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〇ロゼ・ルベルス・マーガレット(Rosée・Rubellus・Marguerite)/『X2U -孤児×令嬢-』HO令嬢 【マーガレット】：「恋を占う」「信頼」「真実の愛」 ・実りの季節に生い茂った穂麦を思わせるプラチナブロンドの髪を背後へと長く伸ばし、澄み渡ったエメラルドグリーンの双眸を、穏やかに、けども快活にぱちりと瞬かせる少女。 ・少々引っ込み思案ながらも、穏やかで明るく、また素直な性格。人とあまり触れ合って生活をしてこなかったために、他者を見ると反射的にびくっとしてしまうも、興味自体は大変にあるため、建物や人の影からひょこっと興味深げに見つめてしまう。 　人と殆ど会ったことはないが、もし会ったら、その人の話をたくさん聞きたいと思っている。たぶん、質問攻めにしてしまう。 ・純粋で素直な気質でもあるため、誰かの役に立てたら、何かの為になれたら、と常に考えており、出来ることがあるなら何でもしようとがんばる。 　だが、それゆえに些か騙されやすいところも。当人も自覚が無い訳ではないのだが、人を疑うことが得意ではなく、嘘や冗談を間に受けやすい。気を付けないと…… ・好奇心、知識欲が旺盛。勉強に対しては非常に熱心な性格で、暇さえあれば読書に勤しんでいる。特に、動物関連の本を読むのがとても好きで、読み癖がついてしまっているほど。 　勉強も好んでいるために、学校に行けたことはないが、同年代の少年少女たち以上の知識をいつの間にか蓄えていた。 ただ、書籍からの知識が大半の為、実践の知識が薄く、些か知識には偏りがある。 ・また、外の世界や街自体にも非常に興味はあり、やはり書籍上にはなるが、自分なりに色々なことを勉強している。この街だけでなく、世界の歴史なども好きで、様々な本を読んでいる。 　そうやって知った様々を、いつか外に出た時に、自分の目で確認してみたい、と密やかに思ってはいるものの、口に出したことはない。叶わない可能性の方が高いかな、と思っている上。きっと、言ったとしても、意味がないから。だから、ひとりだけの内緒。これだけ、密やかに抱えることは、ゆるしてくださいね。 ・インヴァネスの街に代々続いている貴族、「マーガレット家」の一人娘。 　各地に広大な土地を持っており、それらを元にした不動産で古くから財を成している家柄であり、それゆえに不動産だけではなく、遊牧や畜産業にも関わっている家柄。昨今はその近辺から、動物関連の様々な業界にまで幅広く手を伸ばすようになってきており、また勢力を拡大している。 ・兄妹等に恵まれず、一人娘として生まれた為に、貴族たれ、と数多の教育を受けてきた。礼儀作法をはじめとした一連の教育を受け、純粋に学ぶことが楽しかったのと、また、家の為に、街の為に役立ちたい、という純粋な思いから、それら全てを糧としている。 　そのため、歳の割に仕草が上品であるが、興奮してしまうとどうにも飛んでしまうところもあるため、その点はまだまだ子ども。 ・少しだけ、自由に生きてみたい、と思う。けれども、この家にたったひとりだけ、生まれてきた私だから。産んでくれた家族の為にも、大切にしてくれる人々の為にも、愛しい街の為にも、誇り高き『マルグリット』の家の為にも、自身の成すべきことをしたい。 　それは、純粋な思いと、そして、そうすることしか出来ないという、遠い昔から抱き続けた、心の奥にずっと共にある諦念から。 ・叶わない、って分かっているから。 　だからね、これは、私が世界にした、誰にも秘密な小さな恋なの。なんてね？ ・Rosée：フランス語「露」 【特徴表】 3-1：天気予報士 外を見て（アイデア）ロールに成功すれば、短い時間（[1d6+1]時間）の正確な天気を予測できる。 降水確率や風の向き・強さ、嵐の時間帯、雷の落下しやすい場所なども予測可能だ。 5-1：動物に好かれる 独特のたたずまいのおかげか、たいていの動物がなついてくる。 【花言葉】 37：月見草（ツキミソウ） 「美人」「自由な心」「うつろな愛」 どこか色香を称える貴方は、そこに座るだけで皆の視線を奪うことだろう。おしつけない沈黙と、気ままな心が、周りの人々の心を癒す。 24：サルビア 「家族愛」「燃える想い」「知恵」「エネルギー」 その力はどこから来るのか。溢れる思い、尽きない望み。後悔すらも気力に変えて、絶望すらも希望に変えて、貴方は前へ前へと進むだろう。先頭はいつだって貴方だ。貴方のいるその場所こそが最前線だ。 28：スイートピー 「ほのかな喜び」「門出」 どこか幼い。学ぶべきことが沢山あるだろう。成長する喜びを知るが良い。全ての障害が貴方を祝福するだろう。迷わず乗り越えるべきだ。 [公開HO] ■ PC2：令息・令嬢 　あなたは令息または令嬢である。 　インヴァネスの屋敷で大切に育てられ、街を見下ろす生活をしている。 ┌── オリジナル職業「令息・令嬢」──────────────────────────┐ 　貴族や上流階級の子供。日頃から上流階級の立場に恥じぬよう、 　勉強や作法を教わっている。 　本シナリオでの年齢は10〜16才、性別は問わない。 【職業技能】★：活躍できる技能 　信用、生物学★、説得、図書館★、ラテン語、歴史、 　個人的な関心のある知識技能2つ └────────────────────────────────────────────────────┘ 【通過シナリオ】 ・『X2U -孤児×令息令嬢-』HO令嬢：SAN+5,生物学+9,クトゥルフ神話技能+1 ＜以下、秘匿情報＞ ・自分の血が宝石になること、儀式のこと。最初はただ、とてもとても驚いたけれど、今では全て受け入れている。 ・与えられた「ギフト」であるならば、貰ったものはちゃんと、返さなければならない。 ・外に出たことはないけれど、でも、ほんの少しだけ伝え聞く街の様子や、窓から見える人々の営み。それを目にするだけでもとても楽しくて、耳にするだけでも嬉しくて、どんな生活をしているのか、色んな想像をして。少しだけ、羨ましくもあったけれど。そんな皆の生活が、続いて欲しいな、って、思うから。 だから、街の為ならば、皆の為ならば、儀式のことも、受け入れている。皆が暮らすこの街が、平和であってほしいから。 何も出来ない私に、出来ることがあるのなら。 ・色んな面倒を見てくれるサンフォードさんにも、純粋に感謝をしているし、慕っている。けれど、そういった態度なのも、仕方ないな、とも思っているから、無理に何かを言うことはしない。 ただ、時折ちょっとだけ、彼のいないところでしょんぼりしている。 ・でも、でも。ささやかな夢、少しだけ思っていること、昔からずっと、叶わないって夢見続けてきたこと。 この街を少しだけでもいいから、歩いてみたい。大好きな街を、ちゃんと自分の目で見て、感じて、知って─────ちゃんと愛して、自分をあげたい。 そしたら、きっと、…………この少しだけ怖いって思ってしまう、外の世界を見たいって思ってしまう気持ちにも、方が着くとおもうから。 ・やりたいことはたくさんたくさんあるけれど。 ① 動物と触れ合いたい ② 本物の花に触ってみたい ⑤ ネス川に伝わるおまじないをしてみたい 特にしたいなって思うのは、この三つ。知識だけじゃない、ちゃんとした動物に触れてみたい。花に触ってみたい。そして、おまじない。 自分が持っているこの思いを、自分だけのものに、隠してしまえるように。 そして、叶うならば、街と街の皆の幸福を、そして家族の、母様の幸福を願えるように。 [秘匿情報] 　あなたは、自分の流した血液が宝石になるという特殊な体質を持っている。 　その体質を持つ者はこの街では昔から「ギフト」と呼ばれ、 　ある年齢になったら儀式に参加し、街のためにその身を捧げなければならない。 　そのため、あなたは10年以上、部屋から一歩も外に出ることなく育てられている。 　儀式を行わなければインヴァネスの街は平和を保てない。 　あなたはこの街を愛しており、その運命を受け入れている。 　そして、シナリオはあなたのある誕生日の朝から開始される。 　あなたは18時から行われる儀式において、その身を捧げなければならない。 　しかし、あなたにはささやかな夢がある。 　死ぬまでに一度でもいい、この牢獄のような家から抜け出し、 　インヴァネスの街を自由に歩きたいのだ。 　あなたの願いは「死ぬ前に自分の願いを叶える」ことである。 　あなたは以下から「死ぬまでにやりたいこと」を3つ選択し、KPに伝えること。 ┌─────────────────────────────────────┐ 　① 動物と触れ合いたい 　② 本物の花に触ってみたい 　③ 誰かと一緒にごはんを食べたい 　④ 自分だけのお守りやアクセサリーがほしい 　⑤ ネス川に伝わるおまじないをしてみたい 　⑥ ボートに乗ったり釣りをしたりしてみたい └─────────────────────────────────────┘ [PC2の事前情報] ▽ 儀式と体質 ──────────────────────────────────────────────────── 　儀式の具体的な内容は聞かされていない。 　また、血液以外の体液は宝石にはならず、宝石を生み出すことによる 　特段の体調の変化などもない。血が宝石になること以外は一般的な人間である。 　1年に数度採血をされるが、その際に血液が固まって赤い宝石になったのを 　自らの目で確認している。 ▽ 人物 ───────────────────────────────────────────────────────── 　母親エンヌは現在アメリカにいるらしいが会った記憶はなく、顔すらわからない。 　屋敷にはどうやら自分以外にも複数の人は暮らしているようだが、 　世話をする為に部屋に入ってくるのは執事のサンフォードだけだ。 　PC2はそれ以外の人を見た事がない。 　サンフォードは40代の長身の男性でメガネをかけており、無口で不愛想。 　PC2の役割には強く執着しているようだが、PC2自身には関心がないようだ。 ▽ 部屋と環境 ──────────────────────────────────────────────────── 　PC2は部屋から一歩も出たことがなく、屋敷のことについては一切わからない。 　部屋にはトイレもシャワーも備えられ、食事もサンフォードが運んでくる。 　またあなたの足には左右の足首をつなぐ50センチの重い鎖が付けられており、 　動きも制限される。 ▽ PC2の学力 ──────────────────────────────────────────────────── 　必要最低限の教育はサンフォードから受けており、 　文字の読み書きや簡単な計算は問題なく行える。 　私室にはたくさんの本があり、多くの時間を読書に費やしてきたかもしれない。 　PC2にどの程度の知識があるかはPLに委ねられる。

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