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かがら みつる 世界に名を轟かせる加賀良グループの御曹司。 当主である父が早々に位を譲ったため、若くしてかなりの実権をその手にしてしまった。 基本的に敬語喋りで外面が良い。 大量の数字を捌くことには慣れてきたが本来は文系。ひとりの時間はゆったりと本を読むことが好き。 幼い頃読んだ児童文学で「人には必ず自分だけの"神様"があらわれる」という一文をずっと信じており、我ながら子どもっぽいと思いながらも「いつか神様が現れないか」と心の奥底では願っていた。 ある日、連続した業務の中で寝不足が続き、気晴らしのために夜中に橋まで出歩いた日のこと。 ふと夜空を見上げると流れ星が瞬いた。ああ、今日は流星群だったか。 ふいに「神様があらわれますように」という願いを懸けた。ただの気まぐれだった。 すると、ふいに背後から腕をつかまれた。ふりかえると焦った様子のPC1がいた。 どうやら僕が橋から落ちて自殺すると思ったらしい。滑稽な話だが、そんなことは気にならなかった。 頭上の流星群などより、目の前のこの男が、何よりもまぶしく輝いて見えた。 ああ、神様。彼は僕の神様だ。 ----------------------- ■ウェルメイド・プレイと運命劇場（生還）……北瀬、加賀良 ----------------------- 【AF】 和室に転がっていた二本のナイフ。柄に繊細な花の彫刻が施されている。何故か非常に切れ味が悪く普通のナイフとして使うことは出来ない。 このナイフを持っている限り、あなたたちは『神格の退散』の呪文の成功率に+5の補正が常につく。 ただしあなたたちが同じセッションに参加しておりなおかつ一時的発狂をした場合、PC1の発狂内容は『自分の喉が切り裂かれている気がする（妄想）』になりPC2の発狂内容は『PC1を自分の神様にするために殺害したくなる（PC1への殺人癖）』に固定される。 自身で運命を選んだその証。

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