タグ： 蒼探索者 ロスト

やまと　あい　/2010　店員ベースの職業技能 経営学部出身。在学中から趣味のハンドメイド作品を販売していて、そこそこ売り上げがある。 出来る限り外に出たくない。顔がわりといいので、絡まれるのが面倒。 部屋着は大体シャツ一枚＆パーカーかカーディガン羽織ってる。見目を整えるのは非常にめんどくさい。 そう、めんどくさいのだ。 唯一面倒に感じない手芸を自分の仕事にすると決めている。 …が、自分に利があれば、頼まれれば何でもする。 断るのもめんどくさい……。 割と何があっても動じない。心動かすのも面倒だからね。 ストレス抱えだしたらサンドバッグ蹴りに行く。キックボクシングしてた。 僕/一人称 通過シナリオ 『密室シェアハウス』HO2　NomalEDにてロスト。 ——————以下HO/シナリオバレ————— 二重人格だった僕は、どうやら殺人鬼だったようだ。 何も、覚えていない。 記録を見ても、彼女の日記を見ても、何一つ覚えていない。 そうして、逃げ続けて、誰かを殺してしまった、らしい。 赤く染まった今日の服と、新鮮な血にまみれた包丁が、教えてくれた。 あぁ。どんな顔で皆に会えばいいのか、わからなくなってしまった。 血濡れの包丁を見つめる。ぎゅっと、柄を握って、ふと。 「……ああそうか。皆から、恨まれれば。」 「優しいここの人達は、傷つかずにすむのか」 出れる鍵は僕が飲んだのだろう。最高で最悪の隠し場所だ。 「みらいも、生きて返したかった」 「…みんな、元気で生きてくれ」 「こんな、こんな何も覚えてないくそ野郎のことなど忘れてくれ」 まゆ。僕に麻酔をかけてくれた、優しい子。 アイドルは大変だろう。異性の不躾な、同性の嫉妬の目がたくさんある。 あの腕なら、看護師でもやっていけると思うが……どっちにしろ労基を味方につけろ。 …日記で、無駄に怖がらせて、すまなかった。 るいさん。搔っ捌いた腹に手を突っ込むなんて、一番の汚れ役だ。 正直僕が出来たらよかったんだが、さすがにな。やってくれてありがとう。 「………あぁ、よかった」 「ころさずに、すんだ」 麻酔が切れて、痛覚が戻りだす。 死が、すぐそこまでやってきていた。 自分が、他の人間に与えてきた、痛みと闇だ。 「………しにたく、ないなぁ」 ぐっ、と刃を力の入らない手で押し込んで。 命が零れていくのを感じながら。 僕の人生は、ここで終わった。 ……みらいの死にざますら、覚えててあげられないんだ 独りぼっちで死んでいくのが、お似合いだろう。

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