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幼少期に母親から虐待を受けていたため、相手の反応をよく観察し、声色を聞き、逆撫でしないように動く悲しいすべを身に着けた。 母親を連想させる一定年齢以上の女性だけでなく全般的に異性が苦手であり、甲高い怒鳴り声を引き金に手が震えて動けなくなることがあるが、それを自ら克服し、コントロールをするために独学で精神分析学を学ぶ。人の話をよく聞き、人が欲しい言葉を選ぶのが特技となる。 人の感情の機微に聡いのとは裏腹に感情を表情や言動で表現することは非常に苦手。その代りとばかりに、自分の人生のすべてを無記名でネット上に書き連ねた私小説が、ひょんなことから注目され、職業作家となる。 職業作家になるにあたり、物事をよく知る必要があると無趣味で有り余る時間を図書館通いに費やし、自然物、博物学を学び続けていた。 処女作は思った以上の反響を得て賞を取ったものの、以降、鳴かず飛ばずで書くのが怖くなり、そのことで元々の躁鬱が悪化。 現在リハビリ中。 「つぎはぎロマンス」 「花龍の湯」

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