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Rose・D・Wistaria(ローズ・D・ウィスタリア） （2015 俳優 : 個人的な関心技能/目星/製作【軍事作戦】） 「ほう。私の時間を奪うんだ。それ相応の発言で頼むよ諸君」 私｜貴様。お前。 冷酷。作戦遂行するためになんでも使う。 常に鋭い視線を浮かべているが、巧みな話術と心理学や精神分析(not治療)を駆使することで、人心掌握を得意とした。 B国に慕っている叔父がいる。「狸ジジイ」 【クラティア国】は歴史ある小さな国。貿易や商業で成り立っている国である。 各国の貿易拠点でもあり物の流通も多い国ではあったが、国際社会では珍しく国民の根底には男尊女卑が色濃く残る国だった。 表向きは男女平等を謳っていても、由緒ある家ではやはり家長を務めるのはやはり男性であり、女性は認められない。 そんな中、由緒ある家の末娘に生まれた。 他に兄が2人。父は秀でたものが継ぐといっていたが、上の兄２人は両方とも秀でていたため、自分にお鉢は回ってこないだろうとぼんやり思っていた。 母の英才教育がはじまり、良い結婚のため最初はレディのマナーや嗜みを覚えさせられたが、どこか心の中で女というだけで見下してくる同級生(ぼんぼんたち)や周りを見返してやる一心でなんでも学んできた。(実は同級生から嫌がらせを受けた時は自分の仕業に見せないように倍返してやったので、あまり恨んではない) 他国に行った叔父はよく構ってくれたのですごく懐いた。 男の子に負けるのは嫌だと体術を教えてくれと頼んだら、その日一日中、千切ってはなげ、千切ってはなげられた。(慈悲などない) 体術のほかにもチェスを教えてもらって、これにはすごくハマった。チェスの戦術を何通りも考えるのが好きで、寝る間も惜しんで戦術を書き出していた。 その成果もあり、段々叔父に勝てるようになった。(体術は負けほとんど負け越しだが) ちなみに父親は勉強でわからないところがあるといえば、笑顔で隣に座って観察してきた。そのあともひたすら千切ってはなげ千切ってはなげられている娘を見ながら優雅にお茶を啜っていた。そして、悔しがっている娘の横で笑顔で、頼んでもないのに敗因や駄目な点ばかり並べてきた。おかげでメンタルを鍛えられた。 そんな幼少期を終え、遂に結婚の話が出てきた。 お相手は同じく由緒ある家の子息。一度も会ったことはない。 どんな相手かと見定めてみようと一回会ってみることになった。そこにいたのはどこまでも普通の男だった。特に秀でたわけでもなく、性格ものほほんとしているような、抜けているような、そんな男だった。「お花畑男」 ーーそんな男に絆されるなんて思いもしなかった。 悪名だろうが、この名前を知らしめよう。 これがあの男が生きていたことを、世に残す。

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