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『EUREKA』　HO1（秘匿情報有） ▼通過前キャラシ ◇ ヴァイオリニストで、幼い頃から演奏会に参加している。 細長い彼の体躯から紡がれる繊細ながらも針のような音色は、 彼の名に準え、一音一音、雨のように降り注ぐと評される。 反対に、天上へ捧ぐ祈りのような演奏とも言われる。 身体が弱くあまり過酷な日程は組めないが、 国外で演奏することもある。 また、最近は演奏のみならずヴァイオリン曲の作曲も手掛けることが明らかになった。 半年ほど前に、秘密裏に創作していたのだという自作曲を何点か発表し、 アルバムも鋭意制作中である旨が発表されている。 ◇ いつか、もうすぐに死んでしまう自分は、その運命を受け入れたいとは決して思っていない。 しかし、運命とは残酷だ。降り注ぐ雨を止めることはできない。 ならばせめて、それは恵の雨に。 今出来ることは、どうかこの悲しみの雨雲が晴れますようにと祈る事だけだ。 半年前に両親が亡くなってから、その想いは強くなる。 自分まで死んでしまえば、弟に残るものは果たしてなんだろうか。 自分のせいで、両親は死んでしまったのかもしれない。 自分は、弟から両親を奪い、その上彼に何も残してやれないのだろうか。 遺書なんかは嫌だ。言葉で縛ってしまうから。 その真意を問うことも、変えようと訴えることも出来なくなるから。 死んでしまえば、もう言葉を伝えることも、抱きしめることもできない。弟に何も与えてやれない。 家族以外の大切な人間が居たとしても、家族からの慈しみというのは唯一無二で何物にも代えがたいものだ。 死んだ後も、街中で、ラジオで、ふとした瞬間に自分の存在を感じてほしい。 自分が居なくなっても、何かを与えてやりたい。 との思いで、制作していた楽曲達を世に贈り出すことに決めた。 その度に思い出すのは自分との楽しい思い出だけであってほしいから、常に笑顔で居る。 でもやっぱり家族と弟を想って作った曲たちだから。 アルバム発表の演奏会を絶対にやるから、聴きに来てほしいな？ ◇ ヴァイオリンを弾いているときは、穏やかに死と向き合う時間。 だが、決して絶望をしているわけではなく、希望も確かに持っている。 その両者が同時に存在しているため、聴き手によってその受け取り方が異なるようである。 車の事故の時、車内でかかっていたのが自身の演奏であったため、 半年前からの演奏には、罪悪感が混じり少々悲壮感や悲痛さを押し出してしまう。 自覚はあるので、最近の演奏にはあまり満足していない。 ◇ ▼通過後（共通） いつもニコニコご愉快お兄さん。弟にも笑顔でいてほしいので。 一人称：俺 誕生日：6月28日 好きな食べ物：オムレツ　洋食が好き 苦手な食べ物：カニ 血液型：A 8E5FF1 後遺症：視覚障害 ▷演奏会でよく演奏してた曲 ブラームス　ヴァイオリン・ソナタ第1番 ≪雨の歌≫ クラウス・グロートの詩『雨の歌』を基にした歌曲のフレーズが使用されている。 雨の歌：Regenlied Op.53-9 (詩：クラウス・グロート） 雨よ降れ、そして私が子供の頃に、 雨が砂の中で泡立つ時に、 その時に見た夢を 再び現わしておくれ！

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