タグ： 物語抄

一見年齢よりちょっと大人びた普通の女の子…だが、中身は自分が子供であることを利用しており、養父と祖父母以外の大人のことを内心馬鹿にしている、かわいくない子供。 同年齢の子供と混ざって遊ぶよりも家の中で本を読んだりネットでオカルト話を検索する方が好き。おしゃれなアクセサリーよりも怪しい骨董品に惹かれがち、いわくありげだと尚よい。家族以外の人間関係が断絶気味で、友達はほぼいない。本人もわざわざ自分から仲良くする気はないと距離を取っている。 養父から聞く荒唐無稽な話に対しては『何それ、そんなのあるわけない』といった態度を見せているが、実際はその話を信じている。あの人が自分に嘘つくはずないじゃん。 夢は世に数多あるオカルト・伝承の存在と接触し、それらの存在を世界に知らしめること。そんなもの存在しない、自分には関係ない、と思っている人間が気に食わないらしく、そういったものの前では彼らの常識が通用しないってことを突き付けて、彼らを慌てふためかせてやろうと考えている。邪悪。でもその思考の根っこの半分くらいは養父を馬鹿にする連中の鼻を明かしてやりたいという思いから来ている。隠そうとしているがファザコン。養父大好き。養父が空は本当は赤いんだと言ったら『どう見ても青じゃん』と言いながら、本当の空は赤いものなんだと信じ込むくらいには。本当は離れたくないし、いつか冒険に一緒に行きたい。 宝物は古びた大きな鍵。昔、唯一仲良くしていた近所の子が引っ越していく時にもらったもの。何の鍵なのかは不明だが、それがまたロマンを感じるらしくとても気に入っている。たまに開かない扉とかを見つけると、鍵が合わないか試そうとする。

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