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──────────────────────────────────────────────── 時は過ぎゆく。そして少しずつ、我々が口にしてきた嘘は、真実になる。 Time passes, and little by little everything that we have spoken in falsehood becomes true. ──────────────────────────────────────────────── 【　DATA　】 ベース　────　放浪者 - [　EDU*10+STR*10　] 誕生日　────　XX月XX日（　http://365x7.net/day/　） カラー　────　色名 - イメージカラー 特記　　────　子供に対する[言いくるめ][心理学]に+10%のボーナス。 特徴表1 ────　おおらか - 嫌なことをすぐに忘れられる。精神科クリニックや療養所などでの正気度ポイントの回復が+1増加する。 特徴表2 ────　不思議ちゃん(D) - 時折突拍子もない言動で周囲を騒がせることがある。別の世界から来た精神交換者か、妄想が生み出した人格がしばしば表に出ているのかもしれない。【　D特徴 // 1d6 - 結果:5 / 精神分析:10、天文学:40　】 【　MADNESS　】 --- 【　MORE　】 西門由宇は国籍こそ日本に置いているが、しかし混じりけのない中国の血を引いていた。両親共に中国人となればその息子も然りというだけの話ではあるものの、それを話せば決まって友人らが口にすることがある。──中国語は話せるのか、と。西門は決まって首を横に振り、手を肩の高さまで持ち上げた。両親は中国語を話せるし時折それで激しく言い合っている様子も屡見られたが、その内容を理解することは畢竟叶わなかったのだ。勉強をする気には一向に起きず、その興味が向いたのは決まって家の外。ひなたで眠る猫だったり、風にころがるからっぽのレジ袋の行方であるとか。難しいことよりも目の前で心くすぐられるものに滅法弱く、例えるならば三輪車やキックボードにこそ似付いたか。ブレーキが無いという共通点を拾えばの話だ。 さてそんな西門もどうにか高校を卒業し、今では人並みの"ブレーキ"を手に入れてひそやかに写真家としての活動を始めていた。写真集を出したり個展をひらいたりと表立った活動は乏しく、各地を歩き回り写真を撮ってはインスタグラムを始めとしたSNSへまとめて投稿するといった動きこそがメインだ。──被写体は人物に風景、兎角何でも構わなかった。特筆するのであれば空がやや多いだろうかという程度で、括りは設けられていない様子。積み上げた知識を用いるよりは感覚で撮る瞬間の方が多く、美的センスや才能だけでめきめきと育ってきた彼の道のりが写真の中には色濃くうかがえた。故にモチーフであったりテーマなどをたずねられると、首を傾げるだけで終わってしまいがち。メディアへ取り上げられることが極稀である理由には、こうした彼のトークスキルが最たるものとして挙げられるかもしれない。或いは彼のマイペースさか。ひどくおっとりとした語り口調は、日々忙しない現代社会には到底不向きなものなのだ。 写真を撮りたいとそう思った切っ掛けを聞けば、数年前の出来事が挙げられるだろう。家族と共に見ていた空、そこに浮かぶ彼のひとのことを忘れられず、長くながく憧れていればいつかは自分も同じように飛べるのだろうかと西門はあの夜空を夢見ていた。各地を歩き回るのは、あの時空を飛んでいた人物を探してのことかもしれない。──何年経とうとも得意な得意で、それ以外は人並みか人並み以下。ひょろりと伸びた背を反らして星空を眺める癖のついた男は、家に帰れば長男と三男に挟まれた次男へとすがたを変えた。最もアクティブに動くのは恐らく兄弟らとプロレスごっこに興じる瞬間だが、如何せんのろいのですぐに負かされる。卍固めだけはどうにか覚えたけれど、それも上手く出来るかはわからない。写真以外の才能には乏しい、そんな西門由宇である。 【　MEMORY　】 235km - [　衝羽根彗、樺嶌星夜　] 【　SKILL // JOB❖、INTEREST✿　】 ※　芸術(ギャンブル)を写真術に変更。 【　以下、ネタバレ有　】 【　技能　】 ほかの言語(トヴム) ::: 初期値1+成長36 - CCB<=37 【 ほかの言語(トヴム) 】 　

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