タグ： 誰がロックを殺すのか？

真田　勝（さなだ　まさる） 25歳　男性 通称マルさん 小さい頃から口下手で、でも伝えたい事や思いは沢山あって、もどかしい思いを抱えながら生きていた。 勝の家は父子家庭で、物心ついた時には母は他界していた。 そんな家庭で母親代わりをしてくれたのが6個上の姉。 友達も中々出来なくて、1人家でボーッとしてた時。姉さんが音楽を俺に教えてくれた。姉さんはいつもギターを片手に外に飛び出していく人で、いつもニコニコしながら音楽を奏でていた。 『まさる、伝えたい事があったら音楽に乗せなさい！音楽でアンタの心を全部曝け出してみなさいっ！きっと自分も知らない自分が見つかるわよ！』 姉さんと一緒にギターを弾いて歌を歌ってセッションして、俺も少しずつ少しずつ周りとの距離を縮める事ができて。俺の中の世界が音楽を中心に色づき始めたんだ。 姉さんは、歌を歌うと母さんが喜んだって話をよく聞かせてくれた。 今思えば、母さんのことを少しも知らない俺に思い出を共有しようとしてくれてたのかな？ 兄妹だから喧嘩も山ほどした、些細なことでお互いムキになって、姉さんは母さんじゃないって言ってしまった。 完全に売り言葉に買い言葉で言っちゃいけないことを言ってしまった。普段は口下手なのにどうしてこういう時は余計な言葉ばかりが出ていくのか… 姉と気まずい日々を過ごして そんなある日、姉さんがガンになった。 余命宣告されもう助からないってときも姉さんは笑ってた。それで次に言うのは 『まさる、一緒に歌おう！』 いっぱいいっぱい、母さんと音楽を紡いだ。ロックはもちろんポップス、ジャズ、クラシック、バラード。 歌ったことのない曲も沢山あって、ミスも多かったけど、それでも姉さんはずっとずっと笑ってた。 『まさる。一緒に歌って。』 ガンは姉さんの体をどんどん蝕んでいって、ギターを持つ手も随分と細くなってしまっていた。 そんな姉さんからの最期の音楽、とても病気とは思えないほどの激しく荒々しいギターのサウンド、心を揺さぶられる歌声。 【今をやめない　味わいつくして笑おう　笑ってやろうぜ】 俺も、父さんも涙が溢れて止まらなかった。声が張り裂けるほどがむしゃらに歌って、姉さんも涙でぐしゃぐしゃになりながらずっとずっと歌ってた。 『まさる、これで仲直りだね。』 うん、仲直りだ。姉さん。 最高の音楽をありがとう。 そして、その3日後、姉さんは天国へと旅立った。 姉さんがいなくなった後、俺はプロのミュージシャンを目指し、1人上京した。 父さんは一言『頑張れ』って言ってくれた。口下手なのは父さん似なんだろうな… 音楽は楽しい、勉強すればするほど、その楽しさを実感する。 特に誰かとセッションをする時間が1番心地いい、音楽は心と心を繋いでくれる。 そうだ、バンドを作ってみるのはどうだろう？最高の仲間と最高の音楽を作る事が出来たら、俺も、もっともっと、前進する事が出来るんじゃないかって、そう思ったんだ。 まずはメンバーを集めよう。色んなところに行って、積極的に声をかけてみよう。 「俺と一緒に音楽やらない？」 ※姉さんが最後に歌ってた曲イメージ https://youtu.be/AT2tulhSprE ■HO1 あなたには仲の良かった姉（妹、従姉妹、叔母など、女性の親族ならなんでも構わない）がいた。 彼女もあなた同様にロックが好きで、いつも笑顔を絶やさない明るい女性だった。 しかし、彼女は去年35歳の若さでこの世を去った（死因は任意）。未だにあなたの心の傷は癒えていない。 あなたは、姉（※）が大切にしていた「黒い石のペンダント」を形見として所持している。姉（※）からは、"音響石"というとても珍しい石でできているということを聞いている。闇のように黒いが表面は虹のようにキラリと輝くとても美しい石である。裏には「0801」と文字が彫ってある。 （仲の良かったNPCとの続柄を決めてKPに伝えること） （音響石についてインターネット等で調べたとしても、それらしいものは何もヒットしない） ◻︎HO1 あなたはこのバンドのリーダーを担っている。 メンバーをまとめたりバンドの方針を決めるのはあなたの仕事だ。 ○ギターボーカル（必須技能〈芸術（ギターボーカル）50%以上） 物理学10は逆位相のことのみ振れる https://picrew.me/image_maker/331317/complete?cd=xWbC43aJoT

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