タグ： クオリアは嘲笑う

周防　円　(18)　高校生　HO3 煽りスキルが高いもやし。心理学、脳科学を専攻しており、よく特殊な装置を用いるため機械にも強い。どちらかというと理系。 吹奏楽サークルに所属してはいるが、入った理由がHO1とHO2が一緒にいるから、というように、基本興味と好奇心だけで動いている。 小さいころからよく喜怒哀楽の感情が分からず、みんながどうしてその場面で笑っているのか、泣いているのかが理解できなかった。あるのは興味と好奇心だけで、感情らしいものはせいぜい「面白い」程度しか持っていなかった。そして昔から察しがよかったので、こんな自分が普通ではないということも理解していた。普通の家庭に普通ではない子供。親が知ったらどう思うかなど円には分かりもしなかったが、子供ながらの本能か、早々に「周りと合わせる」ということを学び、特に周囲から奇特者扱いされることもなく、そして家族に無感情者であるということもバレずに過ごしていた。だが、周りに合わせることが当たり前になりすぎてそのうち自分自身も騙されていき、優しい人たちに囲まれながら育った円は同じような「優しい人」になってしまった。そうしたせいで中学時代に軽いイジメを受けたりしたが、「自分は優しい人間だ」と騙していたので特別傷ついたりはしなかった。 元々周りに流され、自己を示すような足跡も残さずに生きてきたため、記憶を失った直後はかなり混乱した。経歴などはもちろん、失う前から思い出やらは全くの空虚だったため、過去の自分がどんな人間だったか思い出せないほどに人格というものが消えていたが、そのおかげで本来の無感情な円として高校生活を過ごせたため、こいつに限っては記憶が消えたほうがよかったかもしれない。感情というものはまだよく分かってないけど、おかげで今はこんなにも楽しそうにしてます。この高校生活で初めて楽しいという感情だけは理解できたかもしれない。常人とはたぶんちょっと違う楽しいだと思うけど、なんにせよ楽しそうで何よりです。 よく(顔だけ)笑っているのは、記憶がなくなる前の善人だった頃の癖が今でも染みついているから。 悪夢に関しては、精神があまり強くないので表に出していないだけで本当はかなり参っており、メンタルも睡眠時間もじわじわ削られている。暗い部屋に一人でいると夢の内容を思い出してしまうので、深夜にひっそりと一人で外に歩きに行ったりしている。 授業中や部動中に小刻みに居眠りをすることで何とか悪夢を見ないように睡眠時間を確保している。よくそれで生きてるな イメソン：Nobody/guiano 誕生日：11月7日 誕生花：ユーカリ　「新生」「再生」「思い出」 ・吹奏楽コンクールには選抜されないため毎年ビデオカメラ係を担当している。 ・入部の申し込みしようと部室に入ったらちょうど全体練習が終わり各パートに注意を入れていたところで、ある意味悪目立ちすることとなった。 ・夢月ちゃんには入部時のインパクトもあり、「変な人(意訳)」と思われていた。その通りだが、本人には自覚がなかった模様。 ・HO2の朱音ちゃんと同じクラス。 【通過シナリオ】 ・クオリアは嘲笑う ・その悪夢は誰がために

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