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アルべリク・ジラール(Albéric Girard) エアロポスタル社で働く郵便飛行士(通信士)。 酒と音楽が大好きで、仕事終わりに行きつけの酒場に行って酒を飲みながらジャズを聴くのが楽しみ。 両親共に戦争で死別しており、現在は5歳年の離れた妹と二人で暮らしている。 家族仲は悪くなかった。今も妹と一緒にいられるのは幸せなことだと思っているが、このままだと老後の世話までさせそうで心配だなぁと思っている。 父は空軍の通信士で、操縦士を支えることができるこの仕事に誇りを持っていた。 空にはお前の知らない景色や音がたくさんあると言われて育った。 アルべリク自身は、本当はジャズドラマーになりたかったがプロになれるほどの力量はなかった。それなら親父の言う空の音とやらを聞いてみたいと思いこの仕事に就いた。 父からモールス信号の打ち方や通信士の話は幼い頃より聞かされていたので、現在の職に着く頃には通信士としてある程度の仕事は把握していた。そのため最初はこの仕事を少し舐めていたところがあったが、実際に飛行機に乗った時はビビって仕事内容を全部忘れた。 現在は仕事にも慣れ、自信もついてきたので調子に乗っているところがある。 たまに電鍵でビートを刻む。 シャンソンよりもジャズが好き。でももっとイカしたノリのいい音楽が聴きたいと思っている。こういうのはアメリカ人とかイギリス人あたりがそのうち確立させてくれるだろ。 セドリック(Cédric) 父は幼い頃から空に憧れを持っていたが控えめな性格だったため、飛行士になる勇気はなかった。 そんな折、友人に「俺が操縦する飛行機をお前が支えろ」と無理やり飛行機乗りの道に引っ張った。 軍に入ってからも友人と二人でバディを組み、最期まで飛行機に乗り続けた。 家族のことは愛していたが、それを表面に出すことはあまりなかった。ただ、空の話をするときだけは子供のような眼差しをすることがあった。 クロエ(Chloé) 母はボルドーの酒造の娘だったが、幼い頃から父のことが好きで、家を飛び出してまでアタックをし続け結婚に漕ぎ着けた。 工場勤務だったが誰よりもよく働き、周りに自然と人が集まってくるような気立のいい、しかし肝の座った人であった。 優しくはあったが本当に悪いことをした時は拳で思い切り殴ってくる。 レティシア(Laëtitia) 妹は靴職人になるのが夢で、現在は靴職人の元で修行中の身。いつか自分で店を出すのが夢。 特別人が苦手というわけではないが、兄と違い華やかな場にはいかず、あまり着飾ることもしない。 兄と一緒に暮らしているのは兄の生活能力が無さすぎるため。しかし面倒を見ることに苦は感じていないので大概。多分一生このままなんだろうなと思っている。 母譲りの拳を持つ。 後遺症『追い風の​祝福』 「追い風の祝福」は天使をイタクァまで届けたことに対する神からの褒美である。 探索者たちは常に追い風に恵まれる。 また、自身の機体でのみ、飛行機事故によっては命を落とすことはなくなり、奇跡的に一命を取り留めるという形で​生還する。

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