだからこそ、現実に呼び戻すのも貴方。どうかくじけないで。貴方が負けると現実という見えないなにかに皆が負けてしまうだろう。 64：矢車菊（ヤグルマギク） 「教育」「信頼」「デリカシー」「優雅」 優しく人を導く力に長けている。決して踏み込みすぎず、先導する。皆が貴方を信頼するだろう。その絆は太く、強固だ。なにも恐れることはない。 31：スターチス　「永遠に変わらない」「いたずら」 不思議なことにとにかく目が無い。退屈は大敵だ、窮屈は仇敵だ。自由こそが貴方の居場所。人は貴方と妖精を重ねることだろう。 【通過シナリオ】 『メアリー・スーの眠れない夜』：SAN値-7,クトゥルフ神話+5 『デュラハニズム・キス』 ＜以下、『メアリー・スーの眠れない夜』HO探偵、秘匿情報有り＞ ■HO:探偵／女性PC限定・継続可 ・推奨技能：＜目星＞＜聞き耳＞ 持ち物として、職場に［探偵七つ道具］を隠してある。 ［ペン型ICレコーダー／ペン型懐中電灯／ルーペ／覚書用ノート／万能ナイフ／高機能ピッキングツール／ロープ］ ※以下、秘匿開示のタイミングはPLに一任される。 ◎HO探偵の状態 HO探偵は今朝起きた時、幽体となっている。生死は自分でもわからない。 目覚めた時から、周囲のものに触ることはできないし、道行く人に話しかけることもできない。 自分の肉体は近くには見当たらない。この状況に対して、SANC1/1D6を事前に行っておくこと。発狂は任意。 探索開始時点、身体を使う技能は基本的に使用不可。 服装は2日前昼に着ていた服。持ち物はあってよいが、これらも霊体となっている。スマートフォンは使えない。 幽体となったHO探偵は以下の2種類の行動を取ることができる。 ・扉や壁をすり抜けたり、上下に浮遊する。 ・同じく霊体となった相手と会話ができる。 ◎HO探偵の記憶 HO探偵の最後の記憶は2日前である。 記憶を失う最後の瞬間、HO助手とともに行動していたはずである。 しかし、ここ一週間の記憶があいまいで、あまり思い出せない。覚えているひとつの記憶はこうだ。 ［2日前の深夜］、HO助手はHO探偵に［銃をつきつけ］、確かに発砲した。それは確かな殺意を孕んでいたように思えた。 しかし、HO助手は長い間HO探偵のそばで、HO探偵を守らなくてはならないと言っていたはずではなかったか。 HO探偵は自身が記憶している事実に関して、［絶対に間違ったものだと確信を抱いた］時、どの記憶が間違っていると考えているか、KPに宣言を行うことができる。 この宣言は任意である。 この宣言はKPに対して秘匿で行うこと。 ◎HO探偵の目標 HO探偵の第一目標は、自分の肉体を取り戻す、あるいは生き返ることになる。 しかし、PLとPCの判断次第では、それ以外の道を目指すことになるかもしれない。 ともあれ、手がかりを探しに、ひとまずは職場へ向かうべきだろう。今朝、職場にはHO助手以外誰も来ない予定だったはずだ。 行動開始時時刻は［朝］。

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