タグ： たからっく [U]

桜庭愛は、ヴァイオリンと魔術師のことが大好きな、可愛らしい少女だ。 彼女の信じ難き正体とおぞましき来歴に目を瞑れば。 【簡易的なまとめ】 KPは、このキャラクターについて以下を把握できていればよい。 ・ヴァイオリニストである。 ・家族はいない。 ・魔術師を尊敬しており、魔術師を探して友達になりたがっている。 ・行方不明になっている「救世の魔術師様」は父親のような存在であり、再会したいと思っている。 ・22歳ではあるが、12歳の頃から身体が成長しなくなってしまった。 ・目標は「一人前の自立した人間」になることである。 ・発狂した際、SANが0の別人格になり、3つの呪文を習得する（P262 アザトースの招来、P257 ゴルゴロスのボディ・ワープ、P255 記憶を曇らせる）。 ・発狂時、自身に対して「記憶を曇らせる」を使用することで、発狂状態が解除され、元の人格に戻れる。 【概要】 名前：桜庭愛（さくらば-あい） 一人称：私（わたし） 二人称：あなた（魔術師に対しては〇〇様） 好きなもの：ヴァイオリン、魔術師 嫌いなもの：嫉妬の感情 誕生日：4月24日 誕生花：カルセオラリア 「私は、人知れず世界を守った救世の魔術師様に憧れているのですよ！」 アホの子で魔術師のオタク。 ヴァイオリンに関することだけちょっと真面目になる。 救世の魔術師様が世界を守るために尽力する姿を見て以来、強く魔術師に憧れている。 魔術師のことを尊敬していて、基本的には（よほど性悪な人間でない限りは）大好き。 呪文や魔術に対する興味は持っているが、救世の魔術師様から「呪文は危ないから使うな」と言われてきたため、その言いつけを忠実に守っている。 そのため、自分は魔術師にはなれないと思っており、残念に感じているようだ。 彼女は仕事としてヴァイオリニストをやっており、演奏の腕前は12歳の時点でプロをして驚かせるほどのものである。 彼女は、なぜか12歳のころから身体的な成長が止まってしまっている。 身長も体重も、体つきも顔つきも、すべて彼女が12歳の時のままだ。 それ以前の記憶もほとんど思い出せず、彼女自身はこれらの原因について、12歳の時に受けた精神的な傷のせいであると考えている。 【桜庭愛が憧れる救世の魔術師様について】 救世の魔術師様とは、かつて人知れず世界を守った魔術師で、桜庭愛が憧れている人間。 本名は「　　　」という。 痩躯で背筋の伸びた中年の男性で、桜庭愛とは親子のような関係性であった。 桜庭愛にヴァイオリンを教えたのもこの「　　　」である。 「　　　」は、桜庭愛が12歳のとき、人間の教団による「アザトースの招来」の儀式を阻止して世界を救った。 しかし、その出来事の直後に忽然と姿を消してしまい、今でも行方不明のままとなっている。 「　　　」には血縁者がいなかったので、「　　　」の財産は現状すべて桜庭愛のものになっている。 桜庭愛は「　　　」にいつか再会したいと願っており、それまでに娘として恥じない自立した人間になりたいと思っている。 【過去】 桜庭愛は日本で生まれ、家族は両親だけであった。 幼少期、両親とイタリアに滞在していたとき、小規模なテロに巻き込まれて両親が死亡。 他に血縁者がいなかったので天涯孤独の身となったが、現地に居合わせた管弦楽団の人々に保護され、管弦楽団と懇意にしていた教会に預けられた。 当時管弦楽団に所属していたヴァイオリニストの「　　　」は、桜庭愛の身近にいた唯一の日本語話者であったため、自然と身近なことの世話をするようになり、やがて親子のような関係になった。 「　　　」もまた家族を亡くした過去を持っており、ふたりは互いによき理解者となることができた。 このような経緯から、桜庭愛と「　　　」は教会にて新しい家族として暮らし始めた。 「　　　」は不思議な力を持つ呪文を扱うことができ、たまに桜庭愛に見せてくれた。 「　　　」によると、それらは魔術と呼ばれる技術であり、かつて彼自身が人生における目的を達成するために身に付けたものらしい。 どうやら教会内にも同じようなことができる人物が何人かいたようで、彼らは魔術師と呼ばれていた。 桜庭愛は、幼心に彼ら魔術師に対する尊敬の念と憧れを抱いていた。 月日は流れ、桜庭愛が12歳になった頃、「　　　」は桜庭愛にある事実を告げた。 教会が魔術の力を使って秘密裏に世界の破滅を目論んでいること。 そして、そのために「　　　」を利用しようとしていること。 「　　　」は、教会の目論見の実現を防ぐため、ひとり立ち向かうことを決めたようだった。 そして、数日後。 教会が炎に包まれる中、「　　　」は姿を消し、二度と桜庭愛のもとに現れることはなかった。 世界が破滅することこそ終ぞなかったから、おそらく「　　　」が目的を達したのであろうことは桜庭愛にも理解できた。 焼け落ちた教会から「　　　」の死体が発見されなかったのは、桜庭愛にとっては幸運なことであったのかもしれない。 まだ世界のどこかで「　　　」が生きているかもしれないという希望を捨てずにいられるから。 この一件は、桜庭愛の心に深い傷を残した。 ふたたび家族を失い、そして心のよりどころであった教会すらも失ってしまったのだから当然である。 桜庭愛は、精神的なショックからか、これ以前の出来事をほとんど思い出すことができなくなってしまった。 また、おそらくは同じ精神的な原因から、身体的な成長もこの時に止まってしまった。 しかし、このような逆境に立たされてもなお、桜庭愛は「　　　」の勇気ある生き様を誇りに思っていた。 どんなに思い出すことが辛くとも、自分の身を捧げて世界中の人々のために力を尽くした「　　　」が生きた事実は生涯忘れまいと心に決めた。 そして、万が一にも「　　　」が生きていて、いつか自分のもとに戻って来るのであれば……。 その時は娘として胸を張れるよう、早く一人前になろうと決意したのであった。 桜庭愛は、「　　　」の生きた道をたどることに決め、かつて自身を保護してくれた管弦楽団へと迎え入れられることとなった。 それ以来、ヴァイオリニストとして人生を送っている。 あれから10年が経過した現在は「　　　」と自身の生まれ故郷である日本に移り住み、日夜演奏の腕を磨いている。 日本の管弦楽団にも所属しているほか、ソロでの活動も行っており、可愛らしい容姿と確かな演奏の腕前からファンも多い。 また、魔術師に憧れているため、私生活では社会に潜む魔術師たちを探して友達になるべく日夜暗躍している。 【残された謎】 以上の設定から、桜庭愛についていくらか違和感を覚えるかもしれない。 なぜ、12歳の頃からプロ並みの演奏をすることができたのか。 なぜ、過去の出来事をほとんど思い出せないのか。 なぜ、肉体の成長が止まってしまったのか。 そして何より、キャラクターシートにあるステータスの変動、SANの減少、クトゥルフ神話技能の所持は何を意味しているのか。 これらの疑問を解決する答えは、以下のキャラクターシートに用意してある。 https://charasheet.vampire-blood.net/5274937 本物の桜庭愛は、12歳で死んだ。 彼女の正体は、桜庭愛とは全くの別人である。 【発狂の特殊処理】 「この」桜庭愛は、狂気に陥ると失った記憶を取り戻し、呪文を使う以外の行動ができなくなる。 また、失った記憶を取り戻すことで、以下の3つの呪文を一時的に習得する（詳細は上記の別キャラクターシートに記述）。 ・アザトースの招来（大規模な演奏が必要なため使用不可） ・ゴルゴロスのボディ・ワープ ・記憶を曇らせる 狂気に陥った場合、自身に「記憶を曇らせる」をかけ直し、元の状態に戻すことで正気に戻ることができる。 他者が彼女の狂気を治療するためには何らかの手段で記憶を奪う必要があり、通常の方法では治療できない。 【通過シナリオ】 ・エンドロールを攫って 22歳冬、十倉真とともに生還 SAN+12。 ・青に潜る 23歳冬、十倉真とともに生還 SAN+1、クトゥルフ神話技能+4% ・もし、明日がくるなら 23歳春、十倉真とともに生還 SAN+1、クトゥルフ神話技能+1% ・よるにたけなわ 24歳冬、十倉真とともに生還 SAN-6、クトゥルフ神話技能+4%、目星+2%

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ