タグ： さじ探索者 古今、零れて。

───────────────────────── 　▋古今、零れて。　╍　HO2 優秀な刑事 　　貴方は HO1を大切に思っている。 　　貴方は周りからの人望が厚く信頼されている 　　優秀な刑事だ。 ───────────────────────── カラーコード：#008B8B DarkCyan ◻職業ベース：刑事（2015版）※改変 〈言いくるめ〉⇒〈信用〉：周りからの人望が厚いらしいので説得力を持たせたくて…。 [特記] 制服を着ているか、警察手帳を提示すれば〈信用〉と〈説得〉に+20% ただし警察に敵意を抱いている者に対してはその限りではない ◻取得特徴表 (4-2)方向音痴　…　〈ナビゲート〉の基本成功率が1%になる、成長不可 　→不利な特徴による[1d6×10]技能ポイント取得を採用（30フリー技能ポイントを取得） (3-10)平凡な容姿　…　〈変装〉に+20%、一度しか会ったことのない相手が〈アイデア〉に失敗すれば「よくある顔です」と言い訳すれば別人としてごまかせる 関西出身。あだ名は“兼(かね)さん”。 ゆるっとした雰囲気の中に、刑事として培ってきた芯の見える男。 「なんや、ま～たオレを頼るんか？これは高ぁくつくで？」 「まあ、ええ。そこ置いとき。時間できたらやっといたるわ」 「んん？オレの好物覚えとってくれたんか？こりゃ、どーも。おおきに」 言動のせいで一見雑そうに見られがちだが、刑事としての腕は確か。 そのため、よくアドバイスを求められたり、仕事の相談を受けたりすることも。 欠点と言えばすぐ道に迷うことか。 「あー。ごめぇん、小雛。また迷ったわ。迎え来てくれへんかなあ。あはは」 「ちゃうんよ。今回はちゃーんとスマホの言うとおり歩いとったで？でもこのスマホおかしいんや。逆方向に案内しとんの」 三ツ井は気付いていないが、三ツ井がスマホを逆に持っているだけだ。気付け、それくらい。 ◻〈拳銃〉 「ええか？『One shot, One kill.』や。…え？あー、違う違う、この場合は“殺す”やのうて、“外さん”って意味や。狙ったもんは外したらあかん」 「オレたちは本来人間が持ったらいかん、人間が人間を殺せる凶器を持っとるんや。だから、外したらあかん」 「制圧は一発。確実に相手の動きを止めえ。…そのために、オレたち刑事は日頃から鍛錬を積まなあかんよ？」 三ツ井は、部署でも名高い拳銃の名手である。射撃訓練でも常にトップを誇る。 [通過済みシナリオ] ・古今、零れて。　…　END:C ※以下「古今、零れて。」HO2秘匿バレあり ◻古今、零れて。 ― HO2 貴方は誘拐犯だ。 過去にHO1を誘拐している。HO1がストックホルム症候群であることは理解している。 だが、手放せなかった。幼い手が自分の手を不安げであってもしっかりと握った瞬間を忘れることが出来ない。自分が誘拐犯だとバレてしまえばHO1との生活はなくなってしまう。貴方は全てを隠し通すことに決めた。 貴方はHO1が幼いころから一緒にいるが、彼がストックホルム症候群であることを知っているため幼い頃の記憶が曖昧であることは予測がついた。 実際は15年前から共に暮らし始めたのだが、当時はよく遊んでくれていたお兄さん、という認識の植え付けをし、二人で暮らし始めたと認識させたのは HO1 が高校卒業の頃、8年前となる。警察学校は寮生活であるため、入学前に認識をさせた。２年間はHO1を手放し、戻ってきてから再度本格的に二人で暮らし始めることとなった。 かつての相棒である火邑篠(ほむら しの)は貴方の秘密を唯一知る人間である。誘拐後の手筈を整える協力をしてくれていた。 ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……… どうしても離せなかった。 寂しかった、自分を心から欲して欲しかった、上辺だけじゃ足りなかった、全てを自分に預けて、そして求めて欲しかった。 気が付いた時には小雛を拐っていた。 取り返しのつかないことをしてしまったと気が付いたのは、小雛が自分の手をしっかりと掴んで離さない、その感触にようやく気付いた瞬間だった。 「…隠すんや、シノ。黙っといてくれんか？」 「オレ、案外自分の事がかわいいみたいやなあ。バレたくないって思ってるみたいやわ」 「…他人事みたいやって？そやな、オレ、何かおかしいんかもしれん。コイツ拐ったとき、何考えてたんか、もう、よく憶えとらんわ」 「…最後まで面倒は見るよ。小雛から離れていかない限り、な」 「オレから離れる？…ないわ。拐っといて、それはない」 「オレは“責任感”だけはあるんやで？」 「刑事・三ツ井兼次」は、とっくの昔に自分が刑事でなくなっていることを知っている。 ▋元相棒・火邑篠 その日も彼らは“二人”で犯人を追っていた。 兼次と篠は署でも有名な名コンビだった。お互いの動きを熟知していたし、足りない部分を補うように、検挙率を上げていった。 その日は、運が悪かったのか、それとも兼次が慢心をしたのか。いつもなら確実に反応出来る犯人の動作に反応出来なかった。目の前に突きつけられる銃口。 ―ああ、俺、ここまでか。あっけないわあ…。 そう思い、目の前の銃口を見つめて目を閉じ、銃声が響き渡った。 痛みはいつまで経ってもやってこなかった。目を開けば、目の前には血塗れになって倒れているシノがいた。 「アホ…！なんで助けたんや！今のは、俺の不注意やったやろ、なんで、なんでお前が俺の前に飛び出すんや！」 その日以来、兼次は拳銃の腕を磨き続けている。 もう二度と間違いを起こさないように。拳銃の腕を磨けば、その日の返らない過ちも取り返せるのだと盲信しながら。 シノが情報室の勤務になってからというもの、兼次は贖罪のように定期的に顔を出している。あくまで何気ない風を装い訪ねているが、聡いシノにはバレているのかもしれない。 ▋HO1（小雛）を攫った経緯 兼次はその持ち前の性格から、誰にでも頼られた。人気者でもあった。本人も、それで悪い気はしなかったのだ。 ただ。その中の誰一人として「三ツ井兼次」を求めてくれる、愛してくれる者はいないと、贅沢な悩みを抱えていた。「愛想が良くて、頼りになる」…そんな外面だけを求められている、複雑な孤独を抱えながら生きてきたのが兼次という男だった。 そんな中見つけたのが「鳥喰小雛」という子供だった。 小さい手が自分の手をしっかりと掴み、その瞳が自分だけをしっかりと捉えて放さず、そんな子供に兼次は愛情を求めてしまった。 気が付いたときにはその子供を攫っていた。 「その目が、その手が、本当に『俺』を求めてくれてるようやと、錯覚してしまったんや」 「…気付いたときには、もう遅かった」 ▋技能解説 〈精神分析〉この秘匿内容は要るでしょ！精神操作の意味合いが強いです。 〈追跡〉ナビゲートが特徴表で潰れたので低めにしておきました。ナビゲート1%の刑事が追跡万能なワケあるか。 〈電子工学〉電子工学持ってる無骨な男探索者が好きだから取りました。 [イメージソング] ♪Wake Up and Dream/暁Records

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