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【所持呪文】ショゴスの招来/従属、不動金縛りの法、護符の作製 ・あなたはこっくりさんについて詳しい ・あなたの家は忍野アリナと隣家である ・あなたは不定の狂気(健忘症)を患っていた ・あなたは日記を毎日つける習慣がある ・あなたはおキツネさまに聞き覚えがある 「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……俺が悪いんだ、俺が、本当は全部分かっていたのに、それなのに俺は」 「絶え間無く感じ続ける苦痛は恐ろしいものだったなぁ、死なない限り解放されないんだと思ってたぜ。だからあらゆる怪異に縋ったんだ。人に、物に、偶像に、神に……そして、やっと自分を救ってくれるものに出逢えたんだ。なぁ、こっくりさん」 「俺がいない方がよかったなんて、今更気付かなくてもよかっただろ？何もかもが変わったならな？お前らを傷付けずに済んだのか？誰も苦しまなくてよかったのか？結局、俺が馬鹿だったんだけどさぁ。それなら俺は、こんな辛い思いをしなくてもよかったのか？」 「…………俺は、何がしたかったんだろうな？」 （秋原高校オカルト部に居座る帰宅部。ひょうひょうとして捉えどころのない性格だった。探索者達とは昔から腐れ縁的に仲が良い。仲良し５人組の中心人物で、物好きな先導者。何を考えてるかわからないが、突然心を見透かすような深いことを言ったりもする。どこまで本当かよくわからないけどまぁいい奴。） ４年前に親友達と神社の祠を探索していた際に、ワルイモノに襲われた親友の枝夢が世界から消失した。枝夢の本来の姿は天津の白狐に封印されていた国津の黒狐の一尾だったため、人間として過ごしていた間の周囲の記憶は完全に消えてしまうはずだった。しかし朱鳥の心の奥底にあった「親友のことを忘れたくない」という願いから、親友達の間では枝夢の記憶が消されることは無かった。常人よりずっと人の心に敏感だった朱鳥は現実に耐えられなくなり、学校に通わず引き篭もる様になる。親友達を先導していたのはいつも自分だったからと、誰よりも自分を責め続ける毎日を送っていた。逃避するためにひたすらに古文書を読み漁り、歴史を学ぶ。その理由を、朱鳥自身忘れてしまっていたけれど。そうして高校に通う日には、いつしか健忘症を患っていた。朱鳥の中では枝夢の居なくなった四年前から時間が止まっており、繰り返す毎日の記憶を忘却し続けていた。自分自身のことすら分からなくなったが、それでも親友達に話しかけた。上辺だけの関係が続き、少しずつ心が離れていくことにすら気付けずに。オカルトが好きで、特に自分自身でも知り得ない自分のことを教えてくれる降霊術に依存していた。枝夢が消失したことを認めてしまうことを無意識に拒み、超自然現象だけは絶対に信じていなかったけれど。自身の願いも分からないまま、昏睡事件の原因であるおキツネさまの儀式をしようと言い出した人物でもある。 ⇒狂気を患いつつも高校に通学している間、一度交通事故で入院している。その間に見ていた夢の中で、秋原高校ではない他の高校で学園生活を送っていた。その高校で行方不明事件が発生し、自分が原因で親しい友人を失ってしまう。事件の真相を突き止めようと乗り出し、事実に辿り着いた結果、今居る世界が生と死の狭間であると気付く。逸早く真実を知った朱鳥は友人達にもそのことを伝えようと奮闘するが、その際に夢の中の世界を創造する「紺」と名乗る一人の少女に出逢った。どうやら紺は自分と似た未来を辿った末に、この世界で生きることも死ぬことも出来なくなったらしい。詳細を聞こうとたくさんの質問をぶつけるが返答されることは無く、そのまま紺に「お帰りなさい」と告げられ、現実世界で目を覚ました。【オフセ】（紺の正体は恐らくオフセの学生→社会人CoCの際に探索者として活躍していた紺野 希(コンノ ノゾミ)。彼女も「おキツネさま」他数セッションを経た末に、親友達の幸福を願い死亡した。） 現実を受け止め狂気から覚めた今では、本来の猫被りな性格に戻っている。昏睡事件が起きる前までは何をしても上の空で、無理に明るく振舞うことから空っぽで捉えどころの無い奴だと思われていた。非常に世渡りが上手く、八方美人。表向きは誰に対しても『いい奴』だが、本性は狡猾でプライドが高く周囲を小馬鹿にしている。素の荒い言葉遣いで反応したなら、それは愛情の裏返し。 ⇒しかし本心を表に出せない臆病な自分を殺したい程に憎んでおり、所謂自己嫌悪の塊の様な人間。現実から目を逸らし続けて親友達を事件に巻き込んでしまったことから、自分は許されるべき人間では無いと考えている。 親から告げられる「女の子が良かったのに」という自身ではどうすることも出来ない言葉に、自分とは違って両親から溺愛され幸せそうに育つ妹の姿。自分が先導しなければ枝夢は幸せなままであったし、自分が願わなければ親友達が罪の意識に囚われる事も無かった。儀式をしようと言い出さなければ親友達を昏睡事件に巻き込むことも無かったし、真実に辿り着いた段階で親友に相談すれば四之宮が死ぬことも無かった。 そう、自分さえ居なければ。そんな内に秘め込んだ想いが爆発する日は、そう遠くないはずだ。 【継続シナリオ】七味卓第一幕「おキツネさま」→オフセ「希」→［呪文修得：ショゴスの招来/従属］→オフセ「温泉旅行の怪」［呪文修得：不動金縛りの法、護符の作製］→七味卓第二幕「こっくりさん」→七味卓第三幕「※※」

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