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引っ込み思案で背が高いことがコンプレックスな若手の雑誌編集者。 姉妹で制作した記事が雑誌ジャーナリズム賞を受賞したこともあり、編集者としての腕は確か。 しかし、自分からがつがつ仕事を取りに行かないためまだまだ無名の編集者である。 学生時代は背が高いことからバレー部に勧誘されるも、パソコンを打つための指を守るため避け続けていた。 家庭的な料理を作るのが得意で、得意料理は煮物。 面倒見がよく、元気一杯な姉がたまに紙などで手を切ったりするため絆創膏を持ち歩いている。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ⬛︎参加セッション　※取得物などネタバレ有 / 閲覧非推奨 　 1.「沼男は誰だ？」スワンプマンENDにより実質ロスト。18.2/12 ◉最終SAN値53 ◉世界中がスワンプマンになった世界線 ◉他の探索者と1対1で行動した場合、他探索者もスワンプマンにしてしまうため実質ロスト。 ⬛︎目星▶︎97ファン / 心理学▶︎100ファン / 図書館▶︎03クリ / 知識▶︎97ファン / 心理学▶︎96ファン / 聞き耳▶︎99ファン / 組み付き▶︎96ファン / 聞き耳▶︎02クリ 杏 仍々。引っ込み思案で受動的だった彼女は、このシナリオで飛躍的な成長を果たす。芯を持った強い子なんだと思い知らされた。 弱いからこそ生まれる強さ。戦えないからこそ出せる答えもある。武器一つ持たず、人の心に寄り添い、その想いごと抱きしめる。 選択にはエゴが伴う。彼女の選択もまた彼女のエゴに過ぎないのだ。それでも彼女は、生きて欲しかった。 誰も失わずに、いつもと変わらない日常に戻りたかった。これが彼女のエゴ。 彼女が突き通したわがままは真実を闇に葬り去ってしまったけれど、その選択に後悔などあるはずもない。 「繋いだ手は二度と離さないから」その約束は今も守られたまま。 同じ空の下で生きる彼に会ったその時は、あの時の選択は貴方らしい選択で思わず納得してしまったこと。 その選択は貴方の優しさだから、自分を責めないでほしいこと。 貴方が生きていてくれたから、私の選んだその道は間違ってなかったんだ、って胸を張って言えること。 それでも、突然いなくなっちゃう貴方は、やっぱり意気地なしで卑怯者だ。貴方を抱きしめてあげることも、叱ってあげることもでなかったのだから。 ぐにゃりと歪んだ視界。はくはくと声にならずに貴方の名を呼ぶ。目頭が熱くなって、胸が締め付けられて。一発ビンタをお見舞いするはずだったのに。 背を向け去ろうとする貴方に駆け寄って思わず抱きしめる。年甲斐もなく子供のように泣いて、力ない拳で貴方の背中を叩くことしかできなかった。 ねぇ、先輩。貴方が忽然と姿を消したあの日、私は気づいてしまったのです。こんなに悲しいのも悔しいのも怒りを覚えるのも。貴方だからなんだってこと。 「先輩。私、先輩のことが＿＿＿＿＿＿＿＿」それを伝えるのはもう数年、先のこと。それまではどうか。箱庭の世界で、おやすみなさい。

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