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　片足を常に庇うように歩く癖がある他、爪を噛む癖があった(現在は爪を噛む癖を矯正した)。教祖の事を盲信しており、何かとつけては教祖の身辺の世話を率先して行おうとする献身さを持ち合わせる。 　あまり自我を出して喋る事はない。その口から出る言葉のほとんどが教会関連のものであったり、教祖がいかに素晴らしいかを語るだけだが気を許した相手には自我を語る事もある。 　教会幹部の「鬼灯」に関しては良くも悪くも関心がない。そこに割く意識があるなら教祖の事を考える方に重点を掛ける。 「はい、しきみは、ここに居ます」 「祈り続けば救われます。大丈夫。神はすぐそばに」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「神様？そんなものは人が作り出した祈りだよ」 「原因をなくしちゃえばいいと思う。もうそうする方が早いから」 　酷い家庭内暴力を受けた影響で足が不自由であり、また手にも酷い傷跡がある為に手袋で隠している。自分の事を語らない、のではなく空っぽなので話せない。 　神は居ないと思いながら、教祖の心身の事だけを心配している。また、両親が失踪した事に関してはひょっとしたら教祖が始末したのではないか？と考えている。なぜなら自分が人殺しを粛々と行っているからである。 　思い詰め悩むくらいなら、心が死んでしまって何も感じる事がない自分が背負ってしまえばいいという独善的な思考が本質にある。 　また自分が馬鹿な振りをしていれば、弱者を虐げようとする悪意に気付きやすい事も会得してからは天然を装って相手に近づく。

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