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希逢(のあ)･･････希望にめぐり合えるようにと、願いを込めて。 透き通るような白い肌に、真っ白な睫毛と髪の毛。小さく儚い見た目で天真爛漫に笑う子のイメージ。 花が咲くような綻ぶ笑顔を浮かべて、ルパといつも一緒にいる。離れたがらなく、依存しがち。 「ねぇルパどこに行ってたの？私を置いていかないでっていつも言ってるのに！駄目よ、どこにも行っちゃ嫌」 「結んでルパ。ねぇ、私可愛い？ルパにとって誰より？ずっと一緒よ。ルルが守ってあげるからね」 「私のルパ。優しいルパ。ルパが思うよりずっとルパはすごい人なのよ。私、知ってるもの、ルパが頑張ってきたこと」 自尊心の低いルパをいつも肯定して傍に居る。ルパが大好き。 ずっとずっと言われてきた。私はルパに食べられるために生まれてきた。それがこんなにも幸せ。外の世界に出てみたいと思ったことはない。この閉鎖的な村の中で、ルパとひとつになって外に出るから。大きくて優しいルパの腕の中の温かさと同じくらい、ルパの身体の中はあったかいのかな。何も知らない。だから、何も怖くない。ルパが美味しいって言ってくれるように、食べたくなるように、いつだって綺麗にする。 小さな飾りのついた小物を作って偶にルパにあげている。自分で髪を結う事も出来るがルパにやってとおねだりしてる。頼って、甘えて…ルパがいないと私は生きていけないのと幾度も幾度も話している。

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