タグ： 旅館の捕食者HO３

ひいらぎ りんご 性別:男 年齢:31歳 職業:小児外科 性格:世話焼き、感情的になりやすい、お節介、利他主義 一人称：私 二人称：アナタ、アンタ(機嫌悪いとき、怒っている時)、○○ちゃん、○○くん 口調:女性的、よく語尾が伸びる ｢〜かしらァ？｣ ｢〜ねェ｣ 趣味：ガーデニング、押し花作り、ドライブ 好きな物：クリームシチュー、綺麗な花、子供の笑顔 嫌い/苦手な物：酒、煙草、子供に乱暴する大人 家族構成：３つ下の妻、生後6か月の息子 カラーコード：#9932cc 幼少の頃、母親からネグレクト・身体的虐待を受けていた。 まだ未成年だった彼の母親は、父親も頼れる親族もいないまま公衆トイレで彼を産んだ。 それでも、彼を産んだことに実感も責任も湧かなかった母親は届け出もせず、かといって殺すこともできず、 彼の存在を隠そうとした。 「林檎」という名前も生まれた時、りんごみたいな真っ赤な顔で産まれてきたから。 生まれたての赤子は皆赤いというのに。 子どもが親から始めてもらう名前に生みの親の「願い」「希望」「理想」は込められていなかった。 物心ついた頃から、母親の存在に怯えて過ごしていた。ろくに食べ物ももらえず母親の食べ残しをこっそり食べて飢えをしのぎ、アパートの一室の片隅で笑わずに泣かずにただ座って過ごしていた。それでも、母親の機嫌が悪いと気を失うまで頬を叩かれたり、煙草の火を身体に押し付けられたり、冷水を浴びせられたりしていた。 10歳の時、保護され、療養の後に児童養護施設に預けられたが、その時は表情も乏しく口数も少なかった。 だが、同じ施設にいた子供たちや自分を家族だと言ってくれた施設の大人たちに次第に心を開き始め、彼自ら年下の子の面倒を見たりと心境の変化が訪れた。 施設を出てからも、度々施設には何度も顔を出していた。 おふざけ半分で年下の子供たちに「パパ」と呼ばれて以来、ずっと施設内では「パパ」呼びが定着しているが、本人は至って気にしてない。 今年、息子が生まれたので、本当にパパになりました。 産まれてきた息子には、自分が得られなかった家庭での幸せを得てほしいと心の底から願っている。 本来は、心理カウンセラーを目指そうとしていたが、自身のPTSDが未だに完治しておらず、自分が経験したような或いはそれ以上の話を聞くようなことをすれば、自身の精神面にも影響を及ぼしてしまうので、それでも未来ある子供たちの笑顔が取り戻せるような仕事に就きたいという気持ちが強く、小児科の医者を目指すこととなった。 今は総合病院の小児外科で医師をしている。 患者当人に親御さんが付きっきりで寂しそうにしている他の兄弟の子に、手作りの栞をあげたり時間があるときは話し相手になったりと、そういった患者当事者以外の子供たちの力にもなれるように心がけている。……それが他の医師にはどう思われているかは別として。だが、子供たちの中には兄弟のお見舞いだけでなく柊木先生に会いに来たといって病院にくる子も多い。 勿論、毎日苦しい闘病生活をしている小さな患者が一日でも早くまた太陽の下を駆け回れるように、友達と笑い合えるように彼は毎日尽力している。 「おはよう、ゆう君。気持ちよくお昼寝してるところ、ごめんねェ。診察の時間だからちょっと起きましょうか♪……うん、ちゃんと起きれて、えらいわァ」 「あらァ、さきちゃん今日もお見舞い来てくれたのォ？さっき、のんちゃんが”お姉ちゃんに会いたい”って言ってたわ。退屈してたみたいだから、きっとアナタの顔見たらきっと喜ぶと思うわよ」 ＜通過シナリオ＞ ・旅館の捕食者 ・シンシホシャ

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