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『VOID』HO3 刑事 一人称は「ボク」、二人称は「キミ」「○○クン」。 一言で言うと「不思議ちゃん」。旧式の制服をだらしない着方で身につけ、相棒のアンドロイドのことを「お姉ちゃん」と呼び、神出鬼没で気付くと背後に立っている。ただし何故か署内外問わず顔が広く、刑事として周囲から信頼されている人物。 また、彼女の変わらない容姿は署内七不思議の一つとも噂され、署内ではコアなファンもついている。 一年ほど前に両腕に大怪我を負った際の後遺症が残っており、いくらか筋力が落ちた。 「ボクは千曲川裁旗。よろしく頼むよ、新人クン」 「お姉ちゃんこれ持って！　ボク重いの持てないよ」 「製造ナンバーXXXX、千曲川愛子。起動せよ。さーてとっ！　頼むよ、ボクのバディ」 --------------- 【カラーコード】 #c5363d --------------- 【以下、HO秘匿内容含む設定】 一人称は「オレ」、二人称は「アンタ」「お前」。 「千曲川 裁旗」という人間そのものが演技。神出鬼没の不思議ちゃんも、お姉ちゃんに甘えたがりの妹も、全部が虚像である。 実際の彼女はいわゆるヤンキー気質で乱暴な口調の人間。愉しいことと喧嘩が大好き。10年前以上の彼女を知る人間はまるで中身が入れ替えられたようだと評するだろう。 素の自分とかけ離れた性格の人間を演じているのは周囲に溶け込みつつ、どこか一線引いた立ち位置を保つため。「黒瀨 裁旗」は今でも例の事件を再調査する機会を虎視眈々と狙っている。親友の妹であり、心から愛している人を見つけ出すために。 「黒瀨」は母方の旧姓。「瀬」ではなく「瀨」。本人は割とこだわる。 白瀬とのファーストコンタクトは「お前、髪も苗字も白くね？　オレとお揃いじゃん！」 白瀬恭雅とは13年前、警察学校で出会った。親友というよりかは悪友。破天荒な黒瀨がとんでもないことをやらかすのを生真面目な白瀬が慌てて止めるという構図が当時から出来上がっていた。人呼んで「問題児の白黒瀬」。警察学校を卒業した後もこの不名誉な通り名で名が知れていた名物コンビ。白瀬は不服そうにしていた。 白瀬心に恋をしている。両想い。 好きになったのは心の方が先で、さりげなくも積極的なアピールの末、黒瀨が根負けする形となり事件の数ヶ月前に想いを伝え合った。その際に黒瀨の方から「心ちゃんが20歳になるまでキスもデートもしない」という約束をする。心が20歳になったら交際を始め、ゆくゆくは結婚する予定だった｡（VOIDって時間軸が未来だし同性婚できそうですよね） 白瀬には「絶対ぶっ殺されるな……」と思いつつ、今日こそ言おう言おうとはしていた。ちなみに白瀬は黒瀨と会わせたその日に妹から恋愛相談を受けていたため、いつでも相棒をグーで殴る準備は出来ていた。 身につけているぶかぶかの旧式の制服は白瀬のもの。「絶対に事件を解決する」という彼の意志を引き継ぐという意味がある。着る度に、アイツマジで図体でけぇな……とムカついているのは秘密。 産まれる前にお腹の中で亡くなった兄（姉）がいる。男だったら「守」、女だったら「愛子」と付けられる筈だったらしい。「千曲川 裁旗」を演じ続けるのに少し疲れ気味だった彼女は、廃品置き場に倒れていた一体の旧型アンドロイドにこの名を付けた。 「お姉ちゃん」であり「相棒」。そんな彼女の隣に今日も彼女は立っている。 「ボクは千曲川……いや、オレは黒瀨裁旗。白瀬恭雅の同期であり元バディだ」 「ま、アイツの相棒はオレだけってことだ！　ああいや、オレの相棒は白瀬と、あともう一人いるけどな」 「誰がロリコンだ！　20歳になったら付き合う約束してたくらいだよ。……ハァ！？　高校生とキスする訳ねぇだろ馬鹿野郎！！」 「オレはあの事件の真相を暴いて、心ちゃんを見つけ出す。あーそれと、あのアホにちょっとした説教もしなくちゃな」 【白瀬を巻き込んでやった愉快なことリスト】 ・警察学校の鬼教官のカツラ疑惑を暴く ・校舎内の全ての扉に黒板消しトラップを仕掛ける ・初代校長の胸像をフリルとレースで飾り付ける ・体罰を行う教師を偽幽霊騒ぎで懲らしめる ・校舎をハロウィン仕様に大改造する（クリスマスのときもやった）

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