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ジュゼ。語源はGiuseppe（神がくれた子供）、ヨセフ。 Giuse Segreti どこの窓から空を見上げても同じ空だというが、あれは嘘だ。 窓によって、景色は切り取られて、表情を変えていた。 誘拐された当時は2歳。 会話もできるようになっていた頃で、また夢の知識も経て年相応以上に発話も思考もできていたように思う。 そういうところが両親の目にも稀有にうつったのだろうか。 身長が１ｍにも満たない幼児を飾り立てて、特別扱いして、祀り上げて……両親がしていたことをすべて理解していたわけでもないが、そうやって構ってくれたり褒めてくれたりするのは純粋に嬉しかった。 記憶の中の両親の顔はいつも笑っている。ような気がする。 外の写真を見るのが好きだった。色の変わる空の下、知らない場所がたくさんあった。 自分の知っている「外」はあまりにも代わり映えのしない窓の外だったから、もっと色々なところにいってみたかった。 絵本や本の中に見る景色は自分にはあまりにも縁のないものだったから、ずっと夢見ていた。 夢で学ぶものとは違う。この目で見て、この足で立ってみたかった。 それを幼い語彙と情動ですべてあらわせたわけではない。 ただ、外に出てみたい、とこぼした言葉で世界が一転することになった。 「誘拐犯」、もはや実の親以上に自分と傍に居るひと。 実の親以上に実の親らしいひと。両親とノットイコールなのは理解はしているが。 逃げないといけない日々、隠れなければいけない日々、戻れない日々であることも理解している。 それでもただ、外を歩けている今がとてもうれしくて、しあわせだ。 夢で学んださまざまな知識よりも、この4年間自分の足で歩いた経験がなによりも色鮮やかだった。 そこには普通があった。自分の知らなかった、普通という日常が。 逃げ隠れする毎日だって到底普通でないことくらいはわかっているが、神の子だとかいって祀り上げられるより、ただ子ども扱いされているほうがずっとずっと心地が良くて安心した。 両親にも、こういう目で見てほしかったのだ。自分の親は彼らであって、かみさまだとかいうしらないひとではないのだから。 だけれどあの場所では自分は神の子、だった。 純粋に家族の、こどもとしてよりも、教団の、神の子として扱われている時間の方が長かったのかもしれない。 大切にはしてもらった、と、思う。しかし到底普通の子にはなれなかった。ありていに言えば、寂しかったのだろう。 ただの、他のこどもと変わりない扱いを受けてみたかった。とはいえ、逃げてくる前はそもそもその普通の基準さえ、あまり理解していなかったのだけれど。 この4年は、ほんとうにすてきな毎日だった。危ないことはわかっている。そんな危険に巻き込んでしまっている、ということもわかっている。 だけど、今更帰るということもできないし、したくもない。せっかく目にして、手にできそうな自由を、手放したくない。 それは自分ひとりの力では到底かないそうもない。だから、こうして甘んじてついていくことしかできないのだ。 そんな立場として、相手には申し訳ないような気持もありつつ、その不安をかき消すように楽しんでいるところもある。……のかもしれない。 好きなご飯はペンネのスープパスタ。 ▼2015特徴 3-7　俊敏 →＜回避＞の基本成功率　DEX*5 1-8　幸運のお守り →持っている限りPOW+1（SANは変動なし・初期65） →ロザリオ　宗派が違うとかは気にしない・貰い物とか、ひろいもの。 ▼2015宗教家ベース（EDU*20） ・選択：＜信用＞ ・経理→隠れる　 　教団に居た時も経理関係はしていないだろうのと、4年の経験 ・心理学→目星 　推察と計算と推測よりは目で見たものから判断しているイメージです。 ▼興味P ・回避　状況把握からの瞬発力 ・ナイフ　料理を手伝おうとしてみたりしている　うまくは作れない ・跳躍　背が低い ・写真術　趣味 ・天文学　星空が好き　どこかで誰かが海と宇宙はつながっているといっていた 花餐症 / 楽園市街　https://www.youtube.com/watch?v=em_trOVaOTk HO1　-Samael- 貴方は幼いころから海の夢を見る。だからだろうか、海に呼ばれているような気がするのは。 また夢の中で自身は見たこともないような場所や聞いたこともない知識を知っていた。 どこで覚えたのかはわからないがその夢を通していろんなことを学び、子供では普通は知らないだろうことを知っている。 貴方はひどく聡明だ。だからこそ両親にも神の子として祭り上げられたのだろうか..... 歪んだ家庭ではあったが両親は自分のことをとても愛してくれたようには思う。それが本当に愛なのかはわかっていない。 また生まれつき胸に大きな傷がある。貴方はEDUが25あり＜知識技能に+20＞ 4年前＜HO2＞によって誘拐された過去を持つ。外にほとんど出たことがなかったため外の話を語る＜HO2＞に対して「外に出てみたい」と話したことがきかっけだったように思える。＜HO2＞が自分のために危険を冒しているのだとうすうす察しているだろう。 けれど共に過ごす時間を失いたくないと思ってか、それとも自由になれるチャンスだったためなのか離れられずにいた。 貴方は普通の大人になって外の世界で生きていきたいと思っている。 ──────────────────────── 「AE」 現代日本/シティ/2人固定 推奨技能 　：三代探索技能 準推奨技能 ：隠れる/回避 プレイ時間 ：4～11時間 新規限定/HOにより特殊な設定が生まれる可能性有 ロスト/後遺症の可能性大/途中ロストの可能性有 理不尽な要素が多く含まれる 人を選ぶ内容であり探索者が精神的にも肉体的にも傷つけられる描写があります。 出自や逃亡のために犯罪行為を強制させられるシーンがある。 【共通HO】 2017年にあなたたちはある宗教組織から逃げている。 2021年―――4年たった現在でも逃走中でありイタリアのミラノに潜伏してる。 あなた方がいた教団はイタリアに存在するカルト組織。 規模はそれなりに大きい。 政治家や警官にも根回しが効くため簡単に人を頼ることができない。 一般的には「Makarios」（マカリオス）と呼ばれていた。神の恩恵を意味するギリシャ語だ。 シナリオは2021年の7月から始まる。

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