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八鶴夕夜 ステータス siz12 str11 con13 dex17 app13 int13 pow16 edu15 状態 hp13 mp16 san71 技能 拳84 木刀99 回避99 目星62 聞き耳72 説得62 忍び歩き82 登攀83 跳躍91 芸術（剣舞）99 クトゥルフ神話25 ……… 「…アリィ…見てるかい…？ 君が守ったこの世界は… とても…綺麗だよ…」 ……… 概要 千葉県富津市の市長。 元探索者。旅の剣舞士として放浪していたところアーティファクト回収のために日本に訪れた魔術師の少女アリーナと出会い、彼女と共に各地を旅して回りながら多くの事件解決に貢献して来た。 探索者として最後に挑んだ事件で深きものどもと銀の黄昏教団の連合軍が引き起こしたルルイエの浮上を止めるために、アリーナの指示で行われた封印の儀式の完遂を補助、妨害のために乗り込んで来たダゴンとの一騎打ちで見事これを退ける。その後儀式は無事に完遂されるが、実はこの儀式はアリーナの命と引き換えに行われるもので、彼はそれを知らされていなかった。息を引き取った彼女と遺言書を見て、本当に大切なものを守れなかった後悔から一時的に酷く病んでしまう。 精神を病んで以降は、アリーナと同じく共に旅をして来たアリーナの姉、アナスタシアがつきっきりで彼を介抱し、それから1年後にようやく精神を回復し、さらに1年後にはアナスタシアと結婚することになった。しかし、アリーナを失った悲しみは完全には癒えておらず、この頃から探索者時代の朗らかさがどこか欠けている。そしてそれと同時に、アリーナが命をかけて守ったこの世界を神話的脅威から守り抜こうと決意する。 所帯を持ったために安定した職を探した結果、過去の探索で共に戦った暴力団幹部の紹介で富津市市役所内の草（一般社会に紛れ込む暴力団の内通者）に任命される。 過去に多くの町を回って来た経験を活かして防犯対策の徹底に貢献、パトロール中に不審者や空き巣を複数名捕獲する、市が管理する道場で鍛えた子供達の多くが大会で優秀な成績を収めるといった功績を挙げて市全体から評価される。その功績のために市役所勤めになってから僅か数年で交通安全課課長に任命され、そこからさらに数年後には市長選挙で彼を尊敬する人々に勝手に名前を使われ、選挙活動を一切していないのにも関わらず市長にまで上り詰めていた。 市長になってからは本格的に対神話生物機関の構成に着手、過去に神話生物によって手痛い被害を受けた地元の暴力団と警察達の間に協力体制を作らせる。 現在は仕事の片手間に市長と富津組（彼を草に雇った暴力団）と警察、計３つの組織の情報を用いて犯罪や神話的脅威による事件の発生を防ぐ、あるいは危険要素の排除のために上記の組織を指揮しながら暗躍している。 日々仕事、もとい神話的脅威の処分のために家を長く空けているため、妻のアナスタシアと娘の月夜とは殆どコミュニケーションが取れずにいた。アナスタシアは彼の仕事の重要性と彼の心中を察していたため何の不満も持っていなかったが、月夜からは嫌われるようになってしまう。 性格 朗らかな享楽主義者だった青年時代の面影はすっかり消えてしまい、物静かな男性になった。その姿はどことなく、かつて彼を支えたアリーナを思わせる部分がある。 心が削れて朗らかさが無くなってしまったために人付き合いが苦手になってしまったがその分冷静な判断が出来るようになった。ちなみに、人付き合いは苦手になったがなにも人が嫌いになった訳ではなく、周りの人々もそれをよく分かっているため、彼の友好関係に変化はなかった。 一時は精神的に病んだものの、精神力の高さは健在。度々亡くなったアリーナを蘇らせるという条件を突き付けて彼に協力を仰ぐ狂信者達が現れるが彼はその全てを斬り伏せ、彼らの計画を完膚なきまでに叩き潰している。その行為には怒りがなく、ただ人類の害になる悪意を潰しているだけなので、怒りに突き込まれることもない。 戦闘能力 天賦の剣の才に加え、数多の修羅場を潜り抜けた経験もあって、武力の面では既に完成された領域にまで到達している。探索者時代から得意だった防御主体の柔の剣に加えて、神話生物を叩き斬るための剛の剣の心得も会得した。 また、魔術の面でも研鑽を積み、過去に覚えた強化、ヴールの印、炎の外套、計3つの強化魔術のみの完成度を強化して、その３つの魔術を極めている。 戦闘においては剣舞士時代に鍛えた身軽さを活かした剣術と上記の強化魔術を併用し人間の域を超越した機動力による白兵戦で神話生物をも圧倒する。 純粋な戦闘能力の成長に加えて、従来の直感と戦いで得た経験を活かした集団指揮の才能も開花しており、大規模戦闘では暴力団員と警官に的確な指示を飛ばして神話生物を一方的に殲滅する。 固有技能 『木刀』 木刀などを用いるための技能。 木刀以外にも儀式や剣舞に用いる類の剣を用いるためにも使用可能。 下記の零銘剣や儀式用のような軽量刀剣は片手で扱うことが出来る。 『芸術（剣舞）』 剣舞を行う際に用いる技能。 本来は舞踏のための技術だったが度重なる神話的脅威との死闘を剣舞の動きを用いて勝ち抜いたことと、剣舞を完成させるために多くの武道家の動きを参考にしたこともあって、彼の剣舞そのものが戦闘特化することになった。 戦闘中には以下の型（武道でいうところの技）が使える。 『落葉剣』 ・刀剣による攻撃の際、剣舞技能を同時に振って発動。 ・筋力dbを一段階上昇させる（0→1d4） ・状況に応じて忍び歩きや跳躍を同時に用いることでdb +1。 ・本来は舞い散る落葉を連想させるための舞の動作だったが、緩急の激しい刃の加速が一撃の威力を高めるため、攻撃用の動作に転用された。 『柳流し』 ・刀剣受け流し、または回避の際、刀剣技能を振って発動。 ・受け流しで生じる刀剣へのダメージを最低値にする。 ・同じターンに攻撃行動と回避行動を同時に行うことが出来る。 ・本来は風にしなる柳を連想させるための舞の動作だったが、その動きは柔の剣に通じる部分があり、防御用の動作に転用された。 『剛神木』 ・受け流しとは別に武器による防御行動を行う。 ・防御成功後通常とは別にカウンター攻撃を行える。 ・このカウンター攻撃に対して相手は本来の回避、受け流しとは別に回避、受け流し、敏捷×5の値で防御行動を取れる。 ・探索者としての戦いを終えた後に夕夜が生み出した型。本来彼が得意とする柔の剣の動きに剛の剣の技を組み込んだ攻防一体の構え。 魔術 『怪力』 ・魔力消費1d3 ・正気度消費1（練度向上により0）。 ・効果、6ターンの間strの値を倍にする。 ・肉体のポテンシャルを限界まで引き出す強化系魔術の基礎。 ・夕夜はこの魔術と落葉剣の型を併用することで2d6の筋力dbという人外じみた威力の剣戟を繰り出す。 ・極限まで使用練度を高めた結果、夕夜は無詠唱でこの魔術を使えるようになった。 『ヴールの印』 ・消費魔力1 ・正気度喪失1（練度向上により0） ・効果、魔術の成功率5%上昇、不可視の物体、生体の可視化。 ・魔術使用と視覚拡張を補助する強化魔術の一種。 ・本来ならば片手で印を結ぶ必要があるが、夕夜は魔術補助に用いる力を視覚拡張につぎ込むことで、限定的に印を結ばないで可視化の力が使えるようになった。 『炎の外套』 ・魔力消費1d12 ・正気度喪失1d3（練度向上により0） ・効果、4d4ターンの間dexの値を倍にする、武器により受けるダメージを最低値に抑える、体術による攻撃に1d8のdbを追加する。 ・攻撃力、防御力、機動力の３つを同時に強化出来る、上級強化魔術。その名の通り炎で出来た衣を作り出すため、錬成系統の魔術でもある ・夕夜が用いる炎の外套は従来の外套型とは異なり、左肩側だけを保護するマント型という独特の形状をしている。これは彼が数多の敵と斬り結んだ経験から、炎の消耗を最低限に抑え、かつ汎用性を失わない独自の形状を考えた結果編み出した形状変化である。本来全身を覆う鎧の外套を左肩側のみに凝縮することで編み出した従来よりも強固な盾、マントに収まり切らない炎を血管の活性化に用いた擬似的な加速装置、そして、炎から生じる熱を零銘剣に纏う超高熱の刃の３つの武器に加えて、夕夜自身の卓越した剣技を用いて白兵戦に挑まれた場合、物理的な隙を見出すのはほぼ不可能であろう。 ・上記の独特の形状のために『炎刃公』、『片翼の剣士』などの仇名がついた。 アーティファクト 『零銘剣』 分類、擬似アーティファクト アリーナが彼の持っていた木刀を改良して生み出した擬似アーティファクト、百銘剣をさらに改良した一振り。 神木の刀身を魔力投与された黒いチタン合金で補強、持ち手を強化ゴム製グリップで保護しており、外見が白から黒へ大幅に変化した。神木の魔力に加えてチタンに付与された魔力によって物理的な破壊力、耐久力が強化され、金属素材になったことで刃に炎の外套の力を安定して宿すことが出来るようになった（神木のままだと魔力の炎の操作が不安定だった）。炎の外套の力を宿した刃は刀身の刃部分に熱が集中し、超高熱の刃となって本物の刀以上の切れ味と破壊力を発揮する。 『アマテラスの末裔』 古代日本の支配者アマテラスの意識は現在も尚ドリームランドに健在で、遠い子孫である夕夜の意識も彼女の駒として支配される恐れがある。 しかし彼が行なっているアーティファクト回収に次いで対神話生物の取り組みの本格化がいよいよ彼女にとって好ましいものとなり、また、彼に指揮者の才覚が芽生えたことを大きな成長として喜んでいるため、今のところ意識を無理矢理奪われる恐れはない。 相変わらず彼のことを溺愛しており、その溺愛っぷりには配下の黒蜥蜴ですら呆れる程。 メリットとしては、動物に好かれる特徴が旧支配者の領域まで強化されており、並大抵の野生動物を気迫だけで手懐けることが出来るようになっている。 デメリットはいつでも精神支配される恐れがあるという状況だが、逆に他の精神支配を受ける心配がないというメリットでもある。

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