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聖之宮 マリア（ひじりのみや Maria） 職業：中学生？（ミュージシャンベース） 「こん、にちは、……あの……わたしに何かご用ですか……？」 「ご、ごめんなさい、ごめんなさい、わたしが悪いんです、だから、……みんなに、いたいこと、しないで……！」 ぼろぼろの白いワンピースを纏った、実年齢を聞けば栄養失調状態に思えるほど背丈の低い痩せた少女。 対話をしようとすると、どこか虚ろな瞳で相手を見ることが多い。 ピアノが好きで、特に双子の兄と一緒にピアノを弾くのが大好きだった。 唯一彼女に与えられた大きなグランドピアノを弾き続けることが彼女の楽しみだった。 否、彼女のピアノは「彼ら」の楽しみでもあった。 ──彼女は死亡する前に誘拐されている。気の狂った金持ちの夫妻が誘拐犯。 その屋敷には他にも見知らぬ少年少女が何人も誘拐され、虐待──否、もはや奇妙な儀式のようなもの──を受けていた。 後にとある放火事件により、マリアを含む少年少女達ごと、犯人の夫妻も死亡している。 偶然にもピアノのある部屋を与えられたマリアは、共に攫われた少年少女のために、死ぬまでピアノを弾き続けた。 目撃者いわく、火災の間も、ずっとピアノの音が聞こえていたという。 マリアを含む少年少女は栄養不足がひどく、骨すら残らなかったという。 そのため元の家族であり唯一の肉親である兄のもとに遺体が帰ることはなく、行方不明のままとして扱われている。 死亡した年齢は15才。誘拐当時は8歳だった。 生きていれば27才。 とあることがらでその生を取り戻し、現在は引き取り手もあり、元気に過ごしている。 けれど不安があり、実の兄には会いに行っていない。 -------------------------------------------------------------- 5-9【ド根性】 根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5％。 3-7【俊敏】 どんな時でも、鋭く素早く状況を把握できる。〈回避〉の基本成功率は、通常の［DEX×2］ではなく［DEX×5］である。

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