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支部の中では常に白い狼の姿で過ごしている。人間態では耳と尻尾、そして右腕がどうしても残るので人前で人間態になることはあまり多くない。 戦闘中は完全獣化と雷帝の力でジンオウガの姿となる。 小学校の下校時にとあるＦＨのセルに友人と一緒に実験体として誘拐され、目の前で多くの子供達が実験に適合できず死んでいく様を見せつけらながら雷帝の獣として覚醒した。 実験と調整が終わった頃にＵＧＮに保護されたが、既に明狩以外の生存者はＦＨを含めて1人も残っていなかった。 世界の裏側を知ったことに加え多くの子供達の中で自分だけが生き残ったことから、家族の元には戻らずに世界の裏側から大切な人たちを護ることを選びＵＧＮに所属する。 エージェントとして活動している時期に《パペットマスター》に唯一の友人を殺されている。その仇を取るために、マスターエージェントの情報にも実力にも手が届く支部長を目指す。 ある時の任務にてFHセルを襲撃した際に1人のFHエージェント――烏間九郎を支部に連れ帰り、周囲の意見も気にせずに直属の部下として配属させる。 「何か捨て犬みたいで連れてきちゃった」は本人の談。 その後はその烏間九郎と共に実績を重ね、数年前にＵＧＮ Ｍ市支部長まで上り詰めた。 支部長となってからは、前線に出ることの多い自分の代わりに表向きの活動を九郎に任せるようになる。 覚醒の経緯から自身の能力を好いていない。獣化が解け切らない人間の姿を他人に見られることも嫌なため、姿を晒す必要のないときは狼の姿をとるようになった。 また、右腕が元に戻らないため左手で生活をしていたが、九郎が部下となってからは腕を使うことは全て九郎に任せている。 誘拐のトラウマから学校に行けなくなったので教育課程はＵＧＮの教育機関で修めた。 そのせいで同い年の子供と関わることも少なくなり、動物のほうが多く関わり過ごした経験からさらに動物好きとして磨きがかかる。 自分がキュマイラのオーヴァードである上に根っからの動物好き。捨てられた動物を拾ってきては支部内で世話をしている。 動物を虐待している人間を見ると、あえてワーディングは使わずに恐怖をきっちり与え、湧き上がる殺意を押し殺しては怪我だけはさせずに解放している。 https://gyazo.com/b9378d699ae458201eebb4626201c6bc

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