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※所属：先進技術開発部 カナダ出身の月面研究員の男性。母国語は英語。 軍の研究施設に所属していたが、腕を買われ月に配属された。 《背景》 母は父に愛想を尽かして、エリスが5歳の時に家を出ていった。 父は子供の誕生日すらまともに祝ってくれないような男だった。 けれど、一度だけ誕生日にケーキを買ってくれたことがあった。 安売りのチョコレートケーキが1ピース。メッセージカードなどない。 酒に酔った父の気まぐれに過ぎない。それでも、エリスは嬉しかった。 まともに愛情を注いでくれない男でも、たった一人の大切な家族だから。 エリスは成長するにつれ、人から頭の良さを褒められることが増えていった。 父はエリスが褒められると、自尊心が満たされるのか機嫌をよくしてくれる。 父は機嫌のよい時だけ、ごく稀にエリスのことを褒めてくれた。 エリスが勉強を頑張るのは、父から言葉を引き出すためだった。 18歳のとき、父は痴情の縺れから愛人に撃たれて帰らぬ人となった。 その頃には父は家を空けることが増え、1週間も不在の時もあった。 結局、父は最後まで自分に愛情を向けてくれることはなかった。 いつも自分のことしか考えない最低な男でも、信じたかった。 きっとまた誕生日を祝ってくれた時のような笑顔を向けてくれる、と。 奨学金で大学に進学したエリスはロボット工学を学ぶことになる。 それは自分の得意分野を活かせるからという理由に過ぎなかった。 どれだけチョコレートケーキを食べても、エリスの心は満たされない。 欲しかった愛情はもう手に入らない。エリスは惰性のように生きていた。 大学卒業が迫った頃、エリスはひとつの映画を教授から勧められた。 恋人を欲する学者が幼馴染に似たロボットを作るという内容だった。 何てことはないラブコメディー映画でも、エリスにとっては衝撃だった。 ──ロボットなら、死んだ父親を再現できるのではないか？ 大学卒業後、エリスはロボット工学を研究する軍の施設に就職した。 1年ほど施設で働いた頃、月面研究員にならないかと誘われた。 月でなら、地球では出来なかったことも可能になるかもしれない。 戸籍を捨てることなど、エリスにとって些細なことだった。 父親の愛情を得ることが、エリスの生きる理由なのだから。 《人物》 スペル：Eris Cromwell 一人称：僕 二人称：君、あなた。普段は名前のみ。職員や目上には名前＋さん。父のことは父さん。 口調：普段は柔らかめの口調、目上には敬語。 (名前の由来は準惑星エリス) 落ち着いた性格の持ち主で、誰にでも穏やかに接する。 ただし理想的な父親の話されると、あまりいい顔をしない。 (最低の父親でも自分は愛されていたと思い込みたいため) 仕事が忙しくなると食事代わりにチョコレートを食べため消費量が増える。 母親似の顔立ちで、普段は長い髪をバレッタで纏めている。 (バレッタは母親が家に置いていったものを使っている) 同じ部門の人間にはロボットで父親を再現したいと話しているかもしれない。 気まぐれに父から向けられた温もりが忘れられない人。 《オマケ》 父はエリスの顔を見ると逃げた妻のことを思い出すので、ああいう対応をしていた。 同時に逃げた妻に顔が似ていて好きなので、ごく稀に優しくしてくれた。 最期は世界に絶望して自殺したい！ 死んだらお父さんに会えるよ！やったね！ ------------------ 【特徴表】 7：狂気の沙汰ほど 正気を失った時、自身の体が非常に調子がいい。この特徴を引いた探索者のSANが5減った時、アイデアロールを行わずに発狂する。 しかしその代わりに、発狂中でも使える技能値を全て+10％する。発狂状態が解除された時、この効果も終了する。 3：エースドライバー 探索者は専門的な乗り物の操縦技術を持っている。INT*3 の値を任意の操縦技能の初期値にプラスして設定する。

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