タグ： 春 キャロル

久遠　静香（くおん　しずか） 職業P：2010スポーツ選手で取得 ————————————————— 【性格】 明るくて基本的にいいやつ。甘えるときは甘えるし、怒るときは怒るし、見た目には感情が読みやすい。 だが、なにかを隠すと決めれば途端に表情は読みづらくなるし、別人のようになる。 【背景】 静香の生まれた家はもともとは母子家庭ではなく、父親もいるし、見た目にはとても仲が良く平和そうに見える家だった。だが、その実態は酷いもので、日夜父親からのDVに母とともに怯える生活を送っていた。繰り返される暴力は、服で隠れて見えない場所にばかり行われたため周囲の人々は誰一人として気づくことがなかった。静香は暴力を受けていたとしても実の父親を裏切りたくはないという思いがあったため、誰かに知らせたりなどということはせずそのまま14年の日々を過ごすことになる。そのころにはDVを周囲に隠すために明るく振る舞うことが習慣化していた。何も暗いことなどないかのようにふるまうことで無駄な詮索をされないように過ごしていた。だが、そのころには母親は心を病んでおり、父のDVも昔より明らかに過激化してきていた。 そしてある日、学校から帰ってきた静香の目の前に現れた父が突き付けてきたものは血の付いた包丁だった。奥に見えたのは腕を切り付けられたのか、二の腕あたりを抑えてうずくまる母。父からは酒の香りがしたため、酔ってこのような凶行に至ったのだろうということは明らかだった。床に引きずり倒され顔に包丁が近づけられる。「これはまずい、殺される」と思った静香はとっさに父の腹を蹴って遠ざけ、横にいた母の手をつかみ家から飛び出した。 その後、警察に駆け込み父は逮捕。懲役6年の刑罰が科された。 それからは、母とともに過ごす日々を過ごすようになった。暴力のない平和な日々だったが、母はあの生活の中で刃物や怒声などに対してPTSDを患ってしまい生活する中で気をつけなければならないことが増えた。そのため料理など刃物を扱う家事全般は静香が担っており、また母子家庭で金銭的に余裕があるわけではないためバイトも高校に入るなりすぐ始めた。高校に入ってからも、昔と変わらず明るく振る舞っていたため友達はすぐにできた。高校ではHO2というかけがえのない友人も得た。彼とともにいるときは酷く安心感があり、心地が良く、他の誰といるときよりも楽しい時間を過ごすことが出来ていた。 大学はHO2と同じ所へ行った。彼に対して劣等感も抱いていたが、それ以上にこの安心感を手放したくはないと思った。 大学生として平凡に暮らし、母とも生活は苦しいが笑顔で暮らせており、HO2とはいつも一緒にいる。平和で、追い求めていた日常がやっと手に入った。 今年は父の逮捕から6年。刑が果たされ、父は出てくる。 復讐と言ってまた父はやってくるかもしれない。その時は何としてでも母を自分が守らなければならない。 もう母を傷つけさせはしない。 【HO2との関係】 高校1年の時、昼休みにクラスの友人と話していたが、たまには一人になりたいと思い立ち入り禁止の屋上に行ったところそこで昼食を食べているHO2と出会った。立ち入り禁止の屋上でわざわざ一人になってまで昼食を食べるHO2のことが妙に気になり、屋上に通うようになった。度々そこで昼食を共にし、若干一方的ではあったものの、HO2との時間を楽しんでいた。たまたま廊下でHO2とすれ違う時があり、その時にクラスの場所も判明し彼のクラスにも顔を見せるようになりだした。HO2とはそうして話しているうちにだんだんと仲良くなってゆき、今では親友と呼べる関係だ。 ————————————————— 「俺？俺は久遠　静香！よろしくな！」 「あははは、おっ前ほんっと～～に面白いな！」 「俺はさ、みんなのことが大好きなんだぜ」 ————————————————— 〈通過シナリオ〉 ・星屑のキャロル（生還）

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ