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「ハロー！ エリザベス・マーチよ。リズって呼ばれるの。よろしくね」 「さっ、口より手を動かしましょう」 「立つのは苦手だけど、好きなの。だって太陽が近くなるもの」 ベージュ色の癖のない長髪をハーフアップでまとめ、フェミニンな服装に身を包み、無骨で質素な車椅子に腰を下ろした、20代の若き女性。 それがElizabeth Marchだ。 アメリカ合衆国カルフォルニア州サンフランシスコ在住。 全米に支店を持つ大型工務店「Magic Painters」のサンフランシスコ支店に務める塗装職人。 愛称は"Liz"。 Lizがレネゲイドに発症してからもう6年も経つ。 それは、彼女と車椅子の生活が6年目に突入したことも示していた。 感染により彼女がノンキャリアからオーヴァードへと覚醒した際、身体の一部が肉体の変質に耐えられなかった。 結果として、Lizの下半身の遅筋（赤筋）は著しく機能を低下させ、彼女は超常の力の代償として、長時間立ち続けることが叶わなくなった。 その後、UGN及びFHからも声がかるも、何を思ったのか、彼女は最終的にFHに身を置くことを選んだ。 潜在的能力は高く、金属にジュール熱を走らせ、物質構築により自在に操作する能力に長けている。 彼女が腰掛ける車椅子、通称「お立ち台」だが、タイヤ以外のほぼ全ての部品が特殊な金属で作られたFH特注の一品。 ナマモノのように金属を唸らせるソレは、攻防一体の立派な兵器であり、その構築速度は音速を超えるとまで謳われている。 完全に戦闘隊形になった時は、蜘蛛とカマキリと足して割ったようなバケモノになるらしい。 が、そんな「お立ち台」を、Lizは仕事の際によく脚立に変形させて利用している。名は体を表していた。 容姿も生まれも育ちもサンフランシスコだが、こう見えて実はジャパニーズとアメリカンのハーフ。 父がジャパニーズで母がアメリカン。父方の実家がトーキョーにある。 日本語はバッチリでござる。 日本食の好物はテンプラ。 フェミニンな容姿に似合わず、性格はパッション。 鼻唄をよく歌う。 握手が好き。 オーロラ・ライン 【トレーラー】 http://weemo.jp/v/fa26e3ec 【世界観&レギュレーション】 http://weemo.jp/s/dfae83aa 【ルール&データ】 http://weemo.jp/s/36bc74de 【サポート】 プロフェッショナル 【ハンドアウト】 ◎No.001　"ビジネス" 「Magic Painters」は"塗装"の依頼を受け、Lizがその担当となった。 そして彼女はロシアへ飛ぶ。 なぜ、足が悪い彼女に遠き地での仕事が任せられたのか。 それを知る者は限られている。 オーロラ・ラインに乗り込み、彼女の"仕事"が始まる。 【!! Confidential Information !!】 【IDとパスワードを入力してください】 【ID:elizabeth_m】 【PASS:_______】

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